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川д゚川 糞ったれBAR NEETのようです
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代理
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('、`*川「ガキのアタシにゃ良くわかんなかったけどさ、母親は朝から晩まで働いてたよ」
('、`*川「親戚連中は総スカン。親戚まみれのアタシ達親子なんか疫病神扱いさ」
('、`*川「辛かった。満足に美味い飯も食えないことよりも、周りの子供に貧乏人って馬鹿にされることよりも」
(ー、`*川「オカンの。命を削ってアタシを養ってくれてるオカンの力になれない事が辛かった」チビチビ
ミセ;*゚ー゚)リ「……」
('、`*川「ある日、オカンが倒れた。まあ、毎日ろくに食わず寝ずで働きっぱなしだから当然だけどさ、アタシゃ柄にも無くワンワン泣いたなぁ」
('、`*川「家に帰ってもオカンはいない。周りの人間は同情どころか侮蔑の笑みをぶつけてくる。行く宛てもなく、絶望にまみれフラフラしてた」ゴクゴク
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女友達ワロタ
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ミセ*゚ー゚)リ「……」
('、`*川「……」ゴクゴク
ミセ*ーーー)リ「……どうなったの?」
('、`*川「オカンが退院した後、それまで毎日のように来ていた借金取りが来なくなったんだ。それどこか返済期限も随分と長くなった」
('、`*川「後で聞いたよ。組長さんがアタシ達の借金取り立ててた奴に一声かけてくれたらしくてね。お陰でアタシ達も人並みの生活が出きるようになったんだ」
('、`*川「今は、色々あってアタシはそこそこ金持ち。母親は元気に旅行に行っている。ハッピーエンドってやつさね?」
('、`*川「だけど。それでも、さ?」
(ー、`*川「時々、考えるんだ。もしあの日、あの組長さんと出会ってなかったら……アタシは理不尽な貧しさに、殺されてたのかな? ってさ」
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ミセ;*゚ー゚)リ「じゃあ、アタシを助けたのって……?」
('、`*川「さあ? 人手が欲しかったのは本当だし、ミセリが可愛いと思ったのは本当だからね。結局はただの気紛れなのさ」
('、`*川「ただ、それでも……心のどこかで」ゴクゴク
('―`*川「理不尽な貧しさに、殺されかけている。ミセリを、昔のアタシに重ねていたのかもね……」カランカラン
ミセ;*゚ー゚)リ「ペニサス……さん……」
(ー、`*川「……」
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>>888の跡
('、`*川「そん時に、優しくしてくれたオッサンがいたんだよ。強面で、髭面で、明らかなヤクザもんだったけどね」
ミセ;*゚ー゚)リ「それって……」
('、`*川「そ、今の組長さんだよ。当時は若頭だったけどね。ボロボロの私に見かねて声をかけてくれたのさ」
('、`*川「アタシは嬉しかった。こんなアタシに優しくしてくれる人がいることが、嬉しかった。だからオカンの事や借金のことも全部話した」
('、`*川「したら、そのオッサン。何か少し考え込んだような顔をしてニッコリ笑ってアタシの頭を撫でながら、こう言ったんだ」
('―`*川「『貧乏は、辛ぇよな? それが理不尽なら尚更だ。俺に任せとけ』ってね」
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('∀`*川「っていう設定だったら2時間ドラマの筋書きに使えそうなんすけどねwwwwwwwwww」
ミセ*゚ー゚)リ「」
ミセ*゚ー゚)リ「は?」
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('、`*川「いやぁ、そもそもアタシん家ってもともと裕福だったし、親父は死んでたけど遺産でウハウハだったし」
ミセ*゚ー゚)リ「」
('、`*川「組長と仲良いのは単純に趣味で仲良くなっただけだしぃ? まぁトラが私にペコペコしてんのは美味い飯とか色々奢ってやってるからだしぃ?」
ミセ*゚ー゚)リ「」
('∀`*川「ぶっちゃけアンタを雇ったのもアタシをババア呼ばわりした落ち目の小娘に嫌がらせしたいだけですからwwwwwwwwwwww」
ミセ*゚ー゚)リ「」
ミセ*゚ー゚)リ「」
.
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('∀`*川「ねぇ、どんな気持ちw?」
ミセ# ー )リ))「こっ……この……!!」プルプル
('∀`*川「ねぇ。どんな気持ち? 今どんな気持ちwwwwww?」
ミセ#*゚Д゚)リ「こんの糞ババアがああああああぁぁぁぁぁ!! 誰がこんな店で働いてやるかああああああぁぁぁぁ!!」
('∀`*川「あ、じゃあトラに迎えに来てもらおっか? ちなみにアタシが一声かければアソコの組は組長まで動いてくれちゃうよん?」ニヤニヤ
ミセ;*゚Д゚)リ「ぐっ……」
('∀`*川「散々、肉便器扱いされた後は内臓抜かれて沈められちゃうよん? それでも良いのかしら〜ん?」ニヤニヤ
ミセ#*゚皿゚)リ「グギギギギッ……!」
⊂('、`*川「つ〜訳で」ポンッ
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('∀`*川「い〜っぱいコキ使ってあげるから、これから宜しくね?」ニヤニヤ
ミセ#* ー )リ「こっ……このっ……!!」
ミセ#*;Д;)リ「こんの糞ったれの性根ド腐れババアがあああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
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川д゚川「んぅ?」
ノパ⊿゚)「どうしたんだ、ミルナ?」
川д川「いやぁ……なぁんか誰かにセリフを取られたようなぁ」
ノパ⊿゚)「??」
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【CLOSE】
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おつおつ
しんみりしたかと思ったがそんなことなかった
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おしまいける。
次回は
『貞子ちゃんとハーブリキュール其ノ4』
『アル中野郎とアイラモルト』
『ジョジョヲタと紅茶リキュール』
『百合カップルとジンベースカクテル』
『面白黒人とフルーツカクテル』
『男子会とバーボン其ノ3』
のどれか。
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く、糞ったれだwww
ぶれない糞ったれだwwwww
貞子ちゃんで
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>>876の後
ミセ#*゚Д゚)リ「ちょっと!! そこのアンタらは何を仲良く談笑してんのよこのヤクザどもがああああぁぁぁぁ!!」
(#=゚д゚)「喧しいぞゴルァ!! それから伊藤の姐御はカタギの人間だぞ!! 割とギリギリなグレーゾーンで辛うじてカタギだぞゴルァ!?」
('、`*川「おいこら、ヤクザこら」
ミセ#*゚ー゚)リ「ふんっ!! アンタみたいなヤクザもんと仲良くしてる時点でどんな人間かだなんてたかが知れてるわよ!!」
('、`*;川「まぁ、我ながら全うな人間だとはアタシも思っちゃいないしねぇ? つうかお嬢ちゃん煩いよ…… 」
ミセ#*゚Д゚)リ「こっちの問題に勝手に首突っ込んでくるアンタの方が煩いわよこのババア!!」
('、`*川「おぅふ」グサッ
(;=゚д゚)そ「ばっ!? テメェ姐御に向かって何て口を!?」
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ハーブリキュール好きだから読みたいな
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乙
ひょっとしたらと思ってたオチが当たってワロタ
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ちくしょうまた騙された
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まさかミセリ出てくるとはな。最近読み返しておいて良かった
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乙!
