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これを魔女の九九というようです
49
:
名も無きAAのようです
:2015/04/30(木) 17:34:17 ID:q9TyRmLg0
(´・_ゝ・`)「それにしても君は残業するのが嫌いじゃなかったのかね?」
僕の記憶では、皆が会社に残っていても真っ先に定時で帰っていたはずだった。
その彼がこんな風に一人で会社に残っているのを見るのは、初めてであった。
(,,゚Д゚)「いやぁ、ちょっと昨日眠れなくて……」
零点のテストを母親に見つけ出された子供のような顔をして、彼は言った。
(,,゚Д゚)「それで寝不足で仕事してたら全然進まなくて、少し残ろうと思ったらいつの間にか寝ちゃって……」
(´・_ゝ・`)「なにか心配事でもあるのかい?」
(,,゚Д゚)「ええ、まあ……」
(´・_ゝ・`)「そうか……」
もし僕が生きていたら、飲みに誘って話でも聞いてあげられたのに。
そんなことを思いながら、僕はギコを見つめた。
(,,゚Д゚)「部長、まだこの時間って電車ありますよね」
午後十一時半過ぎ。
かなり本数は少ないが、まだまだ終電には程遠い。
(´・_ゝ・`)「あるけど、君車通勤だったろう」
(,,゚Д゚)「いやぁ、その……車が調子悪かったもんで」
(´・_ゝ・`)「そうなのか。車は維持費がかかって仕方がないよな」
(,,゚Д゚)「ええ、そうっすね……」
彼の目は忙しなく、天井の蛍光灯と僕を行き来してきた。
いつもの彼はやる気がなく常にかったるそうにしているのに、どうも今日は様子が変だった。
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