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これを魔女の九九というようです

467名も無きAAのようです:2021/12/25(土) 18:13:28 ID:wfKNAKAs0
ζ(゚ヮ゚;ζ「呪い……」

そう呼ばれて然るべきものだった。
長い歳月をかけ、わたしたちが蒐集した知識の海。
二人の入江を、あいつは暴いたのだ。
煮え繰り返るように、感情がさざめく。
泡沫の闇が、理性の砂岩を少しずつ削いでいく。

ζ( ヮ ζ(ゆるせない)

ただ一言、強く強く思った。

(´・ω・`)「お察しの通り、二度と書斎に封印魔法は掛けられない」

ζ(゚ヮ゚;ζ「最悪ね」

(´-ω-`)「まあ、まだなんとかなるよ。
     書物には暗号化する魔法があるし、
     家自体も、秘匿の魔法を掛けている」

だがこのままでは、あの女が呪いを一方的に振り撒いてしまうだろう。
そうなれば、知識と重要な拠点は失われることとなる。
ようやくわたしは、彼の意図を汲む。

ζ(゚ー゚*ζ「……魔女の心得を、教えればいいの?」

(´・ω・`)「話が早くて助かるよ」

ほっとしたような笑みとともに、ティーポットへと注がれるお湯。
対流によって茶葉はされるがままに踊り狂い、
そっと押し込むように陶器の蓋がなされた。


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