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これを魔女の九九というようです

509名も無きAAのようです:2021/12/25(土) 19:08:41 ID:wfKNAKAs0
(´-ω・`)「そろそろ朝食を作ってあげないと」

独白のような言葉に頷き、視線で密かに問いかける。

ζ( ー *ζ(あなたは、どうするの?)

幽けき問いが、ふうわりと彼にしがみつく。

(´-ω-`)「僕は、少し休むよ」

ヒュ、と細く喉が鳴る。
わたしの献身を反故にするなんて、今までにないことだった。
取り繕ってはいるものの、ひどく怒っているんだ。
理解してしまい、一瞬歩みが止まる。

ζ( 、 *ζ(わたしの一撃には、何にも反応してくれなかったのにね)

それだけ、    は彼女に入れ込んでいるのだ。

(´-ω-`)「頼むよ」

ζ( ー *ζ「――何を?」

そこで初めて、わたしは陳謝以外の言葉を口にした。
背中の向こうで、口籠る気配がする。
怖い。沈黙が。彼が。
何を頼もうとしてるかなんて、聞きたくなかった。
止めていた歩みを、一歩、二歩。
三歩進めたところで、彼が言う。

(´-ω-`)「――朝食の後、デミタスをここに連れてきてくれ」


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