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これを魔女の九九というようです

388名も無きAAのようです:2017/10/11(水) 20:59:57 ID:PogJdj520
ζ(゚ー゚*ζ「あ、」

粉雪は、みるみるうちにテーブルを作り出した。
マジパンで作ったウェディングケーキみたいな、真っ白なテーブルだ。
整った円形に変じたその端からは、サラサラと滝がこぼれていく。
ただしよく見ると、それは細かなレースの柄を編んでいた。
スミレ、勿忘草、バラに、チューリップ、それからポピー。
どれも素敵な花ばかり。

(´・ω・`)「座りなさいな」

柔らかな声が指す方向には、いつの間にやらソファーが出来上がっていた。
深海色のベルベットが張られたクッションは、優しく体を受け止めてくれた。

ζ(゚ー゚*ζ「宇宙にいるみたい」

まるっきり体重が消え去ったような気分で、思わず肘置きへとしがみつく。

(´・ω・`)「水中だからね」

至極当然な答えに、やはり気恥ずかしくなった。

ζ(゚ー゚*ζ(そうだ、水の中に入ると体が軽いんだ)

(´・ω・`)「心配しなくても、君が思い切りジャンプでも
     しない限りは何処にも行かないよ」

見透かしたように、    は微笑んだ。


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