フルーツカクテル美味そうだなー
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本日の夕方に
『貞子ちゃんとハーブリキュール其ノ4』
投下。
ストーリーと関係無い話って本当に書いてて楽しい。
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( ―∀―)「ぅん?……」
( ―∀・)「……ほぇ」
( ―∀―)「……えと、昨日は確か苺娘さんとミルナとボッチちゃんと楽しく飲んで……ん、携帯どこだ?」ガサガサ
( ―∀―)「……」ガサガサペチッ
( ―∀―)「……」
( ・∀・)「……ペチッ?」
(;・∀・)「……」
≡(・∀・;))「……っ!?」クルッ
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リハ*ーーーリ「……ん……Zzz……」
( ・∀・)「」
( ・∀・)「」
( ;∀;)「きゃ―――――――――っ!?」
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【糞ったれBAR NEETのようです】
【OPEN】
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ペチってなんだペチって
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(;・∀・)「なななななんで!? 何でボッチちゃんが僕のベッドに!? しかも僕もボッチちゃんも裸……!?」
リハ*ーーーリ「Zzz……」
(;・∀・)「まっ、まさか酔った勢いでボッチちゃんとチョメチョメを……!?」
(;―∀―)(いやいやいや落ち着け落ち着くんだモララー! 天才バーテンダーは焦らない!! 僕はイケメン長身天才バーテンダー!!)
(;―∀・)(いくら酔っていたとは言えボッチちゃんは男! クールさんの例もあるから別に同性愛に偏見は無いけど僕はいたってノーマル!!)
(;・∀・)(そうだそうだ! いくら酔うと人は理性を無くすと言えども、ノーマルな僕が男のボッチちゃんに欲情する訳が……!!)
リハ*ーーーリ「ん……Zzz……Zzz」
( ・∀・)「訳が……」
-
リハ*ーーーリ「ぁ……ん……んぅ……Zzz……Zzz」
( ・∀・)「」
(* ・∀・)(Oh……So cute)
(;・∀・)「ヤバイ自信無くなってきた何なんだよこの可愛さは天使かよこん畜生」
( ・∀・)(ボッチちゃん可愛いもんな〜。あの苺娘さんだって女の子と勘違いするぐらいだもんなー)
( ・∀・)(……)
( ・∀・)(……)
(;・∀・)そ(いやいやいや!! ボッチちゃんの寝顔に見とれている場合じゃない!! マジでヤバイってこの展開は!!!)
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(;・∀・)(もし! 万が一にでもボッチちゃんと致していたら苺娘さんから地獄の調教が……!!)
(; ∀ )(も、もう鞭は嫌だ! ピザカッターみたいなあのコロコロした奴で乳首をザクザクされたく無い!!)
リハ*ーーーリ「Zzz……Zzz……」
(;・∀・)(くっ! いけない! このままじゃ僕はまた良からぬ何かに目覚めてしまうのでは……? いや、そんな事は無い!! 僕はボッチちゃんの裸になんて興味は無いんだ!!)
( ・∀・)(まるで雪のように肌が白くてスベスベだな〜思わず撫でてあげたくなっちゃうな〜とか!!)
( ・∀・)(僕の腕の中にすっぽり収まっちゃう位の小ささで庇護欲を誘って撫でくりまわしたくなる程に可愛いな〜とか!!)
( ・∀・)(シーツのスキマから見える胸は、普段は目立たないけど以外に大きくてたわわなボインだな〜とか考えてる場合じゃ……!!)
( ・∀・)「……」
( ・∀・)「……ん?」
-
(;・∀・)「む、胸?」
(;・∀・)つ「」布団パサッ
リハ*ーーーリ←見事な推定Dカップ
( ・∀・)「」
( ・∀・)つ「」布団戻し
( ・∀・)「……」
((( ・∀・)「」スタスタ
( ・∀・)つ「」冷蔵庫ガチャ
( ・∀・)(冷蔵庫の中に買った覚えの無い酒が、これでもかとギッシリ詰まっております)
( ・∀・)(何故か僕の大好きなハーブリキュールなんて冷蔵庫の容量ガン無視で全部入ってるし。まぁ、何でも良いんだけどとりあえずウニクムで)
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【ウニクム】
ユニークという言葉が名の由来になった酒を知っているだろうか?
それがこのハンガリー生まれのハーブリキュール、『ウニクム』だ。
アルコール度数は40°。
祖国では胃腸薬代わりに重宝され、過去にはビールをチェイサー代わりにウニクムを1ショット一気飲みするのが通だったとか。
その濃い赤鉄色も同じハーブリキュールのイェーガーマイスターを思わせ、味わいも似ている。
ボトルデザインも変わっているので自宅に1本いかがだろうか?
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( ・∀・)「」ゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴク
( ・∀・)「」ゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴク
(# ・∀・)「」ゴクゴクゴクゴクカラン
( ・∀・)(ボトル1本、飲み干してみた結果……)
( ・∀・)(全く酔っぱらいません)
( ・∀・)「あ、夢だわこれ」
.
