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Ammo→Re!!のようです

585名も無きAAのようです:2017/02/18(土) 23:10:21 ID:gHb2Rkgo0
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‥…━━ August 11th AM11:30 ━━…‥
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鐘が鳴る三十分前に仮眠を終え、武器の手入れと同じぐらい慎重に自らの体の手入れを行ったヒートは簡単な食事を済ませてから、服に袖を通した。
殺し屋として生きていた時と同じ、黒のワイシャツに上下黒のスーツ。
喪服を着る必要性を省き、常に自分の葬儀をあげるという気持ちで黒一色に統一した姿は、死神を思わせる。
赤茶色の髪を後ろで束ね、重いコンテナを背負う。

銃も持った。
棺桶も持った。
覚悟は済ませた。
後は、見つけて殺すだけだ。

黒いブーツの紐を締め上げ、ヒートは街へと出て行った。
鋭い眼光はそれだけで人を殺せるほど鋭利で、殺意に燃えた蒼い炎を宿している。
腕時計が示す時間は午前十一時四十分。
ヒートは徐々に、だが確実に人の目が届きにくい場所を選んで歩いていく。

しかし、厳戒態勢の続く状況下であるため、出歩く人はほとんどいない。
市場を賑わせる売り子の声すら聞こえない程だ。
これでいい。
日中の殺しは目撃者が障害となるが、今はその心配をする必要がない。

鐘楼の死角となる建物の傍で立ち止まり、ヒートは振り返った。
時刻は間もなく午後十二時になろうとしている。
鐘の音が全ての攻撃に関連していることから、相手がこの時間帯を狙ってくることをヒートは予想していた。
そして何より、ねっとりと絡みつく視線は昨日からずっと感じていた。

ノパ⊿゚)「……来いよ、いるんだろ?」


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