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(#゚;;-゚)陽海村のようです
389
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 15:52:19 ID:iPC70eaE0
(#゚;;-゚)「ほらすねこすり、はやくいこ」
( ΦωΦ)「む、すまないである!もう行けるであるよ!」
(#゚;;-゚)「よーしじゃあきょうもいっぱいあそぼー」
( ΦωΦ)「うむ!そうであるな!」
(#゚;;-゚)「じゃ、しゅっぱつしんこー」
( ΦωΦ)「おー!」
ガラガラ
390
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 15:53:01 ID:iPC70eaE0
ザーザー
(#゚;;-゚)
( ΦωΦ)
(;#゚;;-゚)「あれ......」
(; ΦωΦ)「降ってる......」
(;#゚;;-゚)「......」
(; ΦωΦ)「......」
(;#゚;;-゚)「......もどろっか」
(; ΦωΦ)「......うむ」
391
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 15:54:11 ID:iPC70eaE0
( ゚Д゚)「......ん?どうした、貴様ら」
(#゚;;-゚)「なんかねーまたあめふってきちゃって」
( ゚Д゚)「雨?」
( ΦωΦ)「それもザーザーであるよ。変な天気である」
( ゚Д゚)「......おい、窓を見ろ」
(#゚;;-゚)「え?」
( ΦωΦ)「む?」
( ゚Д゚)「......私が見る限り、快晴のようだが」
(;#゚;;-゚)「あれ?」
(; ΦωΦ)「むむ?」
392
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 15:55:13 ID:iPC70eaE0
( ゚Д゚)「......流石におかしいな。座敷わらし!」
( ゚Д゚)
( ゚Д゚)qA`)「......ん」ヒョコッ
(; ΦωΦ)「うおっ!いつからそこに!?」
(;'A`)「え、えーとそ、そそそそのこがお、おおおおかかかかさんに、お、おおこされてたと、ときく、くらいから......」
(; ΦωΦ)「おぉう......」
( ゚Д゚)「それはどうでもいい。それより座敷わらし。この家、今我らのほかに何か妖怪はいるか?」
('A`)「え?う、うーん......ちょ、ちょちょちょっとま、まって......ささ、探してみる......」
393
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 15:56:16 ID:iPC70eaE0
( ΦωΦ)「なるほど、座敷わらしなら家の中のことならなんでも分かるであるからな」
('A`)「......あっ」
( ゚Д゚)「む、いたか!?どこだ?」
('A`)「と、ととととといれに......な、なんかいる......」
(; ΦωΦ)「そいつか!?それはどんな妖怪だ!?」
('A`)「え、えーと......せ、せせせせせせいかくには、と、といれの、そ、そそそそそとにいて」
( ΦωΦ)「ふむふむ」
('A`)「......あ、と、ととととといれのま、まままままどの、そ、そばに、い、いいいる......」
( ΦωΦ)「......ん?」
394
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 15:56:58 ID:iPC70eaE0
('A`)「そ、そそそれで、な、なんか、は、ハァハァしてる」
( ゚Д゚)「不審だな。たぶんそいつがはん」
( ΦωΦ)「ごめん多分違うわそれ」
( ゚Д゚)「む?」
( ΦωΦ)「いやむしろ今回の件よりそいつの方が問題かも......」
( ゚Д゚)「......よくわからんが違うのだな。座敷わらし。他には?」
('A`)「え......うーん......」
( ゚Д゚)「......見つからないのか?」
(;'A`)「ご、ごごごごごごごごごめ、ん......い、いいいいいえにつ、つつついてるやつは、し、しらべた、け、ど」
395
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 15:57:49 ID:iPC70eaE0
( ゚Д゚)「ふーむ......となると、外からの力......まさか呪いの類い?」
(;'A`)「ひっ!の、のののののろい!?こ、ここここここここわいいいいいいいいい!」
(; ΦωΦ)「......妖怪が何慌ててるであるか」
(;#゚;;-゚)「むー......よくわかんないよー」
(;'A`)「あっ、ごごごごごごめ...............?」
( ゚Д゚)「......座敷わらし?」
(;'A`)「......っそ、そそそそそそそこ!い、いいい、いたっ!み、みつけた!」
( ゚Д゚)「なに!?場所は!?」
396
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 15:58:36 ID:iPC70eaE0
(;'A`)σ「......」スッ
( ΦωΦ)「む?」
( ゚Д゚)「ん?」
(#゚;;-゚)「お?」
(;'A`)σ (゚-;;゚#)
(;#゚;;-゚)「......わたし?」
397
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 15:59:22 ID:iPC70eaE0
(; ΦωΦ)「ちょ、座敷わらし何を言ってるである!?人間は人間で」
(;'A`)「......す、すすすすすすすねこすり。ににににお、に、匂いを、か、か嗅いでみて」
(; ΦωΦ)「え?我輩そんな匂いフェチじゃ」
(;'A`)「お、おね、が、い。た、多分、わわわわわわ、わか、わかる、から......」
(; ΦωΦ)「むー......」スンスン
(; ΦωΦ)
( ΦωΦ)
( ΦωΦ)「......妖気?」
398
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 16:00:06 ID:iPC70eaE0
( ゚Д゚)「......なるほど、そういうことか。言葉が足りんぞ座敷わらし」
(;'A`)「ご......めん」
(#゚;;-゚)「えーと??」
( ゚Д゚)「つまりだな小娘、お前憑かれてるようだな」
(;#゚;;-゚)「??」
( ゚Д゚)「恐らく......憑かれれば行く先で雨と言う不運に必ず出会うこととなる妖怪、雨女だ」
399
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 16:01:24 ID:iPC70eaE0
(; ΦωΦ)「あー......ほんとだ。これ憑かれてるであるな」スンスン
