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糞ったれBAR NEETのようです
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川д川「」カタカタカタカタ
川д川「……おっ、レア装備ゲットォ」カタカタカタカタ
川д川「」カタカタカタカタ
川д川「」カタカタカタカタ
川д川「あ?『あけおめ〜ことよろ〜』って何だぁ?」
川д川「」カタカタカタカタ
川д川「あ―もう年越してたのかよぉ。1年なんかあっという間だよなぁ」ピンポーン
川д川「……」ピンポーン
川д川「……無視だ無視ぃ、こんな時間にインターホン鳴らすとかロクな奴じゃねえだろうしぃ」ピンポーンピンポーン
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こちらとしてはただただ嬉しい
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つづきくるのは嬉しい、嬉しいけど体調第一にな。
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\( 'ω')/ウオオオオオオアアアアアアアアアアアアアーーーーーッッッッ!!!!!
一応下げといて
ムリしないでくれええええ
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sageでもこんなに見てくれてる人がいるとは……
マジでめっちゃビックリ!!
感謝の気持ちを込めて? 1話から10話までまとめてみました。
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わーい、また読めるぞー!
楽しみにしてる
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>>1
第1話【天才バーテンダーとハーブリキュール】
「毛利モララー」
イェーガーマイスター、ドランブイ
>>23
第2話【クールな美女とドライ・ジン】
「素直クール」
ビーフィーター・ジン47.、ゴードンズ・ジン47.5、タンカレー
>>51
第3話【大人のレディー(笑)と甘いカクテル】
「赤羽根つー」
ホワイトレディ、グラスホッパー
>>92
第4話【ギャップ萌え?兄弟とバーボン】
「稚内ワカッテマス」「稚内ビロード」
クレメンタイン、ニューヨーク、レベッカ、マンハッタン
>>138
第5話 【流石な奴等とテキーラ】
「流石兄者」「流石弟者」
エラドゥーラ・プラタ、パトロン・アネホ、ドンフリオ1942
>>190
第6話【ツンデレ?ボクっ娘とビアカクテル】
「都村トソン」
ドッグスノーズ、ミントビア、パナシェ、ボイラーメーカー
>>231
第7話【ぶっとび夫婦とパーティードリンク】
「箱入しぃ」「棺オサム」
ソコ・ライム・ショット、セックス・オン・ザ・ビーチ、ブロウジョブ
>>284
第8話【暴走乙女と定番カクテル】
「素直ヒート」
ジントニック、マティーニ、マルガリータ、ギムレット
>>339
第9話【モテたい男とモテる?カクテル】
「長岡ジョルジュ」
ジャック・ローズ、スティンガー、XYZ
>>396
第10話【ボインな姉御とラム】
「椿野ぽっぽ」
キャプテン・モルガン・プライベートストック、クラーケン、ロンリコ151
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こんな感じになりますね。
20話行く頃には新スレ立ってるかなー……
ぶっちゃけどの現行よりも書いてて楽しいからまた書けるようになって嬉しいですわ。
今週の土日のどちらかに
「失恋男とラム(其の2)」
「ナルシス美女?とネタカクテル」
「災難ホストとパーティードリンク(其の2)」
のどれかを投下する『予定』です。
……あくまで、予定です!
