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食るようです
310
:
名も無きAAのようです
:2017/09/25(月) 20:59:26 ID:BMATtBqk0
川 ゚ -゚)「これだ」
分厚い刃を備えた、肉切り包丁。
ずしりとした重みが、素直の手によく馴染んだ。
川 ゚ -゚)「せーのっ」
ダン。
一太刀で、首がごろりと落ちた。
髄液が、とろとろと頚椎より漏れ出した。
蓋から包丁を引き抜いた素直は、指へと髄を馴染ませた。
川 ゚ -゚)「……うん」
髄液は、未だにたらたらと滴っている。
素直はそこへと口付けるようにして、髄液を貪った。
仄かに冷えた、甘い髄液。
果実や砂糖のそれとは違う、複雑にして儚い甘さだ。
塩をかけたわけでもないのに、わずかにだし汁のような味もする。
間違いなく、この瞬間しか味わえない代物であった。
川 ゚ -゚)「…………」
口の周りを拭うと、赤い汁が付着していた。
人体の六割は水で出来ている。
そして血抜きをしても、組織中に含まれている体液全てを絞ることはできない。
出来たとしても、旨味が逃げ出してしまうのは明白である。
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