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これを魔女の九九というようです

458名も無きAAのようです:2021/12/25(土) 18:04:57 ID:wfKNAKAs0
ζ( ー *ζ(きっと、あの人もこんな気持ちだったのね)

いつぞやかに怒鳴り込んできた女性を思い出して、わたしは微笑む。
食って掛かったわたしを止める彼は、きっとこんな風に笑っていた。

ζ( ー *ζ(もう、こんなこと止めてしまおうか)

鈍化した心でも、すり切れれば摩擦で火がついた。
じりじりと、燻るような苦痛の炎が灯る。
でも。

ζ(゚ー゚*ζ(わたしには足がある)

二度の癒しを得た足。
    の手を取り、立ち上がった足だ。
どれほど離れていても、わたしと彼を結び付ける絆の具現。
失意の中でも足を撫でていれば、
彼と過ごした日々を思い出せた。
それでも心が癒えない時には、手紙を出した。
わざわざ書くほどのことでもないような、他愛ない手紙だ。
私生活については一切触れていない。
感情は全て隠しきった。
ここで寄りかかってしまったら、また彼の負担が増えてしまう。
だったら道化を演じている方が、彼も楽しんでくれるに違いない。


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