まあ、お医者さんからあんま飲むなと言われてるので多分大丈夫かと……
辞める辞める詐欺っぽくなってしまいましたが、これからもよろしくお願いいたします。
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>>「失恋男とラムカクテル」だ、間違えた
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また書くのか楽しみが増えたわ
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素直に嬉しいぞ
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結局作者からネタバレ喰らっただけでしたまる
たのしみ
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>>842 オチはちょっと改変するつもりでふ(´・ω・`)
ドクオに救いを与えたい……
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おいおいおいおいまじかよやったぜ
すっごい楽しみにしてる
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嬉しい報告じゃねえか
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しんやじゅうにじにとうか
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待ってるぜ��
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【BAR 紅〜Beni〜】
(゜3゜)「あれ? お前今日って出勤?」
( "ゞ)「ああ、いえ。ちょっと忘れ物取りに来たんですよ」
(゜3゜)「ふうん。なるほどね」
( "ゞ))「」キョロキョロ
(゜3゜)「ん? どしたよ」
( "ゞ)「あの……先輩。オーナーって今日出勤でしたよね? 一応挨拶だけしておきたいんですけど」
(゜3゜)「ん? オーナーならちょっと顔出して帰ったぞ」
(;"ゞ)そ「えっ!? 金曜なのにもう帰っちゃったんですか?」
(゜3゜)「最近多いよな―。別に困った時は直ぐに駆けつけてくれるから構わないんだけどさ」
( "ゞ)「他の店舗が忙しいんですかね?」
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(゜3゜)「さぁな。あ、でも噂によるとよ……」
( "ゞ)「??」
(゜3゜)「ついに『男』が出来たらしいぜ?」
(;"ゞ)そ「うぇっ!?」
(゜3゜)「まあ、あくまで噂だけどな。言われてみりゃオーナーだって年的に考えりゃ結婚してて当たり前な訳だし、普通に有り得るよな―」
(;"ゞ)「マジ……っすか……」
(゜3゜)「ここ2、3ヶ月やけに機嫌いいし、店に顔出しだけっていうパターンも多くなったろ? やっぱり愛しのダーリンでも出来たんじゃねえのかって話さ」
(;"ゞ)「ダーリン……」
(゜3゜)「まあ今さらあの人が居なくなったとしても、オーナー直々に技術を教え込まれたこの俺様が居ればバー『紅〜Beni〜』も安泰だけどな! ハッハッハッ!!」
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(;"ゞ)(そ……そんな……)
(;"ゞ)(俺の憧れの人に……)
(;"ゞ)(恋人が出来ただなんて……!?)
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【糞ったれBAR NEETのようです】
【OPEN】
.
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(;"ゞ)「俺……もう悔しくて悔しくて、自分が情けなくって……」
(# ・∀・)「うん、分かる。分かるよデルタ君! 失恋の痛みっていうのは重くて冷たくて、ひたすらに辛いよね!!」
川д川「……」
(;"ゞ)「今の店に拾ってもらった時から好きだったのに! でも自分自身が一人前になるまでは告白するのもおこがましいと思って……」
(;"ゞ)「ひたすら自分の技術を磨いて、少しでもあの人に近付こうと毎晩毎晩努力していたのに……俺の一人相撲だったんだよなぁ」
(# ・∀・)「分かる! 片想いってなかなか上手く行かないだよね!! 僕も星の数ほど恋をして、同じ数だけ失恋してきたから凄く分かるよ!!」
(# ・∀・)「デルタ君! 今夜は飲もう!! 飲んで飲んで飲み明かそうよ!! 君の心の傷はここにある無数の酒達が癒してくれるから!!」
川д川「……」
-
( "ゞ)「モララー……ありがとう!! 君は最高の友人だ!!」
( ・∀・)「いいって事よ! 心の友よ!!」
( "ゞ)+「モララー!!」
( ・∀・)+「デルタ君!! さあ飲もうじゃないか!! マスター!! 彼と僕に美味しいカクテルを!!」
川д゚川「いや、帰れよ」
(;"ゞ)そ「ちょっ!?」
(;・∀・)そ「酷くない!?」
-
川#д川「つぅか色々突っ込ませろやぁ!! アポなしで勝手に来るなぁ!! それから俺の事をマスターとか呼ぶなぁ!! そんでもって何より……」
川#д゚川「だぁれ何ですかこのメソメソと鬱陶しい鼻ノッポ男はぁ!?」
(;"ゞ)「はっ、鼻ノッポ!?」
(;・∀・)「いやいや、ミルナちょっと!? 元同期に向かってあんまりにも失礼じゃない!?」
川д川「あぁ? どういう意味だぁ?」
( "ゞ)「まあ、此方さんは僕の顔なんか覚えてないよね。スクール時代、話すことすらなく此方さんは辞めちゃったから」
( ・∀・)「僕とミルナと同じスクールに通ってた同期、関ヶ原デルタ君だよ!」
川д川「あぁ……同期ってそういう意味ぃ?」
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( ・∀・)「年に1、2回は一緒に飲んでたんだけどね。今日たまたま渋谷をぶらぶらしてたらバッタリ会って」
( "ゞ)「俺の失恋話を聞いてもらって、今ここに至るって感じだね。モララー君に案内されたのがまさか此方さんの店だとはビックリだけど」
川;д川(バーテンダースクールなんか直ぐに辞めちまったからモララー以外、ろくに顔覚えて無えんだよなぁ……つぅか家は店じゃ無えぇ!!)