(;'A`)「い、いいいいいえにと、とりついてなかったから、ま、まままままったく、き、気づかなかった......」
(;#゚;;-゚)「ね、ねぇ!」
( ゚Д゚)「む?」
(;#゚;;-゚)「わたし、なんかよーかいさんにとりつかれてるの?」
( ゚Д゚)「ああそうだ......にしても雨女か」
( ΦωΦ)「どうするである?」
( ゚Д゚)「雨女が憑いてると分かったところでどうすればいいものか......」
400
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 16:02:14 ID:iPC70eaE0
(;'A`)「は、はははははははれお、おおおおとこといっ、いっしょになれば......」
( ΦωΦ)「あー」
( ゚Д゚)「確かに中和されるが......」
( ΦωΦ)「いるかなぁ......」
( ゚Д゚)「うむ......」
(;'A`)「......」
(;#゚;;-゚)(......よくわかんない)
401
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 16:02:58 ID:iPC70eaE0
(;#゚;;-゚)「ね、ねぇ!それでわたしは」
(*゚ー゚)「あ、でぃ!なんか聞こえると思ったら!」
(;#゚;;-゚)「あっ」
(*゚ー゚)「なに?そんなに外いきたくないの?なにかあったの?」
(;#゚;;-゚)「そーゆーわけじゃないんだけど......」
(*゚ー゚)「なら外に出て遊んできなさい。ほら、家でごろごろしてるより何倍もいいわよ」
(;#゚;;-゚)「......むー」
(; ΦωΦ)「......どうしよう」
( ゚Д゚)「我々では解決できん。まぁ、そのうち雨女の方から離れるだろう」
(; ΦωΦ)「えぇ......」
(;'A`)「ご、ごごごごめん、ね?」
(; ΦωΦ)「まぁ、仕方あるまい......」
402
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 16:03:56 ID:iPC70eaE0
(*゚ー゚)「ほら、今度はちゃんと行くのよ」
(;#゚;;-゚)「......うん」
(; ΦωΦ)「......じゃ」
( ゚Д゚)「ああ」
(;'A`)「......」
(; ΦωΦ)
(;#゚;;-゚)
(;#゚;;-゚)「......ふってませんよーに」
ガラガラ
403
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 16:04:41 ID:iPC70eaE0
ザーザー
(;#゚;;-゚)「......むぅ」
(; ΦωΦ)「うむむ......」
(;#゚;;-゚)「どしよ」
(; ΦωΦ)「出掛けないとまたあの人間に怒られるであるよ?」
(;#゚;;-゚)「うーん......しかたないね」
(; ΦωΦ)「うむむ......我輩濡れるのは好きではないのだが......」
(#゚;;-゚)「ほら。かさはいって」
( ΦωΦ)「む。まぁ、ないよりはマシか。失礼するである」
(#゚;;-゚)「んー......じゃ、おさんぽしよっか」
( ΦωΦ)「うむ」
404
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 16:05:22 ID:iPC70eaE0
ザーザー
(#゚;;-゚)「そーいえば」
( ΦωΦ)「む?」
(#゚;;-゚)「あめのなか、すねこすりとそとでるのはじめて」
( ΦωΦ)「ああ、そうであるな。まぁ最近雨が少ないしそれに我輩、雨は嫌いである」
(#゚;;-゚)「ぬれるから?」
( ΦωΦ)「うむ」
405
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 16:06:15 ID:iPC70eaE0
ザーザー
(#゚;;-゚)「......やまないね」
( ΦωΦ)「であるなぁ」
(#゚;;-゚)
( ΦωΦ)
(#゚;;-゚)「......」
( ΦωΦ)「たまには」
(#゚;;-゚)「ん?」
( ΦωΦ)「たまにはこういう静かなのもいいであるな」
(#^;;-^)「......そだね」
406
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 16:07:04 ID:iPC70eaE0
ザーザー
ザーザー
サー......
( ΦωΦ)「ん?」
(#゚;;-゚)「どしたの?」
( ΦωΦ)「雨、弱くなってきてるである」
(#゚;;-゚)「あ、ほんとだ」
( ΦωΦ)「むむ?雨女の力が弱くなってるのであるか?」
(#゚;;-゚)「?」
407
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 16:09:37 ID:iPC70eaE0
ポツポツ......ポツ......
( ΦωΦ)「あ」
(#゚;;-゚)「やんだー」
( ΦωΦ)「はて?一体何が......」
(,,゚Д゚)「んー?やっぱりでぃか!おーい」
(#゚;;-゚)「あ、おとーさん」
(,,゚Д゚)「あれ?傘?雨降ってたのか?」
(#゚;;-゚)「え?あー......うん」
(,,゚Д゚)「へぇ......通り雨かな?全然降りそうじゃなかったんだけど......お、結構降ってたみたいだな。ぬかるみがすごいや」
408
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 16:10:26 ID:iPC70eaE0
(#`;;-´)「......ヘクチッ」
(,,゚Д゚)「ん、おいおい、ずいぶん濡れてるじゃないか。ほら、これで体拭いて」
(#゚;;-゚)「んー......」
(,,゚Д゚)「まあ少しはマシになったかな?まだ寒いか?」
(#゚;;-゚)「んーん、へーき」
(,,゚Д゚)「ん、それはよかった。じゃあ俺は帰るから、遊んできなさい。暑いから平気だと思うけど風邪には気を付けるんだぞ」
(#゚;;-゚)「はーい」トテテ
(,,゚Д゚)「フフ元気だなぁ」
(,,゚Д゚)
(,,゚Д゚)「雨かぁ......そういや久しく出会ってないなぁ」
409
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 16:11:26 ID:iPC70eaE0
(#゚;;-゚)「あめやんだねー」
( ΦωΦ)「うむ、あの人間、かなりの晴れ男のようだ。そのお陰か人間から雨女の妖気が感じられん」
(#゚;;-゚)「じゃーもうへいき?」
( ΦωΦ)「うむ!へいきである!」
(#゚;;-゚)「じゃ、あそぼっか!」
( ΦωΦ)「である!静かなのもいいけどやっぱり騒がしい方が好きである!」
410
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 16:12:08 ID:iPC70eaE0
ポツッ......
