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これを魔女の九九というようです

72名も無きAAのようです:2015/05/08(金) 17:04:57 ID:v1Qmnnm20
('、`*川「やっぱり年下にこき使われるのが嫌なの?」

(´・_ゝ・`)「その言葉を使われるほど忙しかったためしはないね」

仕事をしていた時の方がよっぽど忙しかった、と僕は振り返る。
最初こそ慣れない家事に翻弄され、ペニサスに怒られたこともある。
しかし効率よくこなすコツさえ見つけてしまえば、のんびりする時間はいくらでも出来た。
つまり、暇を持て余していた。

('、`*川「むー……」

我に返ると、なにやらペニサスは唸っていた。
どうやらずっと考え事をしていたらしかった。
そしてくるりと背を向け、キッチンを出て行ってしまった。
いまいち何を考えているのか掴めない子である。
とりあえず米を研いでしまおうと、僕が炊飯釜を取り出した時だった。
とたとたと走る音とともに彼女は戻ってきたのだ。

('、`*川「決めた!」

(´・_ゝ・`)「何をだい?」

('、`*川「明日サバトに行く!」

(´・_ゝ・`)「鯖都?」

思わず新鮮な鯖が歩き回る街を思い浮かべる僕に、ペニサスは呆れたような顔をした。

('、`*川「サバトよサバト!魔女の集まり!夜会!」

(´・_ゝ・`)「井戸端会議みたいなものかね」

('、`*川「もっと高尚なものよ!」


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