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食るようです
95
:
名も無きAAのようです
:2015/09/09(水) 22:30:05 ID:n5nLxdoM0
そう宣言して素直さんは一台目の七輪に隙間なくホルモンを並べ始めた。
並べ終えてしまうともう一台の七輪にカルビをテキパキと乗せ、ついでに通気孔の扉も全開に開ける。
その手つきの鮮やかさときたら、僕は思わず見惚れてしまった。
川 ゚ -゚)「焼きあがるまでが暇なんだよ」
と言いつつも手元は常に動いているから僕はそわそわしてしまった。
手伝ったほうがいいのか、それとも手出ししないほうがいいのか。
迷いに迷って結局僕はストックされていた取り皿を二枚用意することしかできなかった。
川 ゚ -゚)「カルビ焼けたぞ、これは上だ。こっちは特上」
網の隅にポイポイと置かれるそれを、箸で拾い集めた。
(-_-)(いっぱいくれるけど素直さんの分はあるのかな)
こっそり見てみるといつの間にか素直さんの取り皿にはカルビがどっさりと乗っていた。
しかも徐々にその量は減っていた。
利き手ではない左手で肉を焼きながら食べていたのである。
色々と見たことのない光景に僕は混乱しつつも一切れ肉を頬張った。
(*-_-)「お、おいしい……!」
噛みしめるごとに肉の旨味と甘辛いタレの味が滲み出て、僕は思わず叫んだ。
川 ゚ -゚)「ならよかった」
短く発せられたその言葉にはどこかよろこびが含まれていた。
ここ最近になって素直さんの声は意外と感情がこもっているのだな、と思うようになった。
ただ表情に変化がないから、分かりにくいだけなのだ。
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