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(#゚;;-゚)陽海村のようです
289
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 01:39:06 ID:kPV07p/o0
(*#゚;;-゚)「わっ!すっごーい」
(; ΦωΦ)「ちょ、人間!呑気に見てちゃダメである!」
(#゚;;-゚)「どして?」
(; ΦωΦ)「このまま見てたら大変なことになるのであるよ!」
(#゚;;-゚)「??」
( <^><^>)「ほらほらーこっちみてー。まだまだ伸びますよー」ズズズ
(*#゚;;-゚)「わーたかーい!すごーい!」
(* <^><^>)「はっはっは!そうでしょうそうでしょう!」ズズズ
290
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 01:40:06 ID:kPV07p/o0
(; ΦωΦ)「あああ!まだ伸びるであるか!」
(* <●><●>)「ふふふ、ここまでちゃんと見てくれる人は久しぶりですからね!そりゃ張り切りますよ!さあこのまま倒れてしまいなさい!」ズズズ
(*#゚;;-゚)「おっきいなー」
(* <●><●>)「ふふふ、そうでしょうそうでしょう!」
(*#゚;;-゚)「すごいよ!かいじゅーさんみたい!」
(* <●><●>)「そうでしょうそうでしょう!まあ私は怪獣ではなく妖怪ですが」
291
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 01:40:49 ID:kPV07p/o0
(*#゚;;-゚)「すごいなー、うちのちかくのおうちくらいおっきい!」
(* <●><●>)「ふふふ、そうでしょうそうで......」
(* <●><●>)
( <●><●>)
( <●><●>)
(; <●><●>)「......え」
292
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 01:41:31 ID:kPV07p/o0
(; <●><●>)「あ、あの、あり得ないことだとは思うのですが......」
(#゚;;-゚)「んー?」
(; <●><●>)「私の背ほどの建物があると?」
(#゚;;-゚)「うん、いっぱいあるよ」
(; <●><●>)
(#゚;;-゚)「それにね......ん?」
( ΦωΦ)「む?」
(; <●><●>)
(#゚;;-゚)「にゅーどうさん?」
293
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 01:42:29 ID:kPV07p/o0
( <●><●>)
( <●><●>)
( <●><●>)
( <●><●>)
(; <〇>Д<〇>)・;'.、ガハッ
(; ΦДΦ)「吐いた!?」
294
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 01:43:10 ID:kPV07p/o0
(; <〇>Д<〇>)「ぎ、ぎぎぎぎ」
(; ΦωΦ)「お、落ち着け!なんかよくわかんないけど落ち着けである!」
(; <〇>Д<〇>)「おぼぼぼぼ」
(; ΦωΦ)「なんかめっちゃすごいことになってるから!出ちゃいけない液体身体中から出ちゃってるから!」
(; <〇>Д<〇>)「こ、このわ、私がスモール......私がアベレージ......?」
(;#゚;;-゚)「にゅーどうさん、だいじょーぶ?」
295
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 01:44:00 ID:kPV07p/o0
(; <〇>Д<〇>)「わた、わた、わたしが小さい......短小......」
(#゚;;-゚)「?にゅーどうさんはおっきいよ?」
(; <〇>Д<〇>)
(; <〇>Д<〇>)
( <●><●>)オッキイ?
(#゚;;-゚)「うん、おっきいよ!」
( <●><●>)
(* <^><^>)
296
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 01:45:16 ID:kPV07p/o0
( <●><●>)「んんっ、すみません。取り乱しました」
(; ΦωΦ)「いや......」
(#゚;;-゚)「だいじょーぶ?」
( <●><●>)「ええもうすっかり平気です。心配かけてすみません」
( ΦωΦ)「......立ち直り早いなお前」
( <●><●>)「まあ元々そんなに慌ててませんし。全然問題なかったですし」
(; ΦωΦ)「嘘つけ......」
297
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 01:46:41 ID:kPV07p/o0
( <●><●>)「それでなんの話でしたっけ」
(#゚;;-゚)「え?えーと......」
( ΦωΦ)「家がどうたら、と話をしてたな」
( <●><●>)「ああ、そうでした。まだなにかあったようですが、なにか?」
(#゚;;-゚)「あ!そのいえよりももーともーーとおっきいビルがね!たーくさんたってるところもあるんだって!すごいよね!」
( ΦωΦ)「あ」
298
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 01:47:42 ID:kPV07p/o0
( <●><●>)
( <●><●>)
( <●><●>)
( <〇>Д<〇>)カッ!
ポンッ
(#゚;;-゚)「あれ?きえちゃった」
(; ΦωΦ)「......なんてひどい追い討ちを」
(#゚;;-゚)「むー、もっとみたかったのになぁ」
(; ΦωΦ)「......まぁ結果オーライ、であるかな?」
299
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 01:48:30 ID:kPV07p/o0
(#゚;;-゚)「あ、ほら、すねこすり。そろそろひがくれるからかえろ!」
( ΦωΦ)「む?あー、うむ」
(#゚;;-゚)「きょうもたのしかったね!」
( ΦωΦ)「まー何だかんだで楽しかった......であるかな?」
(#゚;;-゚)「にゅーどうさん、すごかったよね!」
( ΦωΦ)「うむ、そうであるな」
(*#゚;;-゚)「わたしもおっきくなりたいなぁ......」
( ΦωΦ)「まーそのうちおっきくなれるであるよ」
300
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 01:49:12 ID:kPV07p/o0
(#゚;;-゚)「ほんと!?」
( ΦωΦ)「うむ、なれるなれる」
(*#゚;;-゚)「やったー!」
( ΦωΦ)「随分嬉しそうであるな」
(#゚;;-゚)「だってあんなにおっきかったらものすごいもん!いつでもほんとにかいじゅーさんごっこできるよ!」
( ΦωΦ)
(; ΦωΦ)「まさか人間、見上入道ほどに大きくなりたいっていってるのであるか?」
(#゚;;-゚)「え、うん、そーだよ?」
(; ΦωΦ)「......やめておいた方がいいである」
(#゚;;-゚)「どして?」
(; ΦωΦ)「どしてって......とにかくダメである!」
(#゚;;-゚)「えー?」
301
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 01:49:53 ID:kPV07p/o0
......
......
......