-
(;・∀・)「なーんだ、夢か。っていうか冷静に考えれば僕が酔い潰れたら苺娘さんが介抱してくれてる筈だしね」
( ・∀・>⊂「っていうか僕の部屋っちゃ部屋だけど妙に家具の配置が違うや。夢なんて久々に見たよ、あっ頬つねっても痛くない」
( ―∀―)「ふぅ……どうせ酔わないって分かってんなら味わって飲めば良かったなぁ。ウニクムって日本だとちょっとマニアックな酒扱いだから売ってない場合が多いし」
( ・∀・)「The薬酒! って感じで美味しいんだけどなぁ? コロコロっとボール状のボトルデザインも爆弾みたいで変わってるし」
( ・∀・)「養命酒にパンチが付加した感じかな? 僕は酒に弱いから普段はあんま飲めないけどね」
-
((;・∀・))「……っ!」ブルブルッ
(;・∀・)「いくら夢の中って言っても裸でウロウロするのはチョイと寒いな。とりあえず服だけ着よう」ガチャッ
( ・∀・)「……」
(;・∀・)「……な……なぜっ……!?」
(;・Д・)「何故タンスの中にギッシリと白いブリーフがだけが詰まっておるのだ!?」
(;・∀・)「えー、シャツや靴下も無いしパンツしか無いのかよ。っていうか何故に白ブリ? まあ着るけどさ」キガエキガエ
リハ*ーー゚リ「……ん?」
( ・∀・)「あ、ボッチちゃん起きた? ちょっと今の僕って笑える格好だけどそこはスルーしてね?」
リハ*゚ー゚リ「……あ、はい」
-
( ・∀・)「うん、おはようボッチちゃん。声は変わって無くて安心しリハ*゚ー゚リ「おはようございます御主人様」
( ・∀・)「」
( ・∀・)「は?」
リハ*゚ー゚リ「?? 御主人様? 如何なさいましたか?」
( ・∀・)「……御主人様?」
リハ*゚ー゚リ「はい」
( ・∀・)「僕が?」
リハ*゚ー゚リ「はい」
(;・∀・)「つ、つまりボッチちゃん、じゃなくて! アイシスちゃんはメイドさん?」
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リハ*゚ー゚リ「御主人様ったらお戯れを。愛らしいアイシスはメイドなどでは御座いません」
(;・∀・)「あ、そうだよね? やっぱり夢の中だし恋人設定……」
リハ*^ー^リ「愛らしいアイシスは御主人様の忠実な性奴隷でございます」
( ・∀・)「」
リハ*゚ー゚リ「御主人様?」
(;・Д・)「せっ!? せせせせせせ性奴隷!?」
リハ*゚ー゚リ「はい、性奴隷でございます。もし呼び名が気に入らないようでございましたら肉便器でも肉オナホでも雌豚でも犬畜生とでも」
(;・Д・)「いやいやいやいや余計に変態度が高くなっちゃってない!? 何なんだこのカオスな状況は!?」
-
リハ*//ー//リ「昨晩も御主人様の求愛を頂いて……。亀甲縛りからの地獄の寸止めに鞭打ち。さらにあのピザカッターみたいなコロコロで愛らしいアイシスの胸をザクザクと」
(;・Д・)そ「うわあああぁぁぁスッゴい既視感があるんですけどそのプレイ内容!! 僕のトラウマをゴリッゴリ削ってくるんですけど!?」
リハ*ーヮ゚リ「あっ……愛らしいアイシスの中から御主人様のザー○ンミルクが」
(# ;∀;)「アイシスちゃんの顔でそんなドギツイ下ネタ言わないでよおおおぉぉ頼むからいつもの美しいアイシスちゃんに戻ってえええぇぇぇ!?」
リハ*゚ー゚リそ「はっ! 御主人様ぎ白ブリ1枚で待機しているという事は奉仕を望んでらっしゃるという合図でございますね!?」
(# ;∀;)「白ブリしかタンスに無かったんだよ畜生おおおぉぉ!! 夢の中の僕はどれだけ変態なんだよおおおおぉぉぉ!!」
リハ*^ー^リ「直ぐさまご奉仕致しますね? 先ずは愛らしいアイシスの口ま〇こと喉ま〇こで御主人様の逞しい登り竜をハメハメさせて頂きます」スススッ
(;・Д・)そ「ひぃっ!? こっち来るなあああ誰でもいいからこの悪夢から助け出してえええぇぇ!?」
-
「待ちやがれってんだぁ糞ったれの淫売がああああああぁぁぁぁぁ!!」
(;・∀・)「へ?」
リハ;*゚ー゚リ「……ちっ! 来たなお邪魔虫」
「ボッチの癖に盛りやがって糞ったれがぁ。まぁ、俺の目が黒い内はよぉ……」
ガチャ
川#д川「好き勝手させたりなんかしねえけどなぁ!?」
リハ#*゚ー゚リ「来たなミルナめ!?」
(;・∀・)「みっ……ミルナ……?」
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(;・∀・)(あ、あれぇ……明らかに喋り方とか髪型とかはミルナに間違い無いんだけど、ところどころおかしいような……)
川д川「あぁん? なぁにをジロジロ見てやがんだよモララー?」
(;・∀・)(先ず明らかに声が高くなってし、それに身体の線がやけに細くなってるよね!?)
川д川「お前よぉ。そんなにジロジロ見んなよなぁ。何かそんな風にされっとよぉ……」
(;・∀・)(それに、先ず! 確実に!! 明らかに!!)
川*へ川(……照れちまうじゃねえかよぉ。モララーの、く、糞ったれぇ……)←激甘萌えボイス
(;・Д・)そ(胸がデカくなってるううううぅぅぅぅこれ明らかに女体化しちゃってますよね!? だって何か僕のこと見つめてモジモジしちゃってるよおおおおおぉぉぉぉ!?)
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川*〜川「」モジモジ
(;・Д・)(ええええええぇぇぇぇミルナまで女になってるのおおおおおぉぉぉ!? っていうかいくら夢だからって胸のサイズがおかしすぎるだろ!!)
(;・Д・)(あの巨乳のぽぽさんより2、3周りは確実にデカイよ!? なんかバランス悪すぎてオタク向けの深夜アニメキャラみたいになってるよ!?)
リハ#*゚ー゚リ「ミルナ! これから御主人様は愛らしいアイシスと、めくるめく官能の時間を過ごすって決まってるんだ。邪魔しないでくれないかな?」
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川д川「なぁにが官能だ糞ったれぇ。どうせド淫乱のテメェが勝手に盛ってるだけだろうがぁ。それに、ボッチが何と言ったところでぇ……?」ギュッ
(;・∀・)そ(うえっ!? ミルナ(♀)が急に抱きついてきた!?)
川*へ川「モララーはぁ……お、俺のものなんだよぉ……糞ったれぇ……」←激甘萌えボイス
( ・∀・)「」
( ・∀・)「」
( ・∀・)(なんなのこれ?)