( ΦωΦ)「む?」
ボツボツボツ......
(; ΦωΦ)「......あれ?」
ザーッ!
(;#゚;;-゚)「わっ!」
(; ΦωΦ)「ぬおお!?」
(;#゚;;-゚)「すっごいあめだー!」
(; ΦωΦ)「ま、前が見えないのである!」
(;#゚;;-゚)「すねこすりのうそつきー!!」トテテテ
(; ΦωΦ)「い、いやこんな......あっ待って人間!せめて傘にいれてー!!」
411
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 16:12:50 ID:iPC70eaE0
......
......
......
( ΦωΦ)「......ということがあったのである」
(;#゚;;-゚)「たいへんだったんだよ」
( ゚Д゚)「ほー......しかし小娘からは雨女は出ていったのであろう?」
(; ΦωΦ)「うーむ、そのはずなんだが」
(;'A`)「え、ええーと......」
( ゚Д゚)「ん?どうかしたのか?」
(;'A`)「つ、つつつつつかれてる、み、みたい」
( ゚Д゚)「む?ああ、小娘から祓いきれてなかったのか」
412
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 16:13:46 ID:iPC70eaE0
(;'A`)「そ、そそそそそそそーじゃなくて。その......」
( ΦωΦ)「む?」
('A`)「す、すねこすりに、つ、ついてる......みたい」
( ΦωΦ)「え」
( ゚Д゚)「......ああ、単に憑く相手を変えただけか。にしても妖怪の癖に妖怪に憑かれるとはな」
( ΦωΦ)
(#゚;;-゚)「??どゆこと?」
( ゚Д゚)「つまりは今のすねこすりと共に外に出ようとすると雨が降ると言うわけだ」
( ΦωΦ)
413
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 16:14:36 ID:iPC70eaE0
(;#゚;;-゚)「え、そなの?」
( ΦωΦ)
( ゚Д゚)「まぁどうやらこの家の男は晴れ男のようだし共に過ごしていればそのうち離れるであろう」
(#゚;;-゚)「そっかーじゃーしばらくすねこすりとはあそべないの?」
( ゚Д゚)「ま、そうだな」
(#゚;;-゚)「むーそっかー」
( ΦωΦ)
414
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 16:15:22 ID:iPC70eaE0
(;'A`)「な、なななななななら、ぼぼ、ぼくと、あ、あそぼ?」
(*#゚;;-゚)「ん、そだね。じゃあそしよっか!」
(*'A`)
( ゚Д゚)「ふむでは、今日はここら辺にしよう。もう遅い。小娘は早く寝なさい」
(#゚;;-゚)「はーい」トトト
( ゚Д゚)「ふふ......では我々も解散するか」
415
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 16:16:56 ID:iPC70eaE0
('A`)「そ、そそそそそそだね、お、おやすみ」
( ゚Д゚)「ああ、おやすみ」
( ΦωΦ)
( ゚Д゚)「すねこすり、お前も早く寝るといい。小娘のことなら私たちに任せてくれればいいからな」
( ΦωΦ)
( ΦωΦ)
( ΦωΦ)
( ΦωΦ)
( ;ω;)「やじゃー!絶対我輩も遊ぶもん!遊んでやるもん!晴れ男ぉ!どこであるかぁ!」ドドド
416
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 16:17:54 ID:iPC70eaE0
......
......
......
(#´;;-`)スースー
<うわぁあああああああああん!
(#´;;-`)
<ヒッグ、う、うぇええええん......
(#´;;-`)
(;#゚;;-゚)(......)パチッ
(;#゚;;-゚)「......すねこすり、まだおきてるの?」
( ;ω;)ヒックヒック
(;#゚;;-゚)「......」
417
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 16:18:38 ID:iPC70eaE0
( ;ω;)グスッ
(#゚;;-゚)「......あした」
( ;ω;)「え?」
(#゚;;-゚)「いえのなかであそぼっか」
( ;ω;)
( ;ω;)
( ΦωΦ)
(* ΦωΦ)
(* ΦωΦ)「......うむ」
418
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 16:19:19 ID:iPC70eaE0
(#゚;;-゚)「ん、じゃ、あしたにそなえてはやくねよ?」
(* ΦωΦ)「うむ!」
(#゚;;-゚)「じゃ、おやすみ」
(* ΦωΦ)「おやすみである......人間」
(#´;;-`)「んー?」モゾモゾ
(* ΦωΦ)「ありがとうである」
(#´;;-`)
(*#´;;-`)「んー」
(#゚;;-゚)陽海村のようです
はちがつじゅうににち
「雨女」
お仕舞い
419
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 16:20:02 ID:iPC70eaE0
○よーかいにっき
8月12日 あめ?はれ? おばーちゃんのいえ
あめおんな
あめをふらせるよーかいさん
あめはおそとであそべないからいやだけど
すねこすりとさんぽはたのしかったな
ちょっぴりあめがすきになったかも
420
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 16:25:12 ID:iPC70eaE0
※今更な注意事項
この作品は話を作るために妖怪に対する多数の自己解釈や設定付加を行っています
そのためこんな妖怪じゃねーよとかこんな妖怪いねーよなんてことを感じることがあるかもしれません
多分そんなあなたは妖怪博士です
おめでとう
421
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 21:10:42 ID:.5/Rc9Ow0
乙
ずっと楽しみにしてた
422
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 21:13:19 ID:pg2JE/KQ0
妖怪は詳しくないからそんなもんなんだなーぐらいに読んでるよでぃちゃんかわいい
423
:
名も無きAAのようです
:2015/06/15(月) 09:32:42 ID:/XSrujPA0
妖怪なんて正しいものなんてないよ
正解があるのは作品のキャラクターの設定だけ
そもそも口伝で語り継がれてたものなんだから地域や人によって誤差がでるのは当たり前なんだから
424
:
名も無きAAのようです
:2015/06/15(月) 09:35:25 ID:/XSrujPA0
ちなみに妖怪博士って言われるくらい詳しい人間の大半が
ただのゲゲゲの鬼太郎博士ってだけだったりする
425
:
名も無きAAのようです
:2015/06/17(水) 23:53:54 ID:aRn2gWF60
水木しげる御大は妖怪のこと好きすぎてもう本人が妖怪みたいだしな
426
:
名も無きAAのようです
:2015/06/27(土) 00:57:30 ID:a/Zc4eeU0
いーえ魔夜峰央です
乙!
