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从 ゚∀从二人暮らしのようです(-_-)

71名も無きAAのようです:2016/05/14(土) 08:54:26 ID:BImXu.QU0
从 ゚∀从「もしかして不安? 私みたいなのがヒッキーと付き合っているの」

(-_-)「まぁ、なくはないよね」

私の男もバイトも続かないのはヒッキーに話してある。正直に言っておこうと思ったのだ。
それでヒッキーが不安に感じる事があれば仕方ない。それは私が悪いだろう。

(-_-)「ぼく見た目こんなだし、普段あんまり喋らないし、マンガだけでここまで生きてきたし、女の人と付き合う事もないんだろうなって思ってたんだ」

从 ゚∀从「うん」

(-_-)「だからハインがぼくなんか気に入ってくれて嬉しかったな」

从 ゚∀从「なんだよ急に」

逆に私はヒッキーこそ私で良かったのか、と気になる時もある。これまでヒッキーは女性と巡りあう事もなかったしずっと疎遠だった。
たまたまそんなヒッキーに話しかけたのが私だったし、もはや言い方を変えれば私しかいなかった。
バイト先でもヒッキーと積極的に話している女性はいない。業務的に伝達事項を言うぐらいだ。
ヒッキーには選択肢が私しかなかった。これまで女性の選択肢が一切なかったヒッキーに初めて現れた選択肢が私だった。
まさしく受け入れるようにヒッキーはその選択肢を受け入れたんじゃないだろうか。選択肢が現れたのならば、じゃあという感じで。

初めて手を繋いで初めてキスをして初めてエッチをした。私以外でそれらを得る事はなく比較対象も存在しない。
女性ならば誰でも良かったんじゃないかと思ってしまうのだ。私である必要はなかったんじゃないかと。たまたま私だったんじゃないかと。
でもそんな事を考えだしたらキリがないし、どうして自分を好きになったのか男に訊く女なんてただの重い女だ。

それでも私はヒッキーに何かを与えられているのだろうか。手を繋ぐ、キスをする、エッチをする、それ以外に。
でも結局のところヒッキーには全てが初めてなのだし、比べる対象もないのだし、この関係を断ち切りたいと言い出さないように思える。
与えられたものを何一つ拒まず受け入れて、これでいいよ、そのままでいいよとこの関係は続いていく。
たとえば私がヒッキーのマンガ制作を邪魔しまくったりしない限りは。

(-_-)「でも逆にさ、ぼくからマンガを取ったらハインはもう見向きもしてくれなさそうだよね」

从 ゚∀从「え?」


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