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これを魔女の九九というようです
282
:
名も無きAAのようです
:2015/06/27(土) 13:00:17 ID:Um.BtjGM0
(´・ω・`)「だったら、」
('、`*川「でも、どうしてこんな事をとか、なんでこんな目にとか色々今でも思います」
(´・ω・`)「ペニサス、」
('、`*川「だけどそれがなかったら今のわたしがなかったというのも事実なんです。何もかも忘れて、魔女を目指していなかったら、わたしはデミタスに出会えなかった」
(´・ω・`)「…………」
('、`*川「彼に会わなかったらわたしはずっと記憶を取り戻さなかったかもしれないし、師匠を盲目的に慕ったままだったかもしれない」
(´・_ゝ・`)「ペニサス……」
('、`*川「わたしは、わたしのために、全てを受け入れます。その道を作ったのは、師匠やデレさん、デミタスのお陰なんです。だから、わたしは師匠の選択を否定しません」
しぃん、と広間に静寂が訪れた。
灰色の人影たちは掻き消えてしまった。
それどころか広間の陰影や境界があやふやに滲んできた。
檻が激しく軋み、急激に錆びた。
高さが崩壊していく。
世界には緩やかに皹が入り、そして。
(´ ω `)「……僕は、」
('、`*川「師匠?」
(´・ω・`)「僕は、そんな風に君を救いたかったわけじゃない!!!」
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