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リハ#*゚ぺリ「このがさつなホルスタイン女が……御主人様にベタベタしやがって……!!」ギリッ
川*―川「ナルシストの小娘に言われたくは無いわなぁ? モララーはこんな俺でも愛してくれるって誓ってくれたしぃ?」ギュッ
(# ・∀・)(だから夢の中の僕は何をやらかしてんだよつおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!?)
リハ#*ーぺリ「あっそう。……そこまでして愛らしいアイシスの邪魔すんだ?」ゴゴゴゴゴッ……
(;・∀・)そ(ひいっ!? なんかアイシスちゃんの背中からオーラっぽいものが吹き出した!?)
川д川つ凸「ふぅん、やる気かぁ。モララーちょっと離れてぇ、こいつでも飲んで待っててくれよぉ?」スッ
(;・∀・)「へ? これって……?」
川д川つ凸「モララーの好物の『カンパリ』だぁ」
(;・∀・)そ「いや好きは好きだけど何故このタイミングで!?」
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【カンパリ】
日本で一番メジャーなハーブリキュールと言っても過言ではないのが、この真っ赤なカンパリ。
アルコール度数は25°。
カンパリオレンジやカンパリソーダー。
レモンを絞ったお湯割りに砂糖を入れるホット・カンパリ(トディ・スタイル)など様々なカクテルで味わわれている。
力強い苦味と濃厚な甘味。
ハーブリキュールにしては癖も弱いので入門酒としてもオススメだ。
ちなみにカンパリの赤色は元々は虫の体液の色素を使用していたせいだとか。
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川#д川「さあてぇ。ボッチな雌豚にテメェの立場っつぅものを分からせてやるかなぁ?」首ゴキゴキ
(;・∀・)「ちょっミルナ!? ケンカとかするつもり!? これ以上カオスにしないでよ!?」
川д川「心配すんなモララー。俺は負けたりしねぇからよぉ?」
(;・∀・)「いやっそういう心配をしてるんじゃなくて……!!」
川;〜川「それより、よぉ? この戦いが終わってぇ、帰ってきたらぁ……」
(;・∀・)「へ? 」
川*へ川「ご褒美にぃ、いっぱい……えっ、えっちな事してよぉ。なぁ……?」←激甘萌えボイス
( ・∀・)「」
( ・∀・)(神よ。いっそ僕を殺せ。ちょっと下半身が反応した僕をいっそ殺せ)
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川#д川「さていくぞボッチがああああああぁぁぁぁぁ!!」
リハ#*゚ー゚リ「上等だよミルナ! 愛らしいアイシスは愛らしいだけじゃないって事を見せてやるんだから!!」ピカーッ!!
(;・∀・)そ「うぉっ!? アイシスちゃんが何故か光に包まれた」
リハ#*ーーーリ「聞いておののけ!! 愛らしいアイシスの本当の力……それは!!」
Σ リハ#*゚Д゚リ そ「数多の戦場を戦い抜いてきた美の戦士!! 純白の戦女神とは愛らしいアイシスの事さ!!」翼バッサアアァ
(;・Д・)そ「なんか白い翼生えたと思ったらメチャクチャ強そうな鎧と剣まで装備してるうううぅ!? 世界観どうなってんのこれぇ!?」
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川д川「なぁにがヴァルキリーだっつうのぉ? んなもんよぉ……」
Σ 川#д゚川 そ「『呪い巫女』と呼ばれたこのミルナ様の黒い腕で握りつぶしてやるわああああぁぁぁぁぁ!!」髪バッサアアァ
Σ(・Д・;)「ひぃ!? 今度はミルナの髪が急激に延びだして無数の腕になった!? これ完璧にバトル展開に持っていくつもりだよね!?」
――純白の戦女神が構えた。
その堂々たる姿はまさに主を守る聖なる騎士。
白銀の後光を放ち、右手に構える天使の羽を模した装飾を施された美しきレイピアが、彼女の意思に呼応するかのようにキラリと輝く。
それに対するは漆黒の呪詛を身に纏った常闇の巫女。
恨み辛みを自身の力に変え、烏の濡れ場色の艶やかな黒髪を無数の腕に変貌させたそれは、黄泉から全てを引きづり込もうとする亡者の如く恐ろしく――
(;・Д・)そ「地の文んんんんんん!? ここに来て唐突な地の文んんんんん!? 明らかに読者がおいてけぼりになるパターンのやつだあああああぁぁぁ!?」
-
≡≡≡リハ#*゚Д゚リ「いくぞミルナアアアァァァ実は愛らしいアイシスは1度刺されただけで死ぬぞおおおおおぉぉ!!」
≡≡≡川#д川「マソ―――――――――ップ!!」
(# ・Д・)そ「確実に打ちきりの流れじゃねえかああああああぁぁぁぁここまで引っ張ってそんなオチかああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
…………………………………
……………………………
……………………
……………
………
…
-
(# ;∀;)「……どうしてこうなったあああああああぁぁぁぁ!?」ガバッ
( ・∀・)「……へ?」
( ・∀・)「……あれ、ここって?」
(;・∀・)「ミルナの家の客間、よね?」
(;・∀・)「……」
( ・∀・>⊂「頬をつねるとちゃんと痛い」
(;―∀―)「なーんだ、ここまでが夢オチかぁ。いや本当に酷い悪夢だったよ」
(;―∀・)「うー……それにしても頭痛いなぁ。昨日は何杯飲んだんだ? っていうかまだ外が暗いってことは深夜?」
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( ―∀―)「あーとにかく時間確認しないと落ち着かないよね。携帯携帯っと……」ガサゴソガサゴソペチッ
( ―∀―)「……」
( ・∀・)「……ペチッ?」
(;・∀・)「……」
≡(・∀・;))「……っ!?」クルッ
「……ん……Zzz……」
( ・∀・)「」
( ・∀・)「」
( ;∀;)「きゃ―――――――――――――――っ!?」
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>>935修正
( ―∀―)「あーとにかく時間確認しないと落ち着かないよね。携帯携帯っと……」ガサゴソガサゴソペチッ
( ―∀―)「……」
( ・∀・)「……ペチッ?」
(;・∀・)「……」
≡(・∀・;))「……っ!?」クルッ
リハ*ーーーリ「……ん……Zzz……」
( ・∀・)「」
( ・∀・)「」
( ;∀;)「きゃ―――――――――――――――っ!?」
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<キャーーー!!
