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これを魔女の九九というようです
69
:
名も無きAAのようです
:2015/05/08(金) 17:02:41 ID:v1Qmnnm20
僕が使い魔になって一週間が経とうとしていた。
魔女の使いっ走りらしい仕事は意外な程少なかった。
せいぜいそれらしいことといえば庭から花を摘み取ってペニサスに渡すくらい。
普段は料理以外の家事ばかりを任されていた。
(´・_ゝ・`)「ペニサスくん」
('、`*川「なによ」
バウムクーヘンから目を離さず彼女は返事をした。
今は一枚ずつ生地を剥がす作業に夢中になっているらしかった。
ちなみに棒に巻きついている側からちまちまと剥がして食べていた。
(´・_ゝ・`)「行儀悪いよ」
('、`*川「え、バウムクーヘンってこうやって食べないの?」
(´・_ゝ・`)「食べないよ」
フォークで一口サイズに切って食べる様を見て、ペニサスはつまらなさそうな顔をした。
('、`*川「人生の半分は損してると思う」
(´・_ゝ・`)「そんなことで損するなんて君の人生どうなってるんだい」
('、`*川「これが楽しいんじゃないのー」
とうとう薄っぺらになったそれは、ぱたんと倒れてしまった。
ぶすりとフォークが突き刺さり、それは一口でペニサスの口へと吸い込まれていった。
ああ、本当に行儀が悪い。
僕は溜め息を吐いた。
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