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これを魔女の九九というようです

186名も無きAAのようです:2015/06/05(金) 16:58:53 ID:HOaUlsmE0
ショボンの部屋を後にした僕は、居間へ向かった。
ベッドのそばに置いてあった段ボールを漁り、小型の鞄を取り出した。
幾許かのお金をその中に入れ、僕は居間を出た。
それからキッチンに立ち寄り、僕は二階へと上がった。
書斎とペニサスの間にある部屋が、デレの部屋であった。
扉をノックする。
返事はない。
しかし彼はいるだろう。
扉を開ける。
中は薄暗かった。
窓は鎧戸によって閉ざされているからだ。
四隅に設置されたフットランプが唯一の光源らしかった。

(´・_ゝ・`)「ドクオくん」

僕は薄暗がりに向かってそう呼びかけた。
ずずる、と動く気配がする。
どこにいるのかはわからない。
部屋の中に入ろうという気が起きなかったので、彼がこちらに来るのを待っていた。

やがて彼は姿を現した。

('A`)「ぁ、ア? でみタす?」

不思議そうな顔をして、彼は僕に問うた。

(´・_ゝ・`)「もう君に会うことがないだろうから、謝りに来たんだ」

('A`)「あャまる……?」

(´・_ゝ・`)「咄嗟のこととはいえ、殴ってしまってすまなかった。だけどもうペニサスくんにあんな事をしてはいけないよ」

('A`)「う、ゔぅ?」


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