( ΦωΦ)「ということがあったのである」
( ゚Д゚)「そりゃまた随分楽しそ......」
( ΦωΦ)「え?」
( ゚Д゚)「......んんっ、相変わらず危機感のない娘だ」
( ΦωΦ)「であるよなぁ......こんなこと続けてたら大変なことになるであるよ。話によると辺りの妖怪は人間に興味を持ち始めてるようであるし」
( ゚Д゚)「まあ今回はまだ入道だったからよかったが......ん?」
( ΦωΦ)「どうかしたのであるか?」
( ゚Д゚)「いや......別に、どうでもいいことだ」
( ΦωΦ)「?そうであるか?」
( ゚Д゚)「ああ、気にするな」
302
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 01:50:34 ID:kPV07p/o0
(#゚;;-゚)「すねこすりー」
( ΦωΦ)「む?」
(#゚;;-゚)「あ、またおはなししてたの?」
( ゚Д゚)「いや、もう終わった」
(#゚;;-゚)「そうなの?」
( ΦωΦ)「である」
(#゚;;-゚)「じゃあいっしょにねよ、すねこすり」
( ΦωΦ)「うむ、分かったである。うんがい鏡、夜分に悪かったな」
( ゚Д゚)「気にするな......まぁ、たまにはこう話すのも悪くなかった」
(#゚;;-゚)「じゃあいこすねこすり。うんかいきょーも、おやすみ」
( ゚Д゚)「ああ、おやすみ」
303
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 01:51:19 ID:kPV07p/o0
( ゚Д゚)「......入道の兄弟、か」
( ゚Д゚)
( ゚Д゚)(......あいつら、三人兄弟じゃなかったか?)
(#゚;;-゚)陽海村のようです
はちがつここのか
「見上入道」
お仕舞い
304
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 01:52:04 ID:kPV07p/o0
○よーかいにっき
8月9日 はれ たんぼのちかく
( <●><●>) みあげにゅーどう
かんばりにゅーどうにそっくりなようかいさん
かんばりにゅーどうのおにーさんなんだって
からだがぐんぐんおっきくなるすごいよーかいさん
わたしもおっきくなりたいな
305
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 06:18:34 ID:R7Eybv260
おつ!
306
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 08:04:52 ID:S94MPAGg0
まってたよ乙
307
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 08:08:35 ID:8JTk20oY0
乙!
見上げ入道さん、でぃの前で短小だなんて…
308
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 13:24:19 ID:wS15mH1c0
おつ!!
入道兄弟揃って変態だな!!
309
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 15:36:50 ID:eDE8Pfsw0
もう来ないと思ったからすごいうれしいでぃちゃんでぃちゃんでぃちゃんでぃちゃん
310
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 21:44:09 ID:kPV07p/o0
筆が軽い…
こんな幸せな気持ちで書くなんて初めて…
��
もう何も恐くない━━━!
311
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 21:44:54 ID:kPV07p/o0
(´・ω・`)テクテク
(´・ω・`)テクテク
(´・ω・`)ピタ
(´・ω・`)
(;´・ω・`)ハァ
(;´・ω・`)(また......この橋まで来たはいいけど......)
(;´・ω・`)
(;´-ω-`)
312
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 21:45:36 ID:kPV07p/o0
(;´・ω・`)
(;´・ω・`)(......やっぱり、怖くて無理)
(;´・ω・`)=3 フー
(;´・ω・`)(......帰ろ)
......ドポン
(;´゚ω゚`)「ひっ!」ビクッ
(;´・ω・`)キョロ
(´・ω・`;)キョロ
(;´・ω・`)ハァ
(;´・ω・`)「なんだ、魚が跳ねただけ......か」
(;´-ω-`)「ああ......心臓がいたい......」テクテク
313
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 21:46:25 ID:kPV07p/o0
......
......
......
......クスクスクス
(#゚;;-゚)「すねこすりー」
( ΦωΦ)「んー?」
(#゚;;-゚)「じつはね、きょうおかいものしたいの」
( ΦωΦ)「ほう、何を買うであるか」
(#゚;;-゚)「んー?おはな!」
( ΦωΦ)「花?」
(#゚;;-゚)「ん!おとーさんのたんじょーびだから!」
( ΦωΦ)「たんじょーび?」
314
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 21:47:06 ID:kPV07p/o0
(#゚;;-゚)「しらないの?」
( ΦωΦ)「んー、あ、あー。そう言えば人間は生まれた日にちを毎年祝うのであったな。それか」
(#゚;;-゚)「うん!」
( ΦωΦ)「確かに祝い事に花はなかなかいい選択であるな」
(#゚;;-゚)「だからね、いっしょにかいにいこ」
( ΦωΦ)「おお、いいであるよ」
( ΦωΦ)
(; ΦωΦ)「いやちょっと待つである」
315
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 21:47:49 ID:kPV07p/o0
(#゚;;-゚)「?」
( ΦωΦ)「村に確か花屋はなかったであるよな?」
(#゚;;-゚)「うん」
(; ΦωΦ)「......隣町に行くつもりか」
(#゚;;-゚)「そーだけど......なんで?」
(; ΦωΦ)「いや......」
(#゚;;-゚)「??」
(; ΦωΦ)「......ちょっと待ってるである」
(#゚;;-゚)「え?うん」
316
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 21:48:33 ID:kPV07p/o0
(; ΦωΦ)
(; ΦωΦ)
( ΦωΦ)「座敷わらし、いるか?」
「......」
qA`))「う、うん」ヒョコッ
( ΦωΦ)「お前に頼みがあるのだが」
(;'A`)「ぼ、ぼぼぼぼぼぼぼぼくに?」
( ΦωΦ)「うむ......詳しく話をすると......ってお前のことだ。もう聞いてるであろう?」
('A`)「う、うん。と、ととととなりまちにい、いき、いきたいんだよね」
( ΦωΦ)「である......んだがそのためには橋を渡らなくてはならないのであるが」
(;'A`)「は、はははははし、はしひめ?」
(; ΦωΦ)「うむ......妖怪としてはそこまで恐ろしくはないのだが最近暴れてると噂がある。用心に越したことはない」
317
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 21:49:33 ID:kPV07p/o0
(;'A`)「そ、そそそそそそそれで」
(; ΦωΦ)「うむ、そこでだ。お前の知り合いで頼りになる妖怪はおらんか?悔しいが我輩はすねこすり。橋姫のような強くない妖怪にも敵わん」
(;'A`)「え?う、うーん......」
( ΦωΦ)「座敷わらし、お前ほどこの村にいる時間が長ければ誰かしらおらんか?橋を渡る間だけでも守れるやつなら誰でもいいのであるが」
('A`)「え?うー......あ、う、うん。い、いいる。いるよ」
(* ΦωΦ)「本当か!ではそいつを呼んでもらってもいいであるか?」
('A`)「わ、わかった......あ、ああああとでむかわせるから、さささささきにい、いってて」
( ΦωΦ)「うむ、任せたぞ。座敷わらしよ」テクテク
('A`)
('A`)
(;'A`)「た、たたたたいへんだけど、あ、あのこのため......が、がんばるぞー!」
318
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 21:50:17 ID:kPV07p/o0
......