川д゚川「あぁ? モララー起きたみたいだわなぁ?」
li イ*゚ヮ゚ノl|「あらあら。あんなに良い悲鳴(こえ)上げはるなんて、ほんま可愛いらしいなぁ」
川;д川「そりゃねえ? 起きたら自分が全裸でぇ、おまけに隣にゃ全裸の美少年がいたらぁ? 自分が何やらかしたか不安になって焦るわなぁ?」
li イ*^ -^ノl|「ちょっとした悪戯どす。モララーはんったら直ぐに潰れはるしなぁ? この位のてんごは、ねぇ?」クスリ
川д川「……一応モララーには同情しといてやるかぁ。あっ、カンパリ久々に飲むと美味ぇわぁ」ゴクゴク
-
【CLOSE】
.
-
おつ
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おしまいける。
次回がこの板では最後かな?
『アル中野郎とアイラモルト』
『京姉妹と和風リキュール』
ストーリーの関係でこのどっちか。
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乙乙、安定のモララー
京……姉妹……!?
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乙。意外と早い時間だったからびっくりした
アイラモルトが知りたいけど京姉妹も読みたいぜ
でもやっぱり恐姉妹もとい京姉妹でお願いします
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乙乙!夢が色々とひどいwww
京姉妹が読みたいな
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本日深夜0時に
『京姉妹と和風リキュール』
を投下。(酔いつぶれなかったら)
適当京都弁に注意
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はやいないいね待ってる
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【京料理 みやこ屋】
li イ ゚ -゚ノl|「ふぅ。おばんざいなんて久々に頂きましたわ。なんや味が薄くてかなわんわぁ」
i!iiリ゚ ー゚ノル「……」
li イ ゚ -゚ノl|「こっちのお料理は味がしっかりついてて美味しおす。花瓶はんも良かったらお店を紹介しますえ?」
i!iiリ゚ ー゚ノル「……姉さん」
li イ ー -゚ノl|「あぁ。花瓶はんにとっては薄味の方がええんやろか? 最近は実家の方で頂いたお料理の味なんて、とんと忘れてしもうてな?」
i!iiリ#゚ ー゚ノル「姉さん!!」
li イ ゚ -゚ノl|「……」
i!iiリー ヮーノル「いきなり御呼びだでした事は申し訳ないとは思っています。ですがもう良いのではないでしょうか?」
li イ ゚ -゚ノl|「あら? なんの事かしら?」
i!iiリー 、ーノル「家に、戻って来てください」ペコリ
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li イ ゚ -゚ノl|「……」
i!iiリ゚ ー゚ノル「家は。堂々流は、『堂々苺娘』を必要としているんです。こんな子供じみた家出なんて諦めて京に戻ってli イ ゚ -゚ノl|「嫌どす」
i!iiリ#゚Д゚ノル「姉さん!!」
li イー -゚ノl|「家出やなんて、けったいな言い方やなぁ? そもそもウチに絶縁状を叩き付けて来たんは『堂々クックル』はんどすえ?」
i!iiリ#゚ ー゚ノル「実のお父様に向かって何ですかその他人行儀な呼び方は!!」
li イ ゚ -゚ノl|「行儀も何も、もうウチは堂々家とは何の関係もあらしまへん。お役所さんに行ってしっかり名前も変えはりましたし?」
i!iiリ゚ ー゚ノル「『小雪苺娘』。よりによって庭で飼っていた虫けらの名前を新しい姓にするなんて……」
li イ ー -゚ノl|「虫けらなんて、嫌やわぁ。そんな風に言わんといてえな、悲しおす。蜘蛛はん達はみぃんなウチの大事な娘はんや、なあ? 粉雪ちゃん?」
((※))カサカサ
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i!iiリ;゚ ー゚ノルそ「ひっ!? 袖の中から蜘蛛!? そんなとこに潜ませるなんて何を考えているんですか!?」
li イ*ー -゚ノl|「あら? 大事な娘はんを置いて行ける訳無いやないの。花瓶はんも粉雪ちゃんと御挨拶せななぁ?」スッ
i!iiリ; ー;ノル「ひい!? 私に近付けないで下さい!!」
li イ ゚ヮ゚ノl|「ほ〜らほ〜ら」スッスッ
i!iiリ;Д;ノル「いっ、嫌っ!! かっ、堪忍しとくれやぁ!!」
li イ*´ヮ`ノl|(あら可愛いらしい泣き顔)
ガラッ……
( ゚¥゚)「お客様。随分と騒がしいようですが何か……?」
ピョン!
i!iiリ;゚ ー゚ノル「あ」
li イ ゚ -゚ノl|「あら?」
( ゚¥゚)「へ?」
-
※
( ゚¥゚)←蜘蛛on the head
ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?
.