427
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:37:50 ID:M/t.VmWg0
続きを三つほど書いて二つをボツにしたりしてましたが僕は元気です
428
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:38:37 ID:M/t.VmWg0
(#゚;;-゚)「きょうはなにしよっかー」
( ΦωΦ)「人間、本当にいいんであるか?」
(#゚;;-゚)「なにが?」
( ΦωΦ)「今日は家の中で遊ぶってことである」
(#゚;;-゚)「うん、もちろん!」
(* ΦωΦ)「人間......」
429
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:39:22 ID:M/t.VmWg0
(#゚;;-゚)「でも、なにしよっかー」
( ΦωΦ)「ふむぅ......」
(#゚;;-゚)「おかーさんたちはおさんぽみたいだからいろいろできるけど......うーん」
( ΦωΦ)「......今日は家の探検でもするであるか?」
(#゚;;-゚)「......ん、そだね!」
( ΦωΦ)「よーし、じゃあ行くである!」
(#゚;;-゚)「おーっ!」
430
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:40:12 ID:M/t.VmWg0
......
......
......
( ΦωΦ)「というわけで納戸に来たわけであるが」
(#゚;;-゚)「きたないね」
( ΦωΦ)「うむ......随分物を動かしてないようであるな」
(#゚;;-゚)「なにかあるのかなぁ」
( ΦωΦ)「んー、まあとりあえず探してみるであるよ」
(#゚;;-゚)「おー!」
( ΦωΦ)「むー」ゴソゴソ
(#゚;;-゚)「んー」ゴソゴソ
431
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:41:06 ID:M/t.VmWg0
( ΦωΦ)「お」
(#゚;;-゚)「ん?」
( ΦωΦ)「見るである人間、人形であるよ」
(#゚;;-゚)「おー?......かわいくない」
( ΦωΦ)「むぅ、日本人形は嫌いであるか」
(#゚;;-゚)「だってなんかこわいし......」
( ΦωΦ)「......目の前に妖怪がいるのに......なんか複雑」ボソッ
(#゚;;-゚)「ん?なにかいった」
( ΦωΦ)「いやなんでも。もう少し違うものは......お」
432
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:41:47 ID:M/t.VmWg0
(#゚;;-゚)「んー?あっ、びーだま」
( ΦωΦ)「うむ......綺麗であるなぁ」
(#゚;;-゚)「むーいいなー。すねこすり」
( ΦωΦ)「ふふふ、人間も探せば何かあるであるよ」
(#゚;;-゚)「むー......みてろよー!もっとおくみてくる!」
( ΦωΦ)「あ、人間!荷物多くて危ないから気を付けるのであるよー」
(#゚;;-゚)「はーい」
433
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:42:30 ID:M/t.VmWg0
(#゚;;-゚)「......」ゴソゴソ
(#゚;;-゚)
(#゚;;-゚)「むー......何もないなぁ」
(#゚;;-゚)グニッ
(#゚;;-゚)「おっ?なんか踏んだ......お?」
(#゚;;-゚)「これ......なんだろ?じゅーたん?」
434
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:43:34 ID:M/t.VmWg0
( ΦωΦ)「む?人間?何かあったであるか?」
(#゚;;-゚)「なんかへんなのみつけたー」
( ΦωΦ)「ぬ?何であるかこれ?」
(#゚;;-゚)「なにかわかる?」
( ΦωΦ)「ふぅむ。妙な感触であるが......絨毯か?床に広がっているし......」フミフミ
「......残念」
( ΦωΦ)「ん?」
435
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:44:22 ID:M/t.VmWg0
ヽ( ´∀`)ノ それは私のおいなりさんだ。
へノ /
ω ノ
>
( ΦωΦ)
(#゚;;-゚)
(; ΦωΦ)(;#゚;;-゚)「「へんたいだぁああああはあああああ!」」
436
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:45:02 ID:M/t.VmWg0
(* ´∀`)「あ、やだ......変態だなんて......もっと」
(; ΦωΦ)「なんだこいつ!?なんだこいつ!?めっちゃあそこがすごいことになってる!めっちゃ床一杯に広がってる!」
( ´∀`)「あ、それからおじょーさん」
(;#゚;;-゚)「え?わ、わたし?」
( ´∀`)「うん、お願いがあるんだけど」
(;#゚;;-゚)「えー?うん......なに?」
437
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:45:50 ID:M/t.VmWg0
(* ´∀`)「......もっと踏んで」
(;#゚;;-゚)「え」
(* ´∀`)「もっと!強く!フミフミと!その足で!」
(* ´Д`)「踏んでくださーい!」
(#゚;;-゚)
( ΦωΦ)
(#゚;;-゚)「すねこすり」
( ΦωΦ)「うむ」
(;#゚;;-゚)(; ΦωΦ)「「さよならっ!」」ドドド
438
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:47:09 ID:M/t.VmWg0
( ´∀`)「......ありゃま逃げちゃった」
( ´∀`)
( ´∀`)
(* ´∀`)「......まあ、追うんだけどね」
(* ´∀`)「むふ!むふふふふ!」
(* ´∀`)「フミフミ......あぁ!ああああはああああ!」
439
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:48:03 ID:M/t.VmWg0
......
......
......