( ・∀・)「まあ、流石にいきなりお客さん連れてきた訳だし今回は僕がカクテル作るよ。ミルナも飲むでしょ?」
川д川「まあ、モララーが作るなら飲むわなぁ」
( "ゞ)「スクール時代からモララーのカリスマっぷりは有名だったからなあ。またモララーのカクテルが飲めるなんて嬉しいよ!」
(* ・∀・)「カリスマだなんて〜そんな本当のこと言われたら照れちゃうよ〜!」
川д゚川(まあ、カリスマ的な馬鹿だわなぁ。うん)
-
( ・∀・)「んじゃ、オーダーを聴きますよん」
( "ゞ)「失恋にはハードドリンクだよな……始めに『ジャック・ター』をお願いするよ」
川д川「んじゃぁ、俺もぉ」
( ・∀・)「え――……『ジャック・ター』ね、はいはい」
(;・∀・)「え―っと……」
( "ゞ)「??」
川д゚川「……ロンリコ151を30、オールドのソコを25、ライムジュースを25……」ボソッ
(;・∀・)「はいは―い!! 今作るから待っててねデルタ君!!」
( "ゞ)「?? 楽しみにしてるよ」
川;д川「はぁ……」
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【ジャック・ター】
<参考レシピ>
・ロンリコ 151 ゴールド…30ミリ
・サザンカンフォート オールドボトル…25ミリ
・ライムジュース…25ミリ
材料をシェークしてクラッシュドアイスを入れたロックグラスに注ぎ、ライムとマドラーを添える。
ロンリコ151をベースにした珍しいカクテル。
もともとは横浜中華街のバー「ウィンドジャマー(Windjammer)」のオリジナルカクテルだったとか。
アルコール度数は基本、40°前後。
なんと言っても特徴なのがその度数の高さ。
オールドボトルのサザンカンフォートを使う事によってフルーティーでまろやかな甘さを作りながらも、ガツンとハードな飲み口に仕上げている。
店によってはダークラムを使ったり、現行のサザンカンフォートを使ったりとレシピも様々。
ちなみにジャック・ターとは水夫の意味。
.
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( "ゞ)「頂きます」ゴクゴク
川д川「おうおぅ、いい飲みっぷりぃ」チビチビ
(* "ゞ)「……ッカァ! 美味いね!! 流石モララーだよ!!」
(;・∀・)「い、いやぁ〜照れるな〜アハハハ……」
(; ー∀ー)「……ミルナ、ありがとう……」ボソッ
川;д川「……公式のカクテルブックに載ってるレシピくらい、いい加減に暗記しとけってんだぁ。糞ったれぇ……」ボソッ
( "ゞ)「ラムのコクと、サザンカンフォートのどこか懐かしい甘み」
(* "ゞ)「口の中で滑らかにまとまって、度数の強さを感じさせないくらいに美味だよ」ゴクゴク
川*д川「久々に飲んだけど美味いわなぁ。ロンリコなんかなかなか使う機会が無ぇから丁度良かったわぁ」チビチビ
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( "ゞ)「『ロンリコ151』って言ったら大体は『ジャック・ター』の材料に使われるってくらいに有名だしね」ゴクゴク
( ・∀・)(ほえ〜知らんかった)
( "ゞ)「……!」ゴクゴクカラン
( "ゞ)「ふう、ご馳走さま」
(;・∀・)「早っ!? 度数40°近くあったよねこの酒!?」
( "ゞ)「飲まなきゃやってらんないんだよ。今だって涙が出るのを堪えてるんだからさ」
川д川(失恋ねぇ……最後にしたのはいつだったかなぁ?)