......
......
(#゚;;-゚)「すねこすりー、まだー?」
(; ΦωΦ)「う、す、すまん。もうそろそろ、もうそろそろ来るである」
(#゚;;-゚)「むー」
(; ΦωΦ)(座敷わらし......まだであるか?)
「おー遅くなった、すまんすまん」
(#゚;;-゚)「お?」
( ΦωΦ)「む!ようやくきたであ......」
319
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 21:51:12 ID:kPV07p/o0
(* ゚∀゚)「いやぁ、久しぶりに山降りてきたがぁ、まっさかすねこすりのお使いのお守り頼まれるたぁ俺も落ちたなぁ!ギャハハハハ」
( ΦωΦ)
( ΦωΦ)
( うω)ゴシゴシ
( ΦωΦ)
( ω ) Ф Ф ポーン
(#゚;;-゚)「おじちゃんがすねこすりのよんでたひと?」
(* ゚∀゚)「ん?おじちゃん?俺のこと?ギャハハハハ!おじちゃんかぁ!」
(; ΦωΦ)「ちょ!に、人間!」
320
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 21:51:54 ID:kPV07p/o0
(#゚;;-゚)「どったの?」
(; ΦωΦ)「いやこ、ここここの、この、こののよう、ようかいさ、妖怪様は」
(#゚;;-゚)「?」
(* ゚∀゚)「んー?なーに内緒話してんのぉ!?俺も混ぜてくれよぉ!」
(; ΦωΦ)「うぇ!?い、いやあの......」
(* >∀<)「ほれ酒もあるぜ!呑め呑めぇ!」
(#゚;;-゚)「あ!おひるからおさけはのんじゃダメなんだよ!おかーさんがいってた!」
(; ΦДΦ)「にんげーん!だまる!とりあえず黙るであるぅ!」
(#゚;;-゚)「えー?」
321
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 21:52:36 ID:kPV07p/o0
(* ゚∀゚)「ぶ、ギャハハハハ!お、俺が名前もしらねぇ餓鬼に説教されるたぁ、お、おかしくって腹が......ブッフゥ」
(; ΦДΦ)「あわわわわ......」
(* ゚∀゚)「気に入った!餓鬼!名前は?」
(#゚;;-゚)「ん?でぃ!」
(* ゚∀゚)「おおそーかそーか。でぃっつーのか。覚えたぞー」
(#゚;;-゚)「おじちゃんは?」
(* ゚∀゚)「ん?おー、そーかそーか。こりゃ忘れてた」
(#゚;;-゚)「おじちゃんはよーかいなの?」
(* ゚∀゚)「よーかい?いやいや違うぞぉ。おじちゃんはなぁ、大妖怪だ!」
(*#゚;;-゚)「なにそれ!すごそう!」
322
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 21:53:31 ID:kPV07p/o0
(* ゚∀゚)「凄そうなんじゃなくてスッゴいんだぞぉ!ほらあそこの山」
(#゚;;-゚)「んー?あれ?」
(* ゚∀゚)「そーそー、俺が支配してる山。あそこの妖怪は俺が指示すれば何でもするぞ!凄いだろ!」
(#゚;;-゚)「つまり......よーかいのおーさま?」
(* ゚∀゚)「王様!おお!いいなそれ!よし次からそう名乗ろっかなー」
(#゚;;-゚)「むー」
(* ゚∀゚)「お?どした?気分悪いのか?なら呑めば治る!呑むか!?」
(#゚;;-゚)「おじちゃんのおなまえ、きけてない」
(* ゚∀゚)「っと!そうだったそうだった。忘れてたよギャハハハハ!」
323
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 21:54:13 ID:kPV07p/o0
(#゚;;-゚)「それで?」
(* ゚∀゚)「ん、おお。俺はね、鬼って妖怪なんだ」
(#゚;;-゚)「おに......あ!しってる!」
(* ゚∀゚)「おお嬉しいねぇ!」
(#゚;;-゚)「でも......」
(* ゚∀゚)「お?どうした?腹痛か?」
(#゚;;-゚)「おにさんはわるいようかいさん?」
(; ΦДΦ)「ばかー!」
324
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 21:55:00 ID:kPV07p/o0
( ゚∀゚)「......あー。そう、か。人間の間だとやっぱそうなのか」
(; ΦωΦ)「お、鬼様、いやこれはそのぉ」
(* ゚∀゚)「おし、おいでぃ!」
(#゚;;-゚)「ん?」
(* ゚∀゚)「俺は悪い妖怪に見えるか!?」
(#゚;;-゚)「んーん、みえないよ」
(* ゚∀゚)「そーなんだよ、俺、悪い妖怪じゃないんだ。人も大好きだしな!でもなー悪い人がね、俺の悪い噂流してるのよ」
(;#゚;;-゚)「そ、そーなの!?」
(* ゚∀゚)「そーそー、そーなの!なんかね、俺が村を苦しめたとか妖怪苦しめたとか色んなね噂があるけどぜーんぶ嘘よ嘘!嘘っぱち!」
(#゚;;-゚)「おにさん、たいへんなんだね」
(* ゚∀゚)「おお!分かってくれる!?分かってくれちゃう!?」
325
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 21:55:43 ID:kPV07p/o0
(#゚;;-゚)「うん。おにさん、わたしがんばるよ!」
(* ゚∀゚)「お?」
(#゚;;-゚)「がんばってわるいうわさながすわるいひと、やっつける!」
(* >∀<)「カーッ!泣かせるねぇ!ますます気に入った!特別にいい酒をやる!呑め!」
(;#゚;;-゚)「だからおさけはだめなんだよー」
(* ゚∀゚)「俺が許す!」
(;#゚;;-゚)「ダメだよ!ほらそれよりいこーよー」
(* ゚∀゚)「んー?おぉ、そうだったなぁ。ちぇー残念。久しぶりに人と飲みたかったんだがなぁ......まぁ勝手に呑むけど!ギャハハハハ」
326
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 21:56:28 ID:kPV07p/o0
(; ΦωΦ)
(; ΦωΦ)
(; ΦωΦ)
(#゚;;-゚)「どしたの?いくよすねこすりー!」
(; ΦωΦ)「あ......うん」
(; ΦωΦ)「......悪い噂、ねぇ」
(* ゚∀゚)「お、どした?」
(; ΦωΦ)「あ、いえ......」
(; ΦωΦ)
(; ΦωΦ)(......こいつのせいで村の人達が無理矢理呑みに付き合わされて苦しんでたのは嘘じゃないんだよなぁ)
327
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 21:57:09 ID:kPV07p/o0
(* ゚∀゚)「かっー!今日も酒、うめぇなぁ!」
(; ΦωΦ)「......本人は悪気はないんだろうけど」
(* ゚∀゚)「ん?なに?お前も呑む?」
(; ΦωΦ)「あ、いえ......」
(* ゚∀゚)「遠慮すんなよー」
(; ΦωΦ)「で、でも今は人間の」
( ∀)「まさか俺の酒が呑めないとか......言わねーよな?」
(; ΦωΦ)「ひっ!......じゃあ少しだけ」
(* ゚∀゚)「お、いいねぇ!ほら呑め呑めぇ!」
(; ΦωΦ)「あ、ハイ......」
(; ΦωΦ)(本人自覚ないんだろうけどめっちゃこぇええええ!)
