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これを魔女の九九というようです
33
:
名も無きAAのようです
:2015/04/30(木) 17:12:34 ID:q9TyRmLg0
('、`*川「魔女は境界線に立つことを意識しなきゃいけないの」
(´・_ゝ・`)「境界線?」
('、`*川「そ、境界線。魔女はそれを跨ぐ存在なの」
死と生、朝と夜、赤と青、日常と非日常……。
世の中にはたくさんの境界線が張り巡らされているが、人々はそれを意識することなく暮らしている。
それを意識し、越えようとしたり跨いだり見つめたりすることが修行の一環なのだという。
把握する境界線が多ければ多いほど、魔女の自分と人間の自分を分断する要素が増えていく。
人格の乖離こそが、魔力の要なのだそうだ。
('、`*川「だからこれも一つのおまじない」
魔法を使う時と使わない時とで身につける物を変えることで、細かく境界線を増やしているのだ、とペニサスは教えてくれた。
('、`*川「とは言っても、それで増える魔力なんてたかが知れてるけど」
大事そうに箱を閉じ、ペニサスは棚の中にそれを仕舞った。
魔女というものを、僕はまだまだ理解しきれていない。
しかしその断片は、とても魅力的でどこか危うさを感じさせるものだった。
もしも人間であった時の自分があまりにも遠くに行ってしまったら。
忘れてしまったら、その魔女はどうなってしまうのだろうか。
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