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これを魔女の九九というようです

440名も無きAAのようです:2017/10/11(水) 22:02:19 ID:PogJdj520
(´-ω-`)「……リハビリも大変だし、魔力が馴染むまで、
     随分と苦しむことになるよ」

ζ(゚ー゚*ζ「それでも    の魔法で、わたしは立ち上がりたいの」

(´・ω・`)「わがままなお姫様だね」

鋭利に割れたガラスのような言葉が、胸へと突き刺さる。

ζ(゚ヮ゚*ζ「……ごめんなさい」

謝罪を抉り出すも、彼の目には灰色の影がちらついていた。
わたしの体から、毛布が這いずり逃げていく。
淡いアイボリーのネグリジェからは、やはり太ももの一部しか見えない。
石化した両足は、今でもブロッケン山の頂上で立ち続けているのだろうか。
それとも粉々に壊されてしまったのだろうか。

ζ( ー *ζ(もしそのまま放置されているとしたら、すごく滑稽だ)

笑いそうになる口元を、慌てて制する。
わたしのために    は、大いなる力を割いてくれている。
真剣な彼の祈りを、笑って受け止めるだなんて許されない。

(´・ω・`)「    、 」

透明な祈りを唱える    の手から、無尽蔵に白い銀貨があふれ出す。
ざらざらとシーツの上へ落ちるそれらは、涼やかな音を奏でた。
その反響は枚数が増えるに従って、荘厳な響きを生み出していく。


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