(* ゚∀゚)(今日は人間と話せて妖怪とも呑めて楽しいなぁ!)
(#゚;;-゚)(ふたりともおそいなぁ......)
328
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 21:57:55 ID:kPV07p/o0
......
......
......
(* ゚∀゚)「で、この橋があの橋姫がいるっつう橋か」
(; ω )「は、はい......うっぷ...ぞ、ぞうでず......」
(;#゚;;-゚)「すねこすり、きぶんわるいの?」
(* ゚∀゚)「いやすまん!呑ませすぎたな!つい他のやつと呑むのが久しぶりでやり過ぎたわ!」
(; ΦωΦ)「だ。だいじょう......」
(#゚;;-゚)「?」
329
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 21:58:36 ID:kPV07p/o0
(; Д)「オボボボボボ」ドホボ
(;#゚;;-゚)「わっ!」
(* ゚∀゚)「ありゃりゃぶちまけちゃった」
クッサ!
(* ゚∀゚)「......ん?」
......
(* ゚∀゚)「......気のせいかな?俺も呑みすぎたかも!なーんちゃって!」
(;#゚;;-゚)「おにさんてつだってー!」
(; Д)「カフーカフー」
(* ゚∀゚)「おお任せろー」
330
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 21:59:24 ID:kPV07p/o0
......
ドポン
川д川「......」ドロッ
川д川「......汚された」
川д川グスッ
川д川「あいつはあんなに介抱されてるのに汚された私には誰も心配してくれない......妬ましい」
川д川
川д川「けど......」
川д川
331
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 22:00:07 ID:kPV07p/o0
川;д川「何で鬼がいるのよぉおおお!ごわい!ごわい!なんで!?すねごずりでいどになんで鬼が!?」
川;д川「ふぐしゅうしだいのにでぎないいいいい!ぐやじい!憎い!あああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
オロロロ!
川д川「え」
川д川ビチャビチャ
川д川ドロリッチ
川д川
川;д川「もうやだああああああ!おうぢがえるううううううううう!!!おぼえでろよおおおおおお!」
チャポン
332
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 22:00:50 ID:kPV07p/o0
......
......
......
(#゚;;-゚)「おとーさん!たんじょーびおめでとー!」
(*,,゚Д゚)「覚えててくれたのか!でぃ!お前はなんていい子なんだぁ!」ヨシヨシ
(*#゚;;-゚)「えへへ......」
(;*゚ー゚)「全く喜びすぎよ......あらこれ」
(#゚;;-゚)「ん!おとーさんへのプレゼントだよ!」
(*,,゚Д゚)「なにぃ!?お前ってやつはぁなんてできた娘なんだぁ!」ヨシヨシヨシ
(*#゚;;-゚)「えへへ」
333
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 22:01:30 ID:kPV07p/o0
(#*゚ー゚)「ちょっとこれ、隣町のやつじゃない!でぃ!」
(#゚;;-゚)「ん?」
(#*゚ー゚)「橋に近づいちゃダメっていったじゃない!それに隣町なんて遠くに一人で行っちゃダメでしょ!」
(;#゚;;-゚)「あ......」
(,,゚Д゚)「おいおいそんなに怒るこたぁねーだろ。何もなかったんだし」
(*゚ー゚)「あのねぇなにか起こってからじゃ遅いの!」
(,,゚Д゚)「でもなぁ」
('、`*川「それなら私が悪いねぇ」
(#゚;;-゚)「え?」
(*゚ー゚)「おばあちゃん?」
334
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 22:02:28 ID:kPV07p/o0
('、`*川「いやね、プレゼントに隣町の花屋を勧めたのは私だったからさ。悪かったね......そうだろ?でぃ」
(;#゚;;-゚)「え?......うん」
('、`*川「それにせっかくの誕生日なんだ。今日くらい怒らないで楽しみなさいな」
(*゚ー゚)「......そう、ね。ごめんなさい、熱くなりすぎたわ」
(#゚;;-゚)「......ごめんなさい、おかーさん」
(*゚ー゚)「ん、お母さんも言い過ぎたわ。でも次からは危ないことしちゃダメよ」
(#゚;;-゚)「ん!」
('、`*川「ほほ、よかったよかった」
(#゚;;-゚)「......おばーちゃん」ボソボホ
('、`*川「ん?なんだい?」
(#゚;;-゚)「ありがと」
335
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 22:03:38 ID:kPV07p/o0
('、`*川「はてなんのことやらわからんのぉ......ほれでぃ、ケーキがあるから食べてきなさい」
(*#゚;;-゚)「ケーキ!たべる!」トテテ
('、`*川「ほほ、元気じゃのぉ......にしても一人で隣町まで行けるとはねぇ」
('、`*川
('、`*川「いやもしかしたら、一人じゃなかったのかな?だとしたらありがとね、見えない妖怪さん?」
( ΦωΦ)
( ΦωΦ)「うむ、どういたしまして」コスコス
('、`*川「......?なにか......」
(*゚ー゚)「お母さんもどう?食べない?」
('、`*川「おーいくよ」トットット
( ΦωΦ)「......」
336
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 22:04:30 ID:kPV07p/o0
(*,,゚Д゚)(*#゚;;-゚)ワイワイ(゚ー゚*)('、`*川
( ΦωΦ)
( ΦωΦ)(邪魔は......できんな)
( ΦωΦ)
( ΦωΦ)
( +ω+)
ワイワイガヤガヤ
(#゚;;-゚)陽海村のようです
はちがつとおか
「鬼」
お仕舞い
337
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 22:05:15 ID:kPV07p/o0
○よーかいにっき
8月10日 くもりときどきはれ かわのちかく
( ゚∀゚) おに
おさけをいつものんでるようかいさん
とってもつよくてえらいんだって
ざしきわらしさんのおともだちらしいからこんどはみんなでいっしょにあそびたいな
338
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 22:37:37 ID:wS15mH1c0
>>310
死亡フラグやめぇい!