(;#゚;;-゚)ハァハァ
(;#゚;;-゚)「も、もう大丈夫かな......あれ?」
(;#゚;;-゚)
(゚-;;゚#;)
(;#゚;;-゚)
(;#゚;;-゚)「......すねこすり?」
(;#゚;;-゚)
(;#゚;;-゚)「すねこすりー!どこー!」トトトト
440
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:49:33 ID:M/t.VmWg0
(;#゚;;-゚)「うー......あっ!うんがいきょー!」ドタドタ
( ゚Д゚)「......いくら家でも廊下は走るな」
(;#゚;;-゚)「た、たいへんなんだよ!なんかね!なんかね!」
( ゚Д゚)「落ち着け、どうした」
(;#゚;;-゚)「へ、へんなひと!じゃなくてへんなたぬきがなんどにいたの!」
( ゚Д゚)「変な?どんな感じで?」
(;#゚;;-゚)「まっぱだか!」
( ゚Д゚)「む?......それは......その、変......なのか?」
(;#゚;;-゚)「うん!」
441
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:50:38 ID:M/t.VmWg0
( ゚Д゚)「よくわからんが......しかし、家に不審者、もとい不審狸か......こんなときに座敷わらしがいないとはな」
(#゚;;-゚)「え、そなの?」
( ゚Д゚)「ああ、何でも山にいくとか......ん?」
(; ΦωΦ)「あー、やっと見つけた!探したよー!」
(#゚;;-゚)「あ、すねこすり!無事だったんだ」
( ΦωΦ)「うん、変なやつだったね。でももう大丈夫だよ!僕が追い払ったから!」
442
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:51:21 ID:M/t.VmWg0
(*#゚;;-゚)「ほんと!?よかったー」
(* ΦωΦ)「えへへ、だから撫でて撫でて」ハァハァ
(#゚;;-゚)「え?うん、いいけど......」
( ゚Д゚)「待て小娘」
(#゚;;-゚)「え?」
( ゚Д゚)「......貴様、何者だ」
( ΦωΦ)「え、僕?やだなーすねこすりだよ」
( ゚Д゚)「......私はうんがい鏡。真実を写し出す鏡。私に貴様の真の姿が写っているぞ?」
( ΦωΦ)「え......あれま」
443
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:52:17 ID:M/t.VmWg0
(;#゚;;-゚)「え?え?どゆこと?」
( ゚Д゚)「ほら私を見てみろ」
(;#゚;;-゚)「え?......あれ、なにこれ?」
( ゚Д゚)「すねこすりではないだろ?」
(;#゚;;-゚)「う、うん。でも、どゆこと?」
( ΦωΦ)「んーつまりはねぇ」
( うω⊂)スッ
( ´∀`)「こういうことさっ!」バッ
(;#゚;;-゚)「きゃああああああ!」
(* ´∀`)「あっ......いい声、最高......」
( ゚Д゚)「むぅ...... 陰嚢を被り化ける妖怪......そうか。貴様、豆狸か」
( ´∀`)「ピンポーン」
444
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:53:04 ID:M/t.VmWg0
( ゚Д゚)「......貴様、何しに来た?」
( ´∀`)「いやーちょっと用事があって来たんだけど相手が幼女と聞いてもう我慢できなくなっちゃって」
( ゚Д゚)「......変態め」
(* ´∀`)「あんっ!いい響き!」
(; ゚Д゚)「......」
( ´∀`)「あ、そうそう。はいこれ返すね」ドサッ
( ゚Д゚)「ん?」
( ×ω×)キュウ
(; ゚Д゚)「ぬ!これはすねこすり!どうした!?なにをされた!」
445
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:53:49 ID:M/t.VmWg0
( ´∀`)「心配しないで。大したことしてないから」
( ゚Д゚)「......なにを」
( ´∀`)b「ちょっと僕のおいなりさんで包んであげただけだから」
(; ゚Д゚)「......なんとむごい」
(;#゚;;-゚)「......」
( ´∀`)「......んー、でもちょっとやりすぎちゃったかなー?」
(;#゚;;-゚)「......その」
( ´∀`)「ん?」
(;#゚;;-゚)「わたしに、なにかようなの?」
446
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:54:45 ID:M/t.VmWg0
( ´∀`)「あ、そうそう。そうなの!」
( ゚Д゚)「......貴様、小娘に手を出したらどうなるかわかってるな?」
(; ´∀`)「あら怖い。ほんとは踏むのまた頼もうかと思ってたけどやめとこ」
(;#゚;;-゚)
( ´∀`)「えーと、ちょっと待ってねー」ゴソゴソ
( ゚Д゚)「おい......貴様どこ漁ってる」
(* ´∀`)「あん、見ないで!いや、もっとみてぇ!」ゴソゴソ
( ゚Д゚)「......小娘、絶対見るなよ」
(;#゚;;-゚)「う、うん......」
447
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:55:27 ID:M/t.VmWg0
( ´∀`)「あ、あったあった。ほらこれ」
(;#゚;;-゚)「ん......」
( ゚Д゚)「む?手紙?」
( ´∀`)「うん」
(#゚;;-゚)「だれからだろ?」
( ´∀`)「あ、知りたい?」
(#゚;;-゚)「うん」
(* ´∀`)「じゃ、じゃあ僕のおいな」
( ゚Д゚)
( ´∀`)「......あー、ごめん。今のやっぱなし」
(#゚;;-゚)「?」
448
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:56:17 ID:M/t.VmWg0
( ´∀`)「えっとねー、差出人はね、天狗からだね」
(#゚;;-゚)「てんぐ、さん?」
( ´∀`)「うん、なんか話があるとか」
(#゚;;-゚)「ん、そなんだ」
( ゚Д゚)「ちょっと待って」
( ´∀`)「ん?」
( ゚Д゚)「天狗ってあの天狗か?」
( ´∀`)「うん、山の」
( ゚Д゚)
( Д ) ゚ ゚ ポーン
449
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:57:13 ID:M/t.VmWg0
(#゚;;-゚)「わざわざありがとーね」
( ´∀`)「いやいや、こちらこそ迷惑かけたね」
(; ゚Д゚)「お、おい小娘!」
(#゚;;-゚)「ん、なーに?」
(; ゚Д゚)「会うのか?天狗に」
(#゚;;-゚)「ん、そだよ」
(; ゚Д゚)「や、止めておいた方が」
(#゚;;-゚)「そなの?」
(; ゚Д゚)「ああ、だからこの話は」
( ´∀`)「じゃ僕帰るからー。ばいばーい」
(; ゚Д゚)「あ、待て!......飛んでいったか」
450
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:57:55 ID:M/t.VmWg0
(#゚;;-゚)「いっちゃったね」
(; ゚Д゚)「断るように伝えてほしかったが......うーむ、無視するのもなぁ」
(#゚;;-゚)「んー、まあだいじょーぶだよ。わたしいってくるよ」
(; ゚Д゚)「しかしなぁ」
(#゚;;-゚)「おはなしするだけだしだいじょーぶ!それにすねこすりもいるし!」
(; ゚Д゚)「むぅ......そ、そうか?」
(#゚;;-゚)「うん!」
(; ゚Д゚)
(゚Д゚ ;)チラッ
( ×ω×)キュウ
(; ゚Д゚)(大丈夫だろうか......)
