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食るようです
287
:
名も無きAAのようです
:2017/09/25(月) 20:37:41 ID:BMATtBqk0
川*д川「でも大丈夫だよ、お兄ちゃん」
太ももをなぞる指を、反射的に挟み込もうとする足。
それすらも叶わない状況。
川*д川「今までの事もぜぇーんぶ、謝るって、お母さん言ってたから」
だからお家に帰ろ?
妹は、甘ったるく、語りかけてきた時だった。
川д川「……」
長い前髪の隙間から、貞子は窓を睨みつけた。
(; _ )「なに、」
川д川「……誰か、そこに立ってたの」
ひそと小声を落とし、貞子は立ち上がる。
窓には、障子戸が貼られている。
それをほんの少し開けて見るも、人の気配はないらしい。
しかし、貞子は未だに警戒を緩めていない。
そもそもここは私有地で、親族以外には誰が見たって獣道にしか
見えないような場所を通ってたどり着く、言わば昔ながらの墓地だ。
さらに貞子の開けた窓から察するに、今は真夜中らしい。
こんな時間帯に、人影が見えた。
となると、やっぱり尋常じゃないものを感じる。
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