橋に行くっていうからシリアスかと思ったらほのぼのだったよ!いいねぇ。癒される……
おつ!
339
:
名も無きAAのようです
:2015/06/07(日) 23:00:42 ID:eDE8Pfsw0
ついに鬼がでたか
本当待ってたからすげえ嬉しいよ
340
:
名も無きAAのようです
:2015/06/08(月) 10:09:53 ID:D87C3nBQ0
乙!
鬼か……随分と酒好きのようだがまさか日本の妖怪で三本の指に入る鞍馬の山のアイツじゃないよな…?
341
:
名も無きAAのようです
:2015/06/08(月) 16:48:21 ID:tIl6NTVc0
間違えた。鞍馬山じゃなくて大江山だった
342
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:18:46 ID:gTHuik4s0
妖怪一覧 姿 居場所
すねこすり ( ΦωΦ) 家
だらし 無 不定
うんがい鏡 ( ゚Д゚) 家
覚 (・∀ ・) 不定
座敷わらし ('A`) 家
かんばり入道( <●><●>) 家(厠)
一反木綿 / ゚、。 / 不定(ホームシック)
金霊 無 不定
見上入道 ( <●><●>) 不定
鬼 ( ゚∀゚) 山
橋姫 川д川 川(橋)
皆も妖怪、ゲットじゃぞー
343
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:19:37 ID:gTHuik4s0
(; ΦωΦ)「座敷わらし!座敷わらしはいるか!」
(;'A`)「え、ななななななな」
(; ΦωΦ)「あ!お前!」
(;'A`)「ひっ!」
(; ΦωΦ)「昨日のあれ!お前の知り合い!なんだあれ!」
(;'A`)「......だ、だだめ、だっ、た?」
(; ΦωΦ)「ある意味だめだったわ!大事過ぎるわ馬鹿たれ!心臓止まるかと思ったわ!」
344
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:20:35 ID:gTHuik4s0
(;'A`)「ご、ご、めん......で、も、ああああああああああのこの、こっ、こと考えると」
(; ΦωΦ)「......まぁ何事もなかったからよかったが......それより」
('A`)「?」
(; ΦωΦ)「......お前、よくあんなの連れてこれたな。本当にお前、座敷わらしか?」
(*;'A`)ゞ
(; ΦωΦ)「それもあんなお使いに......キレて殺されてても可笑しくなかったぞ」
('A`)「む、むむむかしちょっと......あっ、て......」
( ΦωΦ)「ほう......しかしお前がなぁ。自分で友達いないといっておきながらあんな知り合いがいるとは驚いたぞ」
(;'A`)「あ、ああい、あいつとは......と、とととともともだちじゃ、ないから」
(; ΦωΦ)「だろうなぁ。あんな友達いたら心臓がいくつあっても足りんわ」
(;'A`)「あ、ははははは......そ、そうだね」
345
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:21:22 ID:gTHuik4s0
(; ΦωΦ)「......それを連れてこれるお前も恐ろしいがな」
(;'A`)「......」
( ΦωΦ)「まぁ、詳しくは聞かん。興味はあるが人間に呼ばれているからな。聞くとしたらまた今度にしよう」
('A`)「ん。わ、わわわわわわわかった......じゃ」
( ΦωΦ)「うむ」
( ΦωΦ)
( ΦωΦ)
( ΦωΦ)「座敷わらしの過去、か」
( ΦωΦ)「......」
(#゚;;-゚)「おーいすねこすりー」
( ΦωΦ)「む!今行くである」
( ΦωΦ)(ま、どうでもいいか)
346
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:22:38 ID:gTHuik4s0
......
......
......
( ΦωΦ)「......で、人間」
(#゚;;-゚)「んー?」
( ΦωΦ)「なぜ我輩たちは山にいるのであるか?」
(#゚;;-゚)「おにさんによばれたからだよー」
( ΦωΦ)
( ΦωΦ)
( ΦωΦ)「我輩帰る」
347
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:23:21 ID:gTHuik4s0
(;#゚;;-゚)「ちょっとまってよ!」
( ;ω;)「ヤァダァ!帰るったら帰るぅ!帰るのであるぅ!帰って脛擦るぅ!」ジタバタ
(;#゚;;-゚)「もー」
「む、こんな山に人間がいるぞ」
(#゚;;-゚)「ん?」
( ´_ゝ`)「おや弟よ。この人間、我らのほうを見ている。何故であろう?」
(´<_` )「聞け兄よ。恐らくだが我らの声を聞いてではないだろうか?」
( ´_ゝ`)「なんと弟よ。この人間は妖怪が見えると言うのか」
(´<_` )「恐らくだが兄よ。この人間が最近噂の人間ではないか?」
( ´_ゝ`)「なるほど弟よ。確かにそれなら話が合う」
348
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:24:03 ID:gTHuik4s0
(;#゚;;-゚)「えーと......」
(; ΦωΦ)「む?」
(´<_` )「おや兄よ。どうやら妖怪をつれているようだぞ」
( ´_ゝ`)「だが弟よ。よく見れば弱小すねこすりのようだ」
(# ΦωΦ)「弱小だと!?むぐぐ!」
(;#゚;;-゚)「おこっちゃだめだよ」
( ´_ゝ`)「なぁ弟よ」
(´<_` )「なんだ兄よ」
( ´_ゝ`)「よくあの人間を見てみろ」
349
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:25:22 ID:gTHuik4s0
(´<_` )「ふむ見たところなかなかの逸材と見える」
( ´_ゝ`)「斬りたくないか?」
(´<_` )「斬ってしまうか?」
( ´_ゝ`)「それがいい」
(´<_` )「そうしよう」
ビュウ!
