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Ammo→Re!!のようです
962
:
名も無きAAのようです
:2018/12/29(土) 09:34:57 ID:P5VaBOs60
味方であれば頼もしく、敵であればこれほど厄介な人間はそういない。
彼は実に優秀な警官だが、優秀すぎることによる弊害で寿命を縮めなければいいのだがと、デレシアは切に思う。
ジョルジュと同じ道を辿るのであれば、それは極めて悲しい話だ。
ノパ⊿゚)「そういうもんかね」
ζ(゚ー゚*ζ「そういうものよ」
その時、デレシアは車外に並ぶ一人の男に気が付いた。
男の視線は正確にデレシアの方へと向いている。
ζ(゚ー゚*ζ「……あら」
その男は、何も見えないはずの外装を通してデレシアの姿を見ているかのようだった。
( ゙゚_ゞ゚)
オセアンで死んだと思っていた男が、そこに立っていた。
“葬儀屋”と呼ばれる腕の立つ人間らしかったが、その実、ただの雑魚だったことをよく覚えている。
しかしどうにも様子がおかしい。
ノパ⊿゚)「あの男、知り合いなのか?
ってか、こっちを見てるぞ」
ζ(゚ー゚*ζ「オセアンのビルから落としたんだけど、生きてたみたいね」
恐らく、運よくビルの下に停まっていた車にでも落ちたのだろう。
高所からの落下の衝撃を車が吸収し、更には棺桶も装着していたことと相まって、彼の命を救ったに違いない。
悪運の強い男だが、この場にいるのは果たして偶然か、それとも何者かが描いた必然か。
ζ(゚ー゚*ζ「ふふ、面白くなりそうね」
(∪´ω`)「おー」
そして三十分後。
定刻となり、オルゴールのチャイムが車内に響いた。
『それでは発車いたします。
皆さまのご協力、誠に感謝いたします』
静かに、そして大きくスノー・ピアサーが動き出す。
車輪が回り、巨大な車体が進みだす。
『これより皆様と旅を共にするのは、ジャック・ジュノ。
次の停車駅はジャーゲン。
ジャーゲンに停車いたします』
スリーピースを通り抜け、スノー・ピアサーは海岸沿いへと出た。
空は青く、雲は白い。
波は穏やかで風は微風。
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