-
…………………………………
……………………………
……………………
……………
………
…
-
i!iiリ#゚ ー゚ノル「姉さんのせいで追い出されてしまったではありませんか!!」
li イ#゚ -゚ノl|「なんや心の狭い店やなぁ? 蜘蛛はんがちぃと跳ね回っただけやのに、あんなに騒ぎはるなんてなぁ?」
i!iiリ#゚ ー゚ノル「あれが普通の料亭としての対応です!! せっかくゆっくり話が出来るようにと個室を取っておいたのに」
li イ ゚ -゚ノl|「どないしましょかいなあ? そろそろ花瓶はんは京に往にまっさ?」
i!iiリ#゚Д゚ノル「何を馬鹿な事を!! まだ話は終わっていませんよ!!」
li イ;ー -゚ノl|「はぁ……。ほんに花瓶はんは、かたいじなお人やなぁ。ならしゃあ無いな」携帯ピッポッパ
i!iiリ゚ ー゚ノル「どこかにアテでも? 煙に撒いても私は話がつくまで帰るつもりはありませんよ?」
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li イ ー -゚ノl|「よぉ分かっとりやす。……あぁ、どうもお久しゅうな? 今からお邪魔してもええかしら?」
li イ ゚ヮ゚ノl|「せやね。1時間とちょっとかしら……ほんま? おおきにな、ほな今からお伺いしますわ、ミルナはん」ピッ
i!iiリ゚ ー゚ノル「……何処に行くつもりですか?」
li イ*ー -゚ノl|「んふふ、せやなぁ? 言うてみれば……」
li イ*´ヮ`ノl|「粋(すい)なお兄はんがやっとる、ハイカラなBARどす」
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【糞ったれBAR NEETのようです】
【OPEN】
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【ミルナ宅】
i!iiリ゚ ー゚ノル「さて、話をしましょう」
li イ ゚ -゚ノl|「花瓶はん? せっかくこないな素敵なお店に来はったのに、いけずな……」
川;д川「いや……店じゃ無えんだがぁ」
i!iiリ゚ ー゚ノル「いいえ。姉さんのペースに合わせていたら1月経っても話がまとまりません。今日という今日は私ばかりも本気ですので」
li イ;ー -ーノl|「はぁ……融通の聞かんあかんたれやなぁ。堪忍な、ミルナはん?」
川;д川「あぁもういいやぁ。別に今日は誰も来ないから構わねぇんだけどよぉ? そいつは誰なんだぁ?」
li イ;ー -゚ノl|「ウチの妹の花瓶はんいいます。まあ、京の方に住んどるんやけどね? わざわざこっちの方まで来いひんでも……」
i!iiリ゚ ー゚ノル「『花瓶』と申します。姉さん、この話は内密にしたいと予め言った筈ですが?」
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li イ ー -゚ノl|「ミルナはんやったら大丈夫やさかい、とっとと済ませて欲しいわあ。ウチかて、花瓶はんの事は好いとぅよ? せやかて、なぁ?」
i!iiリ゚ ー゚ノル「……」
川;д川「なぁんか嫌な雰囲気だなぁ、おい。とりあえず何か飲めばぁ?」
li イ ゚ヮ゚ノl|「あら、おおきになミルナはん。ウチはいつものを。花瓶はんにも同じものを宜しゅう」
川д川「へいへい」
i!iiリ゚ ー゚ノル「悠長に酒など飲む気分では無いのですが」
li イ ー -ーノl|「あかんたれ。ミルナはんのご好意にケチつけたらあきまへん。ほんに融通の聞かんお子はんやなぁ」
i!iiリ#゚ ー゚ノル「……私を子供扱いしないで下さい!!」
li イ ゚ヮ゚ノl|「あら? そないに皺寄せたらあきまへんえ? せっかくの花瓶はんの可愛いらしい顔が台無しやさかい」
i!iiリ#゚ ー゚ノル「誰のせいで……っ」ギリッ
川д川「はいはいぃ、空気を読まずに俺登場なぁ。いつものどうぞっとぉ」
li イ ´ヮ`ノl|「あら? おおきにな」
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【ヘルメス・グリーンティー・リキュール】
日本原産のリキュールとしての代表格。
それがこのヘルメス・グリーンティー・リキュールだ。
アルコール度数は25%。
リキュールの文化がそもそも海外から入ってきた物なので、日本原産のリキュールというのは難しい。
名前通りに玉露を原料とした、日本の茶の美味さを凝縮した逸品である。
ちなみに外国人観光客向けにアペリティフとして提供している観光宿もあるとか。
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i!iiリ゚ ー゚ノル「……これは、抹茶、ですか?」
川д゚川「まぁ原料は似たようなもんかぁ? 『グリーンティーリキュール』だしぃ?」
i!iiリ゚ ー゚ノル「茶の……酒、ですか」
li イ ーヮ゚ノl|「ミルナはんはな? ウチがここにお邪魔する度にリキュールをご馳走してくれてなぁ?」
川д川「グリーンティーリキュールに抹茶粉を加えてお湯で割っただけだがなぁ? グラスだと見た目が悪ぃから苺娘から貰った茶碗に入れてんだぁ」
li イ ゚ -゚ノl|「あら? 今日は金粉まで。ええんどすか?」
川д川「いやぁ、酒に見た目は重要だしなぁ。まぁ俺はノンビリとネトゲでもやってっから酒が欲しくなったら声かけなぁ」
li イ ゚ヮ゚ノl|「おおきに」
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i!iiリ゚ ー゚ノル「……頂きます」スッ
i!iiリ*゚ ー゚ノル「あ、甘い。美味しい」
li イ ーヮ゚ノl|「花瓶はんは、ちぃさい頃から甘いもん好きやったさかい、このリキュールも気に入ったんとちゃいます?」
i!iiリ゚ ー゚ノル「……コホン。話を戻しましょう」
li イ;ー -゚ノl|「はぁ、いけずなこと言わんといてや。ウチは逃げも隠れもしまへん。せやからせっかくのリキュールくらい味わったらどうえ?」
i!iiリー ー゚ノル「……濃厚な甘味に混じり、口内に花開くように薫る緑茶の芳香。とても美味です」
i!iiリ゚ ー゚ノル「この茶碗、上に散らされた金粉。これらが味だけでなく見た目まで一級品の酒として纏めあげています。飲む芸術、見る芸術とでも」チビチビ
li イ ゚ヮ゚ノl|「流石は花瓶はんやなぁ。お上手だこと」
i!iiリ゚ ー゚ノル「……嫌味でしょうか?」
li イ ´ヮ`ノl|「あら? そう聞こえはったんなら謝りますえ?」クスクス
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i!iiリ゚ ー゚ノル「……」
li イ ゚ -゚ノl|「……」
i!iiリ゚ ー゚ノル「……堂々流は、もう長くはありません」
li イ ゚ -゚ノl|「……」
i!iiリ゚ ー゚ノル「そもそも活け花の需要が無くなって来ていますからね。今やどこを見てもフラワーアレンジメントだ何だと、安くてハイカラなものがありふれています」
i!iiリ゚ ー゚ノル「私達のように江戸から受け継ぐ伝統を守ってきた、花に生きる者達からしたら、あまり面白いものではありません」
i!iiリ;゚ ー゚ノル「ですが、それが時代の流れというものです。弟子の数は年々と減って行き、展覧会やら仕事の以来も徐々に……」
li イ ー -゚ノl|「まあ、そらそうやろうなぁ」