( ΦωΦ)「......む?風......」
(;#゚;;-゚)「きゃっ!?」
(; ΦωΦ)「どうした人間!?」
350
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:25:41 ID:exkuj.hE0
支援
351
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:26:19 ID:gTHuik4s0
(;#゚;;-゚)「なんかかみがきれた......」
(; ΦωΦ)「む?なにが......」
( ´_ゝ`)「なぁ弟よ。いい斬り心地だな」
(´<_` )「ああ兄よ。素晴らしい斬り心地だ」
( ´_ゝ`)「もっと斬りたいな?」
(´<_` )「もっと斬りたいな」
(; ΦωΦ)「むむ?待てよ......兄弟......風......いかんこいつらは!」
( ´_ゝ`)「なぁ弟よ。今日は二人だけだけどいい感じだな」
(´<_` )「ああ兄よ。一人足りないがなかなかすっぱり斬れそうだ」
(; ΦωΦ)「まさか鎌鼬か!」
352
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:27:02 ID:gTHuik4s0
(#゚;;-゚)「かまい......」
ビュウ!
(;#゚;;-゚)「うわっ!?また!?」
(; ΦωΦ)「人間!」
( ´_ゝ`)「ほお弟よ。なかなかいいところを斬るな」
(´<_` )「わかるか兄よ。それでこそ我が兄よ」
(; ΦωΦ)「逃げるである人間!こいつらは鎌鼬!風で全てを切り裂く強力な妖怪!しかもそれが二人!危険である!」
(;#゚;;-゚)「な、なんかわかんないけどわかった!」トテテ
( ´_ゝ`)「む、弟よ。このままだと逃げられてしまうぞ」
(´<_` )「不味いな兄よ。まだ斬りたりないぞ」
( ´_ゝ`)「追うか?」
(´<_` )「追うか」
(# ΦωΦ)「そうはさせんぞ!」
( ´_ゝ`)「む?」
(´<_` )「ん?」
353
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:29:58 ID:gTHuik4s0
(# ΦωΦ)「すねこすりでもやるときはやるというところ、見せてやるで」
( ´_ゝ`)「......なぁ弟よ」
(´<_` )「なんだ兄よ」
( ´_ゝ`)「このすねこすりもなかなかのものをお持ちではないか?」
(´<_` )「なるほど確かにその通りだ」
( ΦωΦ)「へ?」
354
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:30:41 ID:gTHuik4s0
( ´_ゝ`)「斬りたくないか?」
(´<_` )「斬ってしまうか?」
( ´_ゝ`)「それがいい」
(´<_` )「そうしよう」
(; ΦωΦ)「え」
ビュウ!
ぬおおおおおおおお!??
355
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:31:23 ID:gTHuik4s0
......
......
......
(;#゚;;-゚)ハァハァハァ
(;#゚;;-゚)(ど、どこまでにげればいいのかな......)
(;#゚;;-゚)(も、つかれ......)
(* ゚∀゚)「ん?おー遅いぞー」
(;#゚;;-゚)「お、おにさん!」ハァハァハァ
(* ゚∀゚)「ギャハハハハ!息切らせてどーしたの!また腹痛か?それなら酒で」
(;#゚;;-゚)「た、たすけて!すねこすりが!」
( ゚∀゚)「......どうした、なにがあった」
356
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:32:20 ID:gTHuik4s0
(;#゚;;-゚)「よ、よくわかんないけどしらないようかいにあって、すねこすりににげろって......それで」
( ゚∀゚)「もういい、十分だ......なぁるほどなぁ」
(;#゚;;-゚)「......おにさん?」
( ゚∀゚)「俺の客人に手を出すたぁいい度胸だ......」
(;#゚;;-゚)「あの......」
( ∀)「どこのどいつだか知らんが......ブッ飛ばしてやる」
(;#゚;;-゚)「......」ブルッ
357
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:33:16 ID:gTHuik4s0
にんげーん......
(#゚;;-゚)「ん?」
にんげーん......
( ゚∀゚)「あ?この声......」
(;#゚;;-゚)「すねこすり!?ぶじだった」
《* ΦωΦ》「見て見て人間!この新しい我輩を!このモテカワ系な我輩を!」トテテテ
(#゚;;-゚)
( ゚∀゚)
(;#゚;;-゚)(; ゚∀゚)「「だれ!?」」
358
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:34:15 ID:gTHuik4s0
(* ´_ゝ`)「いや弟よ!我ながらいい斬りだったな!」
(´<_` *)「全くだ兄よ!我らの斬りは最高だな!」
( ´_ゝ`)b「「流石だよな、俺たち」」d(´<_` )
( ゚∀゚)「......おいてめぇら」
( ´_ゝ`)「む?」
(´<_` )「ん?」
( ゚∀゚)「てめぇらか?俺の客人に手ぇ出したのは」
359
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:35:12 ID:gTHuik4s0
( ´_ゝ`)「なぁ弟よ」
(´<_` )「なんだ兄よ」
( ´_ゝ`)「鬼だ」
(´<_` )「鬼だな」
( ´_ゝ`)
(´<_` )
(; ゚_ゝ゚)「「すみませんでしたぁああああああああああ!!!」」(゚<_゚ ;)
360
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:36:13 ID:gTHuik4s0
......
......
......
