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从 ゚∀从二人暮らしのようです(-_-)
1
:
名も無きAAのようです
:2016/05/07(土) 10:11:46 ID:KbZp5als0
※ハートフル同棲ものですが少しエロがあります
2
:
名も無きAAのようです
:2016/05/07(土) 10:12:05 ID:8lgbZhf20
2ゲット支援
3
:
名も無きAAのようです
:2016/05/07(土) 10:14:21 ID:KbZp5als0
( ^ν^)やり残したことのようですノパ⊿゚)
从 ゚∀从二人暮らしのようです(-_-)
(-@∀@)その顔が見たかったようです川 ゚ -゚)
リハ*゚ー゚リ生きているか死んでいるかの境界線のようです爪'ー`)y‐
(´・_ゝ・`)また出会うようです(゚、゚トソン
4
:
名も無きAAのようです
:2016/05/07(土) 10:19:15 ID:KbZp5als0
( ^ν^)やり残したことのようですノパ⊿゚)
JR常磐線北松戸駅から徒歩2分
鉄筋コンクリート造り 築15年
1K 家賃5.3万円
5
:
名も無きAAのようです
:2016/05/07(土) 10:20:50 ID:KbZp5als0
住んでいるアパートに帰るなり俺が見つけたのは知らない少女だった。
そいつは俺の部屋のドアの前で体育座りをして眠り込んでいた。
どこかの学校の制服を着ていて、それは恐らく中学生のものだ。
全く俺にはその少女にもその制服にも見覚えがない。
しかしそいつは部屋のドアの前で寝ている。
もう秋だし寒かったのか膝を抱いて寝ている。
明らかに来訪者であると考えるのが自然だった。
とりあえず起こしてみなければ何も始まらないだろう。
肩をゆさゆさ揺らしてみる。
( ^ν^)「おい」
ノハ-⊿-)「んん…」
少女が目を覚ます。
俺を訪ねてきたが不在だったので待っている間に眠ってしまったといったところだろうか。
少女は立ち上がり、恐る恐る俺の事を見た。
ノパ⊿゚)「ニュッさん…?」
( ^ν^)「あぁ、そうだけど」
俺は眼鏡をして大きなマスクをしている。
この大きなマスクは俺の標準装備だ。
そうしなければ外も出歩けない。
ノパ⊿゚)「私の事、覚えてる?」
( ^ν^)「いや、全然。 初めて見たが」
ノパ⊿゚)「私、一度ニュッさんに救われてるんだ」
( ^ν^)「あぁ…」
俺は消防士だ。いや、正しくは消防士をやっていた。過去に。
消防車に乗り込み、放水をし、ガラスを割って家に要救助者を探しに行く。
それが俺の仕事で、何人もの命を救ってきた。
6
:
名も無きAAのようです
:2016/05/07(土) 10:26:53 ID:4qu9ploU0
支援
7
:
名も無きAAのようです
:2016/05/07(土) 10:27:18 ID:KbZp5als0
ノパ⊿゚)「二年前、八千代の米本団地で。 一軒から火が出て付近五軒が燃えちゃった」
( ^ν^)「あぁ…そうかそうか、お前あの団地のか。 家が殆どくっついてるもんだからどんどん燃え広がったやつだったな」
救助者一人一人をきちんと覚えてはいない。
それほどに火事というものは頻発するし出動回数も多い。
よほど顔が溶けてしまった者ならば暫く記憶に焼きついたりはする。
しかし、その団地での火事は忘れもしないものだ。
ノパ⊿゚)「うん、そこで私はニュッさんに助けられた」
( ^ν^)「よく俺だと分かったな」
ノパ⊿゚)「退院してから消防署を訪ねたんだ。 でももうニュッさんはいなかった」
( ^ν^)「あぁ、辞めたからな」
ノパ⊿゚)「どうして…」
俺は少し迷う。どうするべきか。
ノパ⊿゚)「どうして辞めちゃったの」
( ^ν^)「その時にしくじったからだよ」
仕方ないだろう。
決意を固めて俺はマスクを外す。
少女が顔を強張らせるのが分かる。
そういう反応には随分と慣れた。
まるで腫れ物に触るような目つきでみんな俺を見る。
しまったといった表情をする。
( ^ν^)「二年前、その団地での火事。 しくじってこの有様さ」
俺の顔の右半分は焼けただれてしまっている。
現場で酷い火傷を負ってしまい皮膚は黒く変色しぶよぶよになってしまった。
自分でもとても気持ち悪いし醜い顔になったと思う。
( ^ν^)「おかげで人生台無しだよ」
8
:
名も無きAAのようです
:2016/05/07(土) 10:29:55 ID:KbZp5als0
俺には婚約者がいた。婚約指輪も買っていた。
そいつが火傷を負った俺を初めて見た時の驚きと嫌悪感の入り混じった顔を忘れる事はないだろう。
一緒に頑張ろう、支えあおうなどとそいつは言ったが間もなくして俺のもとから離れていった。
俺は恐怖心が拭い去れなくなり逃げるように消防士という仕事を辞めた。
崩落して落ちてくる火だるまの天井が目に焼きついて離れない。
今でも時折その夢を見て飛び起きる事がある。
ノハ;゚⊿゚)「…」
少女は黙っていた。言葉を失っているようだった。
俺だって同情してもらいたい訳じゃない。そんな心はとっくに捨てている。
今はこんな顔を極力晒さないよう人目につかないように生きているだけだ。
マスクをしなければ外も歩けない。
( ^ν^)「思い出したよ、思い出した。 お前は火元の隣に住んでいたガキだったな。
確かに俺が助けた。 その次、隣の家でしくじったんだ」
ノハ;゚⊿゚)「わ、私はなんとか一度お礼を言いたかったんだ…」
( ^ν^)「あぁそうだな、ありがとうよ。 でも放っといてくれ」
ノハ;゚⊿゚)「その…」
( ^ν^)「まだ何か?」
ノハ; ⊿ )「いや…」
鼻を鳴らして俺は部屋に入った。わざと音をたてて鍵を閉める。
暫く少女はそこにいる気配があったが服を脱いで着替えている間に帰っていったようだった。
別に少女に悪意がない事なんて分かる。自分が大人げない奴だとも分かっている。
しかしあの日を思い出したくはないのだ。俺は全てを失った。
もう当時の職場との人間とも連絡を取っていない。
そもそもこんな顔では人に会うのも避けている。
同級生との同窓会はおろか親にすら会いたくない。
孤独でいいのだ。
次の日、仕事から帰るとまたそいつは俺の部屋の前で座っていた。
今日は眠っていない。俺の姿を見てぴょんと立ち上がる。
俺は露骨にため息をついた。
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