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これを魔女の九九というようです

32名も無きAAのようです:2015/04/30(木) 17:11:08 ID:q9TyRmLg0
('、`*川「自転車はこっち」

右手側の隅っこに、これまた花に覆われたガレージがあった。

('、`*川「今度からはデミタスが運転してね」

(´・_ゝ・`)「はいはい」

ふと思い立ったように、彼女は上着のポケットを漁った。

('、`*川「飴食べる?」

(´・_ゝ・`)「いや要らない」

ペニサスは、そう、と返してまた例の飴を頬張った。
見ているだけであの味が舌に蘇ってきて、僕は少し眉間に皺をよせた。


あれだけの植物に覆われていたのだから、中は閉塞感がすごいだろうと僕は身構えていた。
しかしどういうわけか、不思議と清々しい空気に満ちていた。
僕は一足踏み入れただけで、この家をすっかり気に入ってしまった。

('、`*川「靴は棚の空いてるところならどこでも入れていいから」

靴を箱に収めながら、ペニサスはそう言った。

(´・_ゝ・`)「ちょっといいかな」

('、`*川「なに?」

(´・_ゝ・`)「君の靴、変じゃないか?」

今更気づいたが、彼女の靴はちぐはぐであった。
片方は金色、もう片方は銀色のラメが輝くバレエシューズ。
なにか意味はあるんだろうか?


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