(#゚;;-゚)「かみのけをきりたかった?」
(* ゚∀゚)「ああそうらしい、全くばっからしいよなぁ!ギャハハハハ!」
(;#゚;;-゚)「だったらいってくれればよかったのに」
( ´_ゝ`)「おお弟よ。言われてみればその通りだな」
(´<_` )「そうだな兄よ。確かにその通りだ」
( ´_ゝ`)「悪いことをしたな人間よ」
(´<_` )「すまなかった人間よ」
(#゚;;-゚)「ん、いいよ」
(* ゚∀゚)「カーッ!やっさしいねぇ。俺なら二三発ぶん殴ってるぜ!?」
(; ´_ゝ`)「なぁ弟よ。我ら下手したら死んでいたのではないか?」
(´<_` ;)「ああ兄よ。たった今同じことを考えていた」
361
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:36:56 ID:gTHuik4s0
《 ΦωΦ》「それで鎌鼬よ。お前らはどうして髪の毛なんかを」
( ´_ゝ`)「うむすねこすりよ。それは我らの趣味だ」
(´<_` )「そうともすねこすりよ。我らは毛を斬ることに目覚めたのだ」
《; ΦωΦ》「はぁ」
( ´_ゝ`)「それでだ人間よ。頼みがある」
(´<_` )「そうだ人間。頼みがある」
(#゚;;-゚)「ん?」
362
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:37:45 ID:gTHuik4s0
( ´_ゝ`)「我らに髪を斬らせてはくれぬか?」
(´<_` )「嫌かもしれぬが頼めぬか?」
(#゚;;-゚)「んー......いいよ!」
( ´_ゝ`)「おお弟よ!聞いたか!?」
(´<_` )「ああ兄よ!確かに聞いたぞ!」
( ´_ゝ`)「斬るぞ!」
(´<_` )「斬れるぞ!」
(* ´_ゝ`)「「やったー!」」(´<_` *)
363
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:38:26 ID:gTHuik4s0
《 ΦωΦ》「......楽しそうであるな」
( ゚∀゚)「......まぁ、悪い奴等じゃぁ、なさそうだしなぁ」
《 ΦωΦ》「......人間、どうなるであるかなぁ」
(* ゚∀゚)「そりゃもう、可愛くなるだろ」
《* ΦωΦ》「であるよなぁ」
( ´_ゝ`)「ふむ弟よ!これはなかなかじゃないか!?」
(´<_` )「ああ兄よ!これはなかなかだ!」
364
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:39:11 ID:gTHuik4s0
( ´_ゝ`)「なぁ弟よ」
(´<_` )「なんだ兄よ」
( ´_ゝ`)「可愛く斬り過ぎて惚れてしまいそうだ」
(´<_` )「なんと奇遇なことに一緒だな」
( ´_ゝ`)
(´<_` )
(* ´_ゝ`)「「ポッ」」(´<_` *)
365
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:39:51 ID:gTHuik4s0
《 ΦωΦ》
( ゚∀゚)
《 ΦωΦ》「あの鬼様」
( ゚∀゚)「半殺し?」
《 ΦωΦ》
( ゚∀゚)
《 ΦωΦ》b
( ゚∀゚)b
366
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:40:34 ID:gTHuik4s0
(; ´_ゝ`)「なあ弟よ」
(´<_` ;)「なんだ兄よ」
(; ´_ゝ`)「死ぬ気は?」
(´<_` ;)「ない」
(; ´_ゝ`)
(´<_` ;)
(; ゚_ゝ゚)「「すみませんでしたぁああああああああああ!!!」」(゚<_゚ ;)
367
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:41:14 ID:gTHuik4s0
(#゚;;-゚)「あれ、いっちゃったの?」
《 ΦωΦ》「おー人間、さっぱりしたであるな」
(#゚;;-゚)「うん、いいかんじ!」
(* ゚∀゚)「いいじゃんいいじゃん!ほれ、じゃあ呑むか!」
(;#゚;;-゚)「だからおさけはめっ!」
( ゚∀゚)「えー」
《 ΦωΦ》「それにもう時間も遅い。人間、帰らないと山が降りられなくなるであるよ」
(;#゚;;-゚)「うわっ!ほんとだ!ごめんねおにさん!あそぶのはまたこんどね」
( ゚∀゚)「ん。あー、わかった!またこいよー」
《 ΦωΦ》「それじゃ帰るであるよ」
(#゚;;-゚)「ん!」
368
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:42:12 ID:gTHuik4s0
......
......
......
('、`*川「あらその髪いいわね、どうしたの?」
(#゚;;-゚)「えへへ、きってもらったんだ!」
('、`*川「ほーお母さんにかな?」
(#゚;;-゚)「んーん!ちがうよ!」
('、`*川「あら、そーなの?」
(#゚;;-゚)「うん!」
369
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:43:50 ID:gTHuik4s0
(*゚ー゚)「あら、お母さんが切ったんじゃなかったの?」
('、`*川「ええそうね」
(;*゚ー゚)「ええ......じゃあ誰が切ったの?」
(#゚;;-゚)「ひみつ!」
(;*゚ー゚)「あのねぇ……」
('、`*川「いいじゃないか秘密のひとつ二つ」
(*゚ー゚)「でも......」
('、`*川「ねーでぃ?」
(#゚;;-゚)「ん!」
370
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:44:31 ID:gTHuik4s0
( ゚Д゚)
('A`)
( ゚Д゚)
('A`)
( ゚Д゚)「......」ボソッ
('A`)「え?」
( ゚Д゚)「なんだ座敷わらし?用か?」
(;'A`)「え?い、いや......あ、そそそその......な、なななんでも、な、い……」
(;'A`)(......気のせい、かな?)
( ゚Д゚)
('A`)
( ゚Д゚)「......」
('A`)「......」
「......」
371
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:45:29 ID:gTHuik4s0
(・∀ ・)『......』
(・∀ ・)『......可愛いと思ってるなら直接伝えればいいのに馬鹿だなぁ。なあ?』
/ ゚、。 /「それはあんたもでしょーが」
(・∀ ・)
/ ゚、。 /
(#゚;;-゚)陽海村のようです
はちがつじゅういちにち
『鎌鼬』
お仕舞い
372
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:46:23 ID:gTHuik4s0
○よーかいにっき
8月11日 くもり やまのなか
( ´_ゝ`)(´<_` )かまいたち
かぜをあやつるよーかいさん
ほんとはなかよしなさんにんきょうだいなんだって
ゆめはおっきくやまいちばんのよーかいさんのとこやさんになること
よーかいさんじゃないけどまたかみのけきってほしいな
373
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:48:21 ID:O9pBcCNs0
おっ初遭遇 乙乙
今日もどいつもこいつも可愛かった
374
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:56:31 ID:0OEShSZ20
回復役いねぇやべぇと思ったけどそんな事はなかった
375
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 00:58:05 ID:/wAGi2wc0
みんなかわいいなぁ
鎌鼬の三人目は妹者かな?薬塗るやつがいるんだよね確か
乙乙!