(#゚;;-゚)陽海村のようです
はちがつじゅうさんにち
「豆狸」
お仕舞い
451
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 01:58:44 ID:M/t.VmWg0
○よーかいにっき
8月13日 はれ なんど
( ´∀`) まめだぬき
まっぱだかのたぬきのよーかいさん
すねこすりとうんがいきょーはあんまりおもいだすなっていってたけどちょっとまだわすれられないかも
452
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 02:19:17 ID:muAxXfQQ0
おつ
天狗気になる
453
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 07:59:19 ID:W7rVUp2w0
乙
うんがいきょーかわいい
454
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 08:56:41 ID:oGyKgpGU0
おつおつ
豆狸笑った
455
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 17:17:02 ID:Fjwd5ipQ0
乙!
また変態か
456
:
名も無きAAのようです
:2015/07/04(土) 23:25:52 ID:npC5bRpE0
変態が増える...
457
:
名も無きAAのようです
:2015/07/18(土) 18:32:02 ID:Qdhl9MGc0
一気に読んだよ
面白い
458
:
名も無きAAのようです
:2015/07/21(火) 00:06:09 ID:zl4kel8w0
ちょっとリアル+色々が忙しく次の投下は8月に入ってからになりそう
酉付けてないから自分だと証明できないけどまぁ一応報告だけ
459
:
名も無きAAのようです
:2015/07/21(火) 00:09:38 ID:I7xHgZKc0
待ってるで
460
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:08:07 ID:Xl6exDVI0
不便だったから酉付けてみた
461
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:08:48 ID:Xl6exDVI0
( ΦωΦ)「山へ行く?」
(#゚;;-゚)「うん」
( ΦωΦ)「どうしてまた」
( ゚Д゚)「それがな、山の妖怪から声が掛かってな」
( ΦωΦ)「山の妖怪......ああ、鬼であるか?まぁちょっと怖いけどもうある程度なれたである」
(#゚;;-゚)「んーん、おにさんじゃないよ」
( ΦωΦ)「む?では誰が」
462
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:09:43 ID:Xl6exDVI0
( ゚Д゚)「天狗だ」
( ΦωΦ)
(#゚;;-゚)「よし、じゅんびかんりょー。すねこすり、いこっ!」
( ΦωΦ)
(#゚;;-゚)「すねこすり?」
( ΦωΦ)「やだ」
(#゚;;-゚)「え?」
( ;ω;)「やぁだぁ!まだ我輩死にたくないぃいい!お家で脛擦りたいぃいいぃぃいい!」
(;#゚;;-゚)「えぇ!でも......」
463
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:10:24 ID:Xl6exDVI0
(; ゚Д゚)「むぅ......気持ちはわかるが話を受けてしまった以上無視するわけにはいかんだろ」
( ;ω;)「じゃあお前が行けである!我輩行かないもん!」
( ゚Д゚)「いやそれは......私は鏡だから行けないし」
( ;ω;)「ちくしょー!!」
( ;ω;)
( ΦωΦ)「あっ!」
( ゚Д゚)「ん?」
(* ΦωΦ)「そうだったそうだった!忘れてたである!」
( ゚Д゚)「何をだ?」
464
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:11:09 ID:Xl6exDVI0
(* ΦωΦ)「ほら我輩って雨女に憑かれてるのである!外出れないのであるよ!」
(#゚;;-゚)「あ、そっか」
(* ΦωΦ)「ふふふ、だから残念だけど行けないのであるよ!」
( ゚Д゚)「......すねこすり」
( ΦωΦ)「む?」
( ゚Д゚)「ちょっと外に出てみろ」
( ΦωΦ)「外?何故である?」
( ゚Д゚)「いや多分だが......」
( ΦωΦ)「?」
465
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:11:53 ID:Xl6exDVI0
( ゚Д゚)「もう祓えてるぞ」
( ΦωΦ)
( ゚Д゚)「もともと力は弱かったからな。ほれ、もう心配事はないだろう」
( ΦωΦ)
(#゚;;-゚)「ん?どゆこと?」
( ゚Д゚)「あー、つまりはな。小娘、もう雨女は大丈夫なはずだということだ」
(#゚;;-゚)「ほんと!?よかったね、すねこすり!」
( ΦωΦ)「あ、うん」
466
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:13:09 ID:Xl6exDVI0
( ゚Д゚)「だからすねこすりを連れて行ってこい。急がないと遅れるぞ」
(#゚;;-゚)「ん、わかった!ほらいくよ」
(゚-;;゚#)つ< ΦωΦ)ムンズ
-;;゚#)つ< ΦωΦ)ズルズル
゚#)つ< ΦωΦ)エ,チョ
)つ< ΦωΦ)
ωΦ)
<タスケテー
( ゚Д゚)
( ゚Д゚)
( ゚Д゚)「......鏡でほんとによかった」
467
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:13:54 ID:Xl6exDVI0
......
......
......