( "ゞ)「時期的にはちょっと早いけど『モヒート』をラム強めでお願いするよ」
川д川「ん。ならちぃと邪道だが『レモンハート デメララ 151』でも使うかぁ? ハードドリンカーなら飲めるだろぉ?」
( "ゞ)「あれは美味いラム酒だよね。モララー、ベースは是非ともそれで頼むよ。砂糖は少な目でね」
( ・∀・)(へ? レモンハートって漫画の名前じゃないの?)
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【モヒート】
<参考レシピ>
・ラム ゴールド…45ミリ
・シュガーシロップ…1tsp
・ライム…1/2個
・ミントの葉…6〜7枚
グラスにライムを絞り皮ごと入れ、ミントの葉とシュガーシロップを入シェークしてクラッシュドアイスを入れて軽く潰す。
その後クラッシュドアイスをつめてラムを注ぎステアする。
言わずと知れたラムベースカクテルの顔。
ラムとライムとミントとシュガーシロップというシンプルなレシピは暑い夏にピッタリだ。
度数は25°前後。
あまりにも知名度があるため、レシピのバリエーションが非常に豊富。
モヒート専門のBARが出来るほどに人気で、その改変レシピの数は100以上と呼ばれている。
様々なラム酒で自作して、お好みの1杯を作り上げるのも楽しいだろう。
ちなみにモヒートはヘミングウェイが愛飲したとしても有名。
.
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(# "ゞ)「……!」ゴクゴク
川д川(度数いくつくらいになるんだろうなぁ? 2倍よりちょいと下ってくらいかぁ?)
(* "ゞ)「ッカァ! ダークラムのおかげでミントのスッとした爽やかさの奥からコクが滲み出てくるよ!」
川д川「つまり一言で言うとぉ?」
(* "ゞ)「美味い! 最高に美味い!!」
( ・∀・)「よくそんな強いカクテル飲めるよね―。僕は無理だな」
川д川「まぁ、お前は基本的に酒弱いからなぁ」
( "ゞ)「モヒート、モヒートかぁ……」
川д川「あん?」
(;"ゞ)「はぁ……オーナーが作ってくれたモヒート。美味かったなぁ」
川;д川「辛気臭ぇ顔で爽やかなモヒート飲んでんじゃねぇよ糞ったれぇ」
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( ・∀・)「デルタ君が好きだった人ってどんな人だったの?」
( "ゞ)「そうだなぁ。人には厳しく、そして自分自身にはその倍以上に厳しいストイックな人だったよ」
川д川「典型的な職人気質ってやつだなぁ」
( "ゞ)「そうそう。凛々しくて、頼り甲斐があって……でも、ふとした時に見せる笑顔がまるで少女のように可愛らしくて」
( ・∀・)「へ―、デルタ君がそこまで言うなら相当な美人さんなんだろうね」
( "ゞ)「うん。ひいき目無しに下手な芸能人なんかよりは、よっぽど綺麗な人だったよ」
( "ゞ)「俺にとっては師匠であり、姉のような人であり、最愛の人だよ」ゴクゴクカラン
川д゚川(凛々しくて頼り甲斐がある……ぽぽの姐さんみたいな人かぁ?)