376
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 06:55:59 ID:lXSlet7Y0
ぬ〜べ〜だと親子で棍棒担当、鎌担当、薬担当だったな
三人目は姉者か妹者かまさかの末者か
377
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 07:03:34 ID:dOlgW4HU0
母者かもしれんぞ
378
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 09:57:44 ID:/FqxFTxk0
そういや末者なんて超絶マイナーキャラがいたな
379
:
名も無きAAのようです
:2015/06/10(水) 17:35:00 ID:HausKNnY0
乙
でぃちゃんピンチと思ったらそうでもなかった
あいかわらず癒される
380
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 04:21:48 ID:MLB1Z33s0
DMCのアグルドみたいな流石兄弟だな
381
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 15:44:59 ID:iPC70eaE0
____________
ヾミ || || || || || || || ,l,,l,,l 川〃彡|
V~~''-山┴''''""~ ヾニニ彡| 三人目はいる・・・・・・!
/ 二ー―''二 ヾニニ┤ 三人目はいるが・・・
<'-.,  ̄ ̄ _,,,..-‐、 〉ニニ| 今回 まだ 登場の時と場所の
/"''-ニ,‐l l`__ニ-‐'''""` /ニ二| 指定まではしていない
| ===、! `=====、 l =lべ=|
. | `ー゚‐'/ `ー‐゚―' l.=lへ|~| そのことを
|`ー‐/ `ー―― H<,〉|=| どうか諸君らも
| / 、 l|__ノー| 思い出していただきたい
. | /`ー ~ ′ \ .|ヾ.ニ|ヽ
|l 下王l王l王l王lヲ| | ヾ_,| \ つまり・・・・
. | ≡ | `l \__ 私がその気になれば
!、 _,,..-'′ /l | ~''' 三人目の登場は
‐''" ̄| `iー-..,,,_,,,,,....-‐'''" / | | 10年後 20年後ということも
-―| |\ / | | 可能だろう・・・・・・・・・・ということ・・・・!
| | \ / | |
382
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 15:45:40 ID:iPC70eaE0
(#´;;-`)スースー
(*゚ー゚)「でぃー!いい加減に起きなさい」
(#´;;-`)「うむぅ......」
(*゚ー゚)「ほら!今日も外、晴れてるわよ。家でごろごろしないで遊んでらっしゃい」
(#う;;-)「んー......」ゴシゴシ
(*゚ー゚)「ほら、顔洗ってきなさい。布団は片付けてあげるから」
(#´;;-`)「はーい」トトト
383
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 15:46:22 ID:iPC70eaE0
( ΦωΦ)「お、ようやく起きたであるか人間」
(#う;;-)「あ、すねこすり。おはよ......」ゴシゴシ
( ΦωΦ)「ほら人間、早く顔洗って遊びに行くであるよ!今日もいい天気であるよ!」
(#う;;-)「うんー......」グシグシ
(#つ;;-)ジャブジャブ
((#`;;-´))プルプル
(#゚;;-゚)「うしっ!すっきり!」
384
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 15:47:46 ID:iPC70eaE0
( ΦωΦ)「よし、ではいくである!」
(#゚;;-゚)「ちょっとまって......くつはいて......」
( ΦωΦ)「にーんーげーんー」
(#゚;;-゚)「まって......」
( ΦωΦ)「はーやーくー!遊びたいであるよ!」
(#゚;;-゚)「......うっし!じゅんびかんりょー!いくよー!」
ガラガラ
385
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 15:48:28 ID:iPC70eaE0
ザーザー
(#゚;;-゚)
( ΦωΦ)
(#゚;;-゚)「......いいてんき?」
(; ΦωΦ)「あ、あれ。おかしいであるなぁ?」
(#゚;;-゚)「んー......そとじゃあそべなそーだね」
( ΦωΦ)「であるなぁ......仕方ない。中で遊ぶである」
(#゚;;-゚)「そだね。じゃ、うんがいきょーのとこいこっか」
( ΦωΦ)「うむ、そうするである」
386
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 15:49:56 ID:iPC70eaE0
......
......
......
( ゚Д゚)「ふむ、ではその髪は鎌鼬の仕業か」
(#゚;;-゚)「うん!すっごくきるのじょうずなんだよ!」
( ゚Д゚)「......まぁ、その、なんだ。似合ってるぞ」
(*#゚;;-゚)「えへへー。ほんと!?」
(; ゚Д゚)「......と、座敷わらしがいっていた。うん、そう、座敷わらしが」
(#゚;;-゚)「そなんだ!」
( ゚Д゚)「あー......うむ。間違いない。うん」
387
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 15:50:39 ID:iPC70eaE0
(#゚;;-゚)「あ。それでねー」
(*゚ー゚)「あらでぃ、家にいたの?」
(#゚;;-゚)「あ、おかーさん」
(*゚ー゚)「全く、外で遊んでらっしゃいって言ったのに......」
(#゚;;-゚)「え、でもおそとあめふってるよ?」
(*゚ー゚)「?......なにいってるのよ、ほら窓から外見なさい」
(#゚;;-゚)「んー?あれ......」
( ΦωΦ)「......晴れてる」
388
:
名も無きAAのようです
:2015/06/13(土) 15:51:24 ID:iPC70eaE0
(*゚ー゚)「雲ひとつない晴れ空じゃない。全く嘘ついてまで外いきたくないの?」
(;#゚;;-゚)「え?ち、ちがうよ?ほ、ほんとに」
(*゚ー゚)「あーはいはい。分かったわ。ほら、外は晴れてるんだが外いってらっしゃい」
(#゚;;-゚)「むー......はーい」トトト
( ΦωΦ)「あっ、我輩もいくである!去らばだうんがい鏡」
( ゚Д゚)「む、ああ。では」
( ΦωΦ)「人間待つである!」トトト
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