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i!iiリ゚ ー゚ノル「確かに、絶縁を切り出したのはお父様の方です。しかし今こちらに帰って来て来れるのなら全て取り消し。近い内に家元の座を姉さんに譲るそうです」
li イ ー -゚ノl|「ふぅん」
i!iiリ゚ ー゚ノル「姉さんにとっても悪い話では無い筈です。関東に越して、どんな生活をしているかは定かではありませんが」
i!iiリ゚ ー゚ノル「京に戻って頂ければ堂々家、家元を名乗れる。それがどういう意味であるかは、賢い姉さんに説明する必要も無いでしょう?」
li イ ゚ -゚ノl|「ま、せやな。流石に堂々は古い家やさかい、色んなとこに縁があるみたいやしなぁ?」チビチビ
i!iiリ゚ ー゚ノル「えぇ。大きな声では言えませんが政治団体、某宗教団体とも繋がりが。もっとも、それは堂々家が今までのように力を保てればの話ですが」
li イ ゚ -゚ノl|「……」チビチビ カラン
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i!iiリ゚ ー゚ノル「はっきりと言います。姉さんは天才です。活け花の、華道の道を極める者としての才に溢れた、天才なのです」
i!iiリ゚ ー゚ノル「2年前。姉さんの最初で最後の作品『蜘蛛の華』」
i!iiリ゚ ー゚ノル「未だにあの作品の影響は、花を志すものの中で残っています」
li イ ー -゚ノl|「まあ、古臭いもんが嫌いなウチの活けた花やさかい。若い人からは受けがええんでっしゃろ」チビチビ カラン
i!iiリ゚ ー゚ノル「それだけではありません。あれは、堂々家の中でも類を見ない、完成された花の道。まさに……」
i!iiリ゚ ー゚ノル「活け花の、完成形。完璧な芸術なのです」
li イ ゚ -゚ノl|「……」
li イ ー -ーノl|「……ふぅ。ミルナはん、桜リキュールを頂けます?」
川д゚川「ん? 飲み方はぁ?」
li イ ゚ -゚ノl|「まんまるとした、お月さんのような氷を1つ」
川д川「あいよぉ」
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【ジャポネ・桜】
ジャポネ社は一風変わった和風リキュールを数多く販売している会社だが、その中でもまさに看板商品と言うべきリキュールがこの『桜・リキュール』だ。
アルコール度数は22%。
サントリーから販売されているこの和風リキュールは小田原の「八重桜」の花と、伊豆の「大島桜」の葉を漬け込んだ日本オリジナルのリキュールだ。
桜餅を思わせる独特の甘みと、その酸味は、冬の終わりや春の訪れの時期に相応しい1本。
カクテルの材料や、ロックで楽しんで頂きたい。
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li イ*゚ヮ゚ノl|「甘く、それでいて仄かな塩気。爽やかな桜の花がウチの中で咲き誇るようやなぁ」
i!iiリ゚ ー゚ノル「……」
li イ ーヮーノl|「花瓶はん。京に戻る話やけどなぁ?」
i!iiリ;゚ ー゚ノル「……っ!!」
li イ ゚ -゚ノl|「例え明日、家が滅びたとしても。例え、ウチが一文無しの根なし草になっとしても……」
li イ ^ -^ノl|「絶対に戻る気はあらしまへん」ニコリ
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i!iiリ#゚ ー゚ノル「姉さん!!」ガタッ
li イ*ー -ーノl|「ウチが天才? ふふっ何をそんなあかんたれな事を。そないな事なぁ……」
li イ ^ -^ノl|「ウチ自身が一番分かっております」ニコリ
i!iiリ#゚ ー゚ノル「なら、なぜその力を家のために捧げないのです!! 姉さん、あなたはそれでも堂々家の長女ですか!?」
li イ ー ヮ゚ノl|「さてなぁ? ウチはしっかり縁切られてしもたからなぁ? 誰の娘でもあらしまへんえ?」
i!iiリ;゚ ー゚ノル「……っ!!」
li イ ー -゚ノl|「それになぁ? 花瓶はん。お家やお家やとしつこいくらい言うてはりますけど、よう考えてみいや?」
li イ ーヮーノl|「散々にいびりにいびって絶縁状を叩き付けた娘一人。そんなチンケな女に頼らんと潰れてしまうような家やったら……」
li イ ^ -^ノl|「さっさと消えた方が世の為とちゃいますやろか?」ニコリ
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i!iiリ#゚Д゚ノル「苺姉っ!!」バンッ!
li イ*゚ -゚ノl|「あら……そう呼ばれるのも随分と懐かしいなぁ。何年前の話やろか?」
i!iiリ#゚ ー゚ノル「アホんだらや……あんたは……あんたはほんまのあかんたれや!!」
li イ ー -゚ノl|「……さて、なあ?」
i!iiリ#゚Д゚ノル「ウチがっ……父様が!! どんな思いであんたみたいな、色狂いのあかんたれに頭下げとると思うとるんや!!」
i!iiリ#゚Д゚ノル「いつだってそうや!! ふらふらと遊び回って! 気色悪い蜘蛛を飼い慣らして、堂々の家に泥ぬるような事ばっかしよった癖して!!」
i!iiリ#゚Д゚ノル「ウチら本家が水に流してやろうと下手に出おったら頭に乗って!! それでもウチの姉貴のつもりかっ!?」
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li イ ゚ -゚ノl|「……」
li イ ー -゚ノl|「……」
li イ ー -ーノl|「……ふぅ」
li イ ゚ -゚ノl|「あぁ、そや。花瓶はん、そろそろ」
i!iiリ#゚ ー゚ノル「はい!?」
li イ ^ -^ノl|「ぶぶ漬けでも、どないどす?」
i!iiリ゚ ー゚ノル「」ブチッ
.
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ガチャ カランカラーン
(* ・∀・)「ミルナ―今日はいい事がi!iiリ#゚Д゚ノル「苺姉のあかんたれがあああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」」
(;―∀・)そ「うるさっ!? えっ何かデジャブ!?」
≡≡≡i!iiリ#;Д;ノル「うわあああああん覚えときやああああああぁぁぁぁ!!」ダダタダダッシュ!
(;・Д(#)「ぶべらっ!?」ガスッ!
ガチャッ カランカラン
「うわあああぁぁぁぁん……」
li イ ^ -^ノl|「あら。モララーはんが花瓶はんに轢かれてもうたわ」クスクス
川д川「まあモララーなら大丈夫だろぉ、慣れてるしぃ?」
(; ∀ )「し……死ぬ……」ピクピク
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li イ ゚ -゚ノl|「……」
川д川「……」
li イ ー -ーノl|「……ミルナはん、今宵は、ウチにゆるりと付き合って頂けません?」
川д川「構わねえぜぇ? 次は何を飲むんだぁ?」
li イ ー -゚ノl|「そやねぇ……梅酒でも頂きましょか? あります?」
川д川「フランス産ので良かったらあるぜぇ? 味はまぁ、日本のより華やかってくらいかぁ?」
li イ ゚ヮ゚ノl|「ハイカラやねぇ。ウォッカでも足して、ほんの少し強くして頂けます?」
川д川「はいよぉ」ガチャ トクトク
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【プルシア】
梅酒と言えば日本産だがなんとフランス産の梅リキュールがあるのをご存知だろうか?