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(;"ゞ)「はぁ……自分で自分が情けないよ」
川д川「つぅかよぉ? そもそもその愛しのオーナーに恋人なんか本当に居るのかぁ?」
( "ゞ)「え?」
川д川「誰も姿を見たわけでも無ぇしぃ、オーナー自身も恋人が出来たなんて言ってた訳じゃ無ぇんだろぉ?」
( "ゞ)「それは……確かに」
川д川「まぁ、あれだぁ。取り合えずコクってみた方がいいんじゃねぇのぉ? 勝手に失恋したぁ、ってグジグジ悩むよりもスパッと決着つけた方がいいだろぉ?」
( ・∀・)(その言い方だと断られるの確定してるようなもんだよね)
( "ゞ)「でも、断られて気まずくなったりしたら……」
川д川「はぁ。んじゃ聴きますけどよぉ?」
川д川「アンタが尊敬している最愛の人間はぁ、んな惚れた晴れたのお話で動揺しちまうようなちっぽけな人間なんですかぁ?」
( "ゞ)「あっ……」
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川д川「実際見たわけでも無ぇから確定は出来ねぇけどよぉ? 女の身でバーのオーナー勤めてる職人気質の人間ならぁ」
川д゚川「部下に告白されてギクシャクしちゃいましたぁ。なんて事は無ぇだろぉ」
( "ゞ)「……」
( "ゞ)「……そうだ。うん」
( "ゞ)「そうだよね! 想いを伝えても無いのに勝手に腐ってちゃ何にもならない!!」
(# "ゞ)「俺、明日にでも告白するよ! 結果はどうでもしっかりと決着つけるために!!」
川д川「ん」
( ・∀・)「その意気だよデルタ君! 案外上手くいくかもしれないし!!」
(* "ゞ)「ありがとう! 此方さん、モララー」
川д川「んじゃぁ、さっぱりしたとこで最後にサッパリしたものでも飲むかぁ?」
( "ゞ)「うん。モララー、『ダイキリ』を!!」
( ・∀・)「はいは―い」
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【ダイキリ】
<参考レシピ>
・ラム ホワイト…45ミリ
・ライムジュース…15ミリ
・シュガーシロップ…1tsp
材料をシェークしてカクテルグラスに注ぐ。
ラムベースカクテルの代表格。
キューバに実在する鉱山の名前をいただく『ダイキリ』のアルコール度数は24°前後。
ラムをベースにしたショートカクテルとしては『XYZ』と同等の知名度を誇り、レシピもシンプルなため、味わいも少々似ている。
ラムの味によって大きく左右されるカクテルのため、こだわりがある方は銘柄を指定してから注文する方がよいだろう。
フローズンスタイルの物も、暑い夏場には絶品だ。
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(* "ゞ)「うん! この味! 流石ラムベースカクテルの代表格だ!!」ゴクゴク
川д川(今気づいたけどよぉ、こいつさっきからラムベースばっかり飲んでるよなぁ)
( ・∀・)(ヒート姉さんと趣味が合いそうだな―)
( "ゞ)「ふぅ……ご馳走さま! チェックを」
川д川「あぁ、タダでいいよぉ。同期としてのサービスだぁ」
(;"ゞ)「それは流石に……」
川д川「気にすんなぁ。どうしてもっていうならまたその内モララーとでも顔出してくれやぁ」
( "ゞ)「此方さん、本当にありがとう!」
川;д゚川(つぅか店じゃ無ぇっつう誤解を解きたいけどぉ、話すと長くなりそうだからぁ、とっとと帰って欲しいだけなんだけどなぁ)
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( "ゞ)「これ、俺の勤め先の名刺! 渋谷に来ることがあったら是非とも飲みに来てよ!!」
川д川「あぁ、どうもぉ」
( ・∀・)「ラム酒専門BAR『紅〜Beni〜』? 珍しいね、ラム専門だなんて」
( "ゞ)「スタッフもオーナーもラム酒好きばっかりだからね。色んな銘柄を揃えてるよ」
川д川「ふぅん。今度ダチのラムマニアでも連れてくねぇ」
( ・∀・)「友達じゃなくて通い妻じゃない?」
川#д川「うっせぇぞ糞ったれぇ!」
(* "ゞ)「アハハ。是非とも彼女さんと一緒に来て下さい! では、おやすみなさい」
川;д川「彼女じゃ無ぇよぉ……ったくよぉ」
( ・∀・)「デルタ君ばいば―い」
ガチャ カランカラン
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川д゚川「……ん――?」
( ・∀・)「ん? どったのミルナ? 名刺をそんなに睨んで」
川д゚川「いやぁ? この店の名前なぁ? どっかで聞いた覚えがあってよぉ」
( ・∀・)「ラム酒専門のバーなんて珍しいから風の噂で耳に入って来たんじゃない?」