(#゚;;-゚)「んー、たぶんこのあたりかなぁ」
(; ΦωΦ)「に、人間......今からでも遅くないのである。帰るのであるよ」
(#゚;;-゚)「だめだよー」
(-_-)「......おや、貴殿方かな?」
(; ΦωΦ)「む?」
(#゚;;-゚)「ん?......わぁ!きれいなはね!」
(-_-)「ほぅ、驚かず見とれるか。確かにこれは大天狗様がお気になさるはずだ」
468
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:14:38 ID:Xl6exDVI0
(#゚;;-゚)「えーと、あなたがてんぐさん?」
(-_-)「む?ああ、確かに私は天狗だが君を呼んだ天狗ではないよ。私は烏天狗、ただのしたっぱさ」
(#゚;;-゚)「んー?」
(-_-)「天狗にも色々いるってことさ。さぁ、人の子、こっちだ。大天狗様がお待ちになっている」
(#゚;;-゚)「はーい」
(; ΦωΦ)「ちょ、ま、待つである!我輩も一緒に」
(-_-)「いや君はそこで止まれ」
(; ΦωΦ)「む?」
469
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:15:20 ID:Xl6exDVI0
(-_-)「呼ばれているのはこの人の子だけだ。呼ばれていない者がこの先に来ることは許されないことだ」
(; ΦωΦ)「むぅ、しかし......」
(#゚;;-゚)「ん、だいじょーぶ。すぐかえってくるから!おはなしするだけだし!」
(; ΦωΦ)「......」
(; ΦωΦ)「......気を付けるであるよ」
(#゚;;-゚)「ん!」
(-_-)「ではこのまま、真っ直ぐ歩いていけ。くれぐれも、大天狗様に迷惑をかけないように」
(#゚;;-゚)「わかった!ありがとね、からすてんぐさん!」トトト
(-_-)「......さて、すねこすり」
( ΦωΦ)「......む?」
470
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:16:00 ID:Xl6exDVI0
(-_-)「お前はなぜあの娘のそばにいる?憑いている訳でもなさそうだが」
( ΦωΦ)「人間は、友達であるからな」
(-_-)「ほぅ、友か......」
( ΦωΦ)「うむ」
(-_-)「お前、覚悟はできているのか?」
( ΦωΦ)
(-_-)
(-_-)「......愚問か。いや失敬。つい聞きたくてね。それにあの人の子がどうするかもわからないからね、この質問は無意味だったな」
( ΦωΦ)「......」
(-_-)「全てはあの人の子の選択、今は待つしかない、か」
( ΦωΦ)「......うむ」
471
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:17:05 ID:Xl6exDVI0
......
......
......
(#゚;;-゚)「んー......」テクテク
(#゚;;-゚)「......」テクテク
(#゚;;-゚)「お?」ピタッ
( ー∋ー)
(#゚;;-゚)「えーと、あなたがわたしをよんでたてんぐさん?」
( ー∋ー)
( ゚∋゚)「......ふむ、ようやく来たか。人の子、いや、今は狭間の子と呼ぶべきか」
(#゚;;-゚)「はざま?それって......わたしのこと?」
( ゚∋゚)「いかにも」
(#゚;;-゚)「ちがうよ、わたし、でぃ!」
( ゚∋゚)「ふむ、それが人の名か。いい名だ」
(#゚;;-゚)「えへへ」
( ゚∋゚)「その名は決して、捨てず、忘れるな」
(#゚;;-゚)「?」
472
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:17:46 ID:Xl6exDVI0
( ゚∋゚)「さて今日、お前をここへ呼んだのは少し話をしたかったからだ。手紙にも書いたな?」
(#゚;;-゚)「あ、うん!なんのおはなしするの?」
( ゚∋゚)「ふむ、いくつか質問をさせてほしい。いいな?」
(#゚;;-゚)「ん、それくらいなら」
( ゚∋゚)「では......まず、問おう。永遠の命、欲しいか?」
(#゚;;-゚)「いのち?」
( ゚∋゚)「決して死なぬ、決して滅びぬ命、欲するか?」
(#゚;;-゚)「......よくわかんない」
473
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:18:27 ID:Xl6exDVI0
( ゚∋゚)「ふむ......では次だ。人と妖怪、君はどちらが好きだ?」
(#゚;;-゚)「え?えーと......んー......」
( ゚∋゚)「これも分からぬか」
(#゚;;-゚)「んー......ごめんなさい」
( ゚∋゚)「いや、それならそれでいい。では最後だ。君はすねこすりと友達でいたいか?」
(#゚;;-゚)「え?」
( ゚∋゚)「ずっと、すねこすりと友でいたいか?」
(#゚;;-゚)「それはもちろん!」
( ゚∋゚)「......そうか」
(#゚;;-゚)「......?」
474
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:19:08 ID:Xl6exDVI0
( ゚∋゚)「......ふむ、なるほど。分かった。もういい人の子よ」
(#゚;;-゚)「んー」
( ゚∋゚)「ん、どうした?」
(#゚;;-゚)「ごめんなさい、ぜんぜん、こたえられなかったね」
( ゚∋゚)「構わぬといったはずだ」
(#゚;;-゚)「でも......」
( ゚∋゚)「用は済んだ。久々に楽しかったぞ」
(#゚;;-゚)「ほんと?」
( ゚∋゚)「ああ、人や人の子と話すことはあまりないからな......楽しめたぞ」
(#゚;;-゚)「そか、ならよかった!」
475
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:19:49 ID:Xl6exDVI0
( ゚∋゚)「うむ。では、早急に立ち去るがいい。用事があるのでな」
(#゚;;-゚)「ん、わかった!またね!」トットット
( ゚∋゚)
( ゚∋゚)「......いるか」
(-_-)「はっ、ここに」
( ゚∋゚)「あの人の子、まだ揺れておるようだ」
(-_-)「はい、私から見てもそう見えました」
( ゚∋゚)「うむ......どうしたものか」
(-_-)「と、いうと」
( ゚∋゚)「確かにこれはあの人の子が決めること。だがこのままでは......わかるな?」
(-_-)「......はい」
476
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:20:44 ID:Xl6exDVI0
