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これを魔女の九九というようです

180名も無きAAのようです:2015/06/05(金) 16:48:26 ID:HOaUlsmE0
(´・ω・`)「『助けて、わたしを見つけて』。その祈りに居たたまれなくなり、僕はその山に向かった」

これ以上、話を聞きたくなかった。

(´・ω・`)「山奥に埋められていたそれは、目も当てられないような姿になっていてね」

呼吸が浅くなる。
悪い夢を見ているようだった。

(´・ω・`)「散々嬲られた挙句、最期は生きたまま焼かれたらしく、骨がひどく痛んでいた」

思わず紙をくしゃくしゃに丸めた。
僕はひどく怒っていた。

(´・ω・`)「燃え残っていた制服の裾に、たまたま彼女の名前が残っていたんだ」

心臓が抉られたように痛い。
ひどくひどく、痛かった。

(´・ω・`)「僕は、彼女の事を随分調べたよ。もう一度生きたいと願うあの子を無視する事が出来なかったんだ」

心の中に地獄が広がっていくようだった。
僕はそのままショボンの言葉に耳を傾けた。

(´・ω・`)「蘇生という魔法は、生きたいという死者の意思とその存在を認める情報が必要だ」

(´・_ゝ・`)「情報?」

(´・ω・`)「外見、生い立ち、為人などだね。承認、認知、発見などは魔法を使う上では重要な要素だからさ。何も知らなければそれはただの骨としか認識出来ない、ペニサスだという認識は得られない」

(´・_ゝ・`)「ああ……」


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