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これを魔女の九九というようです
176
:
名も無きAAのようです
:2015/06/05(金) 16:43:39 ID:HOaUlsmE0
ぐわぁとショボンの口が大きく開かれ、間延びした声が吐き出された。
(´・ω・`)「あーあ、いつまでも寝転がるのはよくないね」
彼が立ち上がると同時に、パラソルが霞消えた。
世界は目まぐるしく変わっていく。
鉄で出来た優雅な椅子が二脚、滲み出た。
次に瞬きをすると、木製のテーブルが出来上がっていた。
(´・ω・`)「それ、デレが作ってくれたのかい?」
(´・_ゝ・`)「あ、ああ……。はい」
ゆめうつつといった感じの声が出る。
今までにも魔法に触れてきた。
しかしこんなふうに飲み込まれるような、どこか恐ろしいものは初めてであった。
(´・ω・`)「ふむ」
椅子に座った彼の指は、テーブルをとんとんと叩いた。
恐る恐る僕は、フルーツサンドの入った皿をそこに置いた。
(´・ω・`)「フルーツサンドか」
ほんの少し微笑んで、ショボンはぽつりと呟いた。
考えあぐねるように空間を飛び回っていた色彩たちは、その一言で整理がついたらしい。
雲ひとつない青空。
その青と相対するかのような赤煉瓦の街並み。
燦々と降り注ぐ陽光は、不思議と爽やかであった。
(´・ω・`)「コーヒーも欲しいねえ」
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