( ゚∋゚)「あの娘がそれを望むのならそれでよい。だがもしかすると妖怪の手により操られてるだけかもしれん。そこでだ烏天狗、お前に頼みたいことがある」
(-_-)「......はっ、なんなりと」
( ゚∋゚)「烏天狗、これより先、お前はあの娘の監視役とする。あの人の子に危険が及ばないようにしろ」
(-_-)「はっ!」
( ゚∋゚)「うむ、任せたぞ」
(-_-)
(-_-)「......ん?」
477
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:21:28 ID:Xl6exDVI0
( ゚∋゚)「む。なんだ、不満か?」
(;-_-)「いえ......その、え、ちょ......あの。監視、ですか?」
( ゚∋゚)「ああ、あの人の子が妖怪に襲われるやもしれん。それを防ぐために頼みたいのだが......」
(-_-)「えーと、そのー」
( ゚∋゚)「ん?」
(-_-)「つまり、山を降りろと?」
( ゚∋゚)「まぁ、そうなるな」
(-_-)「私が?」
( ゚∋゚)「他に誰がいる」
478
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:22:27 ID:Xl6exDVI0
(-_-)
(-_-)
(-_-)
(-_-)
(-_-)
(;゚_゚)「いいいいぃぃぃいいいいぃいいぃぃいいいいいいぃぃいぃいいいいやああぁあぁあああああぁあぁぁぁああああ!!!!!!」
(; ゚∋゚)「うおっ!ビックリした!」
479
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:23:08 ID:Xl6exDVI0
(;゚_゚)「それだけ、それだけは!」
(; ゚∋゚)「え、なに!?そんなに嫌なの!?」
(;゚_゚)「それだけはマジ勘弁してくれぇ!」
(; ゚∋゚)「い、いやね......って、あ、てめぇ!今タメ語使いやがったな!」
(;゚_゚)「るっせぇ!こちとら死活問題なんじゃ!」
(; ゚∋゚)「こいつ口悪!?こんなやつだっけ!?」
(;゚_゚)「なんでも、何でもしますから!その立派な鼻しゃぶりますから!」
(; ゚∋゚)「やだよ!って、ほんとにしようとすんな!やめ、キモい!」
480
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:24:16 ID:Xl6exDVI0
(;゚_゚)「じゃあどうしろってんだよ糞がぁ!脱げばいいのか?脱げばいいんだな!?よーしわかった!脱いでやろうじゃねーかちくしょー!!」
(; ゚∋゚)「そんな趣味ねーから落ち着け!」
(;゚_゚)「お外はイやあああああああああ!!!!」
ピキィン
─wwv─√レ─ww─/ ゚、。 /─wwv─√レ─ww─
(・∀ ・)『あ?どうした?』
/ ゚、。 /「いや、なんか私に似たやつの叫びが聞こえたような気が」
481
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:24:59 ID:Xl6exDVI0
(・∀ ・)『......』
/ ゚、。 ;/「あっ、今頭おかしいやつだと思ったろ!」
(・∀ ・)『うん』
/ ゚、。 ;/「即答するなし......」
(・∀ ・)『まぁ元からそう思ってたし気にすることないよ?うひひ』
/ ゚、。 /
(・∀ ・)
482
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:25:55 ID:Xl6exDVI0
......
......
......ギャアアアアアァァァァ
( ゚Д゚)「......ふむ、本当になにもなかったようだな」
(#゚;;-゚)「うん、ちょっとおはなししてきただけだよ」
(; ΦωΦ)「ほんとーによかったである。また村が吹き飛ぶんじゃないかと......」
(;'A`)「お、おーい」トテトテ
(#゚;;-゚)「ん?」
( ΦωΦ)「座敷わらし?どうしたであるか?」
483
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:26:50 ID:Xl6exDVI0
(;'A`)「な、ななななななねななんか、お、おきゃ、おきゃくさん......ぽ、ぽい」
(#゚;;-゚)「おきゃくさん?」
( ゚Д゚)「ぽい?」
( ΦωΦ)「我々にいうと言うことは妖怪か。して、そいつはどこに?」
(;'A`)「そ、それが、そ、そそそそその......」
(#゚;;-゚)「?」
(;'A`)σ
( ΦωΦ)「?」
484
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:28:06 ID:Xl6exDVI0
__
∠∠/|__
∠|___|∠/
( ΦωΦ)「段ボール?」
( ゚Д゚)「......で、客は?」
(;'A`)「そ、そそそ、その......あ、あの......」
485
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:28:53 ID:Xl6exDVI0
__
∠∠/|__
∠|___|∠/ 「皆さん、今日からお世話になります」
( ΦωΦ)
( ゚Д゚)
(#゚;;-゚)
(;'A`)
486
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:29:39 ID:Xl6exDVI0
__
∠∠/|__
∠|___|∠/ 「ああ、申し遅れました。私、大天狗様の命により皆さんの護衛をすることになった烏天狗です」
( ΦωΦ)( ゚Д゚)(......なにこれ)
487
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:30:21 ID:Xl6exDVI0
__
∠∠/|__
∠|___|∠/ 「今日からよろしくお願いします」ニコッ
(; ΦωΦ)(; ゚Д゚)(なにこれ)
(*#゚;;-゚)(かっこいい......)
(#゚;;-゚)陽海村のようです
はちがつじゅうよんにち
「天狗」
お仕舞い
488
:
◆Q.5DeUcL0I
:2015/08/11(火) 01:31:01 ID:Xl6exDVI0
○よーかいにっき
8月14日 はれ やま
( ゚∋゚) (-_-) てんぐ
まっかなおはなのおっきなてんぐさんとまっくろきらきらなおおきなおはねのてんぐさん
だいてんぐさんはからすてんぐさんのじょーしなんだって
ところでじょーしってなんだろ?
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