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これを魔女の九九というようです
457
:
名も無きAAのようです
:2021/12/25(土) 18:04:14 ID:wfKNAKAs0
果たして救済に勤しんだ期間はどれくらい続いたものか。
気が付けば冷戦は終わり、ベルリンの壁が壊れ、ソ連は崩壊。
世界は激しく変わることを望み、
その狭間に取り残される人々も多く存在した。
魔女がいくら長命とて、救える命に限りはあった。
ζ( ー *ζ(この世界には、不幸が多すぎる)
わたしと だけでは、到底間に合わない。
そもそも不幸に終わりなどないのではないか。
疑念が、つねに付きまとう。
またわたしたちの行為を、快く思わない人間の多さにも驚いた。
ζ( ー *ζ(どうしてみんな、親切心を恋慕と勘違いするのだろう)
わたしから見ればどの人間も救うべき対象だ。
そこに順位や区別などは含まない。
ζ( ー *ζ(わたしは誰の所有物でもない)
だから誰に支配される謂れもなかった。
理解を得るために、説明した事は何度でもある。
けれど、
ζ( ー *ζ(ダメだった)
怒り、恨み、悲嘆、嗚咽、それらが邪魔をした。
感情的になった相手と、対話なんて出来るはずもなかった。
やがてわたしの陰に、虚無が染み付き始めた。
最初こそ救われただの助かっただのと持ち上げてはくるものの、
いつの日かわたしに対する失望へと変化する。
初めこそ動揺し、傷付いてしまうこともあったが、
やがてはその落差に備えるようになった。
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