[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
これを魔女の九九というようです
273
:
名も無きAAのようです
:2015/06/27(土) 12:38:14 ID:Um.BtjGM0
無限回廊ならぬ無限階段の終わりはなかなか見えない。
息が切れる。
座り込みそうになったが流石にそれはやめた。
少しだけだ、少しだけ休もう。
膝に手をあてて息を整える。
あとどれ程歩けばあの子に会えるのだろう。
会えばあの子の名前を思い出せるのだろうか。
そもそもあの子は僕のことを覚えているのだろうか。
僕のように、忘れてしまっているとしたら。
「デミタス」
声が、後ろから聞こえる。
振り向くと一段上に両親とギコが立っていた。
( ´ー`)「どこに行こうとしているんだい」
(´・_ゝ・`)「会わなきゃいけない人がいるんです」
(,,゚Д゚)「会ってどうするんすか?」
(´・_ゝ・`)「会ってあの子の夢を叶えるんだ」
|゚ノ ^∀^)「その子なら大丈夫、デミタスがほっといても夢を叶えるわよ」
(´・_ゝ・`)「叶うところを見届けなきゃ意味がないんだ!」
叫んだその瞬間、一陣の風が吹いた。
思わず体勢が崩れる。
その拍子に、手からマッチ箱が落ちた。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板