[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
これを魔女の九九というようです
384
:
名も無きAAのようです
:2017/10/11(水) 20:55:26 ID:PogJdj520
ζ(゚ー゚*ζ「何処へ行くの!」
隣にはいない に向けて、わたしは叫ぶ。
(´・ω・`)「君の好きなところへ!」
張り上げた声は、すぐ後方から聞こえてきた。
いつの間にか抱き上げられていたらしい。
わたしのお腹をぎゅっと抱きしめるように、背中から腕が伸びていた。
(´・ω・`)「だって今日は君の誕生日だもの!」
去年は、樹上の果実の中で一晩を過ごした。
一昨年は、氷河を歩いて、永の眠りに付いた太古の花を見に行った。
その前の年は、四日かけて世界中の夜を観測しに行った。
さらに前の年には月の裏側でクレーターを使ったワッフル作り、
ドラキュラの杭を求めてルーマニアに行ったこともある。
ヴェネチアの水を集めてエジプトに雨を降らしたり、
ダイアモンドと瑠璃を燃やして蒼ざめたマフィンを作ったこともある。
初雪となるはずだった雲を全部アイスクリームに変えたこともあるし、
ジェリービーンズからカラフルなうさぎを作り出してもらったこともある。
世界中を転々としているから、行ったことのない場所はない。
そう、彼と一緒にいればどこまででも行くことが出来た。
わたしは、万能の力に守られていた。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板