お洒落なボトルに包まれたプラムリキュール。
それが『プルシア』だ。
アルコール度数は15°。
フランス産の酒に共通する事だが、味わいが非常にシャープで爽やか。
香り強く、華やかである。
梅酒は基本的に女性向けという考えがある日本だが、たまの変わり種でデートなどで格好つけて1ショットいかがだろうか?
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フランスの梅リキュールあるのか
梅酒は甘すぎて苦手な俺でも飲めるかな
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li イ*゚ -゚ノl|「……ふぅ」ゴクゴク
li イ*´ヮ`ノl|「美味しおすなぁ」
川;д川「そりゃ良かったぁ。つうかスピリタス入れたから結構強い筈なんだが大丈夫かぁ?」
li イ*^ -^ノl|「丁度いい案配どす。ミルナはんはお酒作るのがほんに上手やなぁ、モララーはんの次くらいになぁ?」
川д川「ケッ。いつかあのヘッポコも追い抜いてやらぁよぉ」
li イ*ー -ーノl|「……」チビチビ
川д川「……」
li イ ー -゚ノl|「……ミルナはん?」
川д゚川「あぁん?」
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li イ ゚ -゚ノl|「ウチのこと、聞きまへんの?」
川д川「……聞いて欲しいのかぁ?」
li イ ー -ーノl|「さあ、なぁ。聞かれたら、まあお話はするつもりどす。ミルナはんには色々と世話かけてるさかい」チビチビ
川д川「……訳ありはお前だけじゃねぇよぉ。話したくなったらその内話しやがれぇ」
li イ ー -ーノl|「……おおきに」
川д川「がぁ、前から聞きてぇこともあったしぃ、1つだけ聞くわぁ」
li イ ゚ -゚ノl|「あら、何かしら?」
川д川「……」
li イ ゚ -゚ノl|「……」
川д゚川「お前ぇ、モララーの事は本気かぁ?」
li イ ゚ -゚ノl|「……」
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川д川「あれは馬鹿でヘッポコだぁ。誰よりもヘタレだし誰よりも空気読めねぇし誰よりもトンチンカンでぇ」
川д川「誰よりも純粋なぁ、俺の親友なんだよぉ」
li イ ー -ーノl|「……」チビチビ
川д川「お前ぇは悪い奴じゃねぇ。何度も飲んでる俺の勘でしか無ぇがぁ、そこは確信してるぅ」
川д川「だが喰わせ者だぁ。腹に何を孕んでるか分かったもんじゃねぇからなぁ。今日の妹との会話を聞いてて確信したけどよぉ」
川д川「もし、モララーとの関係が遊びならよぉ」
川д゚川「あいつの前から消えてやってくれぇ。それが、あいつの為になるからなぁ」
.
-
li イ ゚ -゚ノl|「……」
川д川「……」
li イ ー -゚ノl|「……ミルナはん。袖振り合うも多生の縁。って知ってはる?」
川д゚川「?? あぁ」
li イ ゚ -゚ノl|「あれな? 『多生』の縁って書くんやね? ウチは最近まで『多少』の縁って意味かと、長いこと誤解してはったんやけどな?」
li イ ー -ーノl|「……」
川д川「……」
li イ ー -゚ノl|「……モララーはんとの縁は」
li イ;*ーヮーノl|「最初は可愛いらしいお子はんとの遊びのつもりやったんやけどなぁ……」
.
-
川д川「……ふぅん」
li イ*ー -ーノl|「……」
川∀川「いつの間にかぁ、切っても切れない縁になりましたぁ。ってかぁ?」
li イ*ー -゚ノl|「そやなぁ。ウチも年とったさかい。なんや偉く情が深なってしもうたのかもなぁ。告げ口なんて堪忍な? 恥ずかしゅうてたまらんわぁ」
川∀川「ケッケッケッ、言いやしねぇよぉ。他人の恋路に口だす程に俺は腐っちゃいねぇからよぉ」
li イ*ーヮーノl|「……おおきに」チビチビ
川д川「まっ、アレだわなぁ。もし苺娘が抱えてる事を話す気になったその時はよぉ?」
川д゚川「そこでぶっ倒れているぅ、ヘッポコ天才バーテンダーに真っ先に教えてやれやぁ」
(;―∀―)「……うぅ〜ん……」
li イ ´ヮ`ノl|「……ふふっ。そやなぁ」
-
li イ ゚ -゚ノl|「ミルナはん」
川д川「あぁん?」
li イ ^ -^ノl|「……おおきに」
川д川「ケッ。くどいっつうのぉ」
li イ ー -ーノl|(今はまだゴチャゴチャしとるさかい。上手い事、説明できへんけど……)
li イ*ーヮーノl|(ウチの話。いつかはしっかり聞いておくれな? モララーはん……?)
(;―∀―)「うぅん……苺娘さん……もう寸止めは勘弁です……うぅ……」
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【CLOSE】
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おしまいける。
次回は次のスレで……
『アル中野郎とアイラモルト』
『ジョジョヲタと紅茶リキュール』
『百合カップルとジンベースカクテル』
『面白黒人とフルーツカクテル』
『男子会とバーボン其ノ3』
『守銭奴女とラム其ノ2』
『大魔王とラム其ノ2』
『シュールなあの娘と変わったカクテル』
のどれか。
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ネタがたくさんあって羨ましい
乙
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乙ー
プルシアって梅酒に近いのか……。
今調べたら姉妹品に金柑のリキュールもあるんだね、マスカットの方は見たことあるけどこれは初めて知った。
次は2板で立てる?
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プルシア出してるとこはマスカットが美味い。
キンカンは気になったけど、飲んだことないや。
ちなみにプルシアはさっぱりした後味だけど梅酒だから甘いの嫌いな人には向いてないかも。
とりあえずは2板で立てるつもりだから、余った部分は作中のツッコミとか酒の質問とかあればどうぞ。
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まんまる氷製造機
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気になってたんだがモララーの閉じた目ってダッシュ記号よりハイフンの方がいい気がする( http://i.imgur.com/h71BWvu.png←こう見える)
理由あってのダッシュならすまぬ
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>>983うわっ指摘とんくす。
次回からそうします、
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2板にて新スレを立てました。
今後ともよろしくお願いいたします。
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/internet/16305/1455578709/l30
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何故に2板なんだ?
兎も角乙です
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上限だからだろ
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