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これを魔女の九九というようです

75名も無きAAのようです:2015/05/08(金) 17:08:44 ID:v1Qmnnm20
あれを食べてもなお眠そうに目をこするペニサスの姿を僕は思い出す。
オーバードーズしそうな勢いで貪っても結局うたた寝してしまうのだから、効いているとは到底思えなかった。

('、`*川「あれがないと夜更かしできないのよ。そうしたら、サバトに行けなくなっちゃうでしょう?」

(´・_ゝ・`)「……ペニサスくん」

('、`*川「なあに?」

(´・_ゝ・`)「君はつくづく魔女に向いていないよね」

('、`*川「お黙りっ」

つかつかと詰め寄り、背伸びした彼女は僕の鼻を思いっきりつまんだ。
案外痛くて、僕は思わず声を漏らしてしまった。

(´・_ゝ・`)「悪かったよ」

('、`*川「デミタスなんか嫌い。嫌いったら嫌いよ」

ぶつぶつと呟きながら、彼女は出て行った。

(´・_ゝ・`)「まったく……」

すると再び足音が聞こえてきた。

('、`*川「これ、材料だからあとで棚から出して測っといて」

今度こそ、ペニサスはキッチンから去っていった。
走り書きのメモには、乾燥した馬酔木の花やヒヨスの根など植物の部位が記されていた。

そして僕は気付く。

(´・_ゝ・`)「ごめんペニサスくん、お米いくつ炊くんだっけ」


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