川д゚川「いやぁ、そういうフワッとした話じゃなくてぇ……誰かから最近聞いたようなぁ」
ガチャ カランカラン
ノハー⊿゚)「ふう、今日は遅くなってしまったな。ただいま」
( ・∀・)「あっヒート姉さんおかえり―」
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川;д川「自宅のように当たり前に振る舞うなよなぁ、お前らぁ……」
ノパ⊿゚)「何を今さら……ん? なんでウチの名刺がここにあるんだ?」
( ・∀・)「ほぇ?」
川д川「『ウチ』の、名刺ぃ?」
ノパ⊿゚)「ああ。ミルナにも何度か話しただろ?」
ノパ⊿゚)「『紅〜Beni〜』は私がオーナーをやっている自慢のラム専門バーだよ」
川д゚川「」
( ・∀・)「」
ノパ⊿゚)「??」
-
川д川「……」
( ・∀・)「……」
川д川「……」
( ・∀・)「……」
川д川「……モララー」
( ・∀・)「……何だい、ミルナ」
川д川「明日ぁ、予定空けとけぇ……たった今ぁ、失恋が確実となった元同期を慰めなきゃいけねぇからなぁ……」
( ・∀・)「うん。例え仕事があろうとも明日の夜だけは絶対に空けとくよ。うん」
ノパ⊿゚)「??」
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【CLOSE】
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-
乙!!
読めてうれしいよ
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以上です。
次回は
「ナルシス美女?とネタカクテル」
「災難ホストとパーティードリンク(其の2)」
「文学少女と紅茶リキュール」
のどれか。
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上がってるし……orz
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おつ
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乙!ひっそりとやる予定だったん?
どっちにしろ読めてうれしい
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ヒートと鉢合わせないか冷や冷やしたわww
相変わらず美味しそうな説明。
乙でしたー
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14時〜15時の間に投下します
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乙〜
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BAR NEET来てた!また読めるのか!!
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乙乙
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川д川「オリジナルカクテルゥ?」
( ・∀・)「そうそう。ちょっと前に常連のお姉さんにモララー君のオリジナル作って―って頼まれちゃってさ。」
川д川「お前オリジナルなんか作れたっけぇ?」
(;・∀・)「無理無理。結局オーナーが考えたウチのバーのオリジナルから作ったんだ」
川д川「お前の店ってあの童貞のオッサンがオーナーだっけぇ? つぅかオリジナル作ってたのかあのオッサン」
( ・∀・)「うん。シングルモルトをベースにした『独身貴族』や、強めのホワイトラムとグレナデンをソーダアップした『リア充爆発しろ』とか」
川;д川「名前からしてロクでも無ぇなぁ、おいぃ」
( ・∀・)「味は悪くないんだけどね。まあ、せっかくだからこれを機にオーナーから自分のオリジナルを1つくらい作ってみたら? って提案されてね」
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川д゚川「いやぁ、それは分かったけどよぉ。だからって何でそれでウチに来るんだよぉ。普通は空き時間に店内で考察するもんだろうがぁ」
( ・∀・)「だってミルナに相談した方が早いんだもん。ミルナだってオリジナルのレシピあるでしょ?」
川;д川「俺のレシピ真似したって意味無ぇだろうが糞ったれぇ。 『モララースペシャル』のレシピくらいだったら譲ってやるけどよぉ」
( ・∀・)「あ、それはオーナーに提案済みだよ」
川д川「……一応聴いといてやるぅ。結果はぁ?」
( ・∀・)「『何なの? マジで何なの!? 何が何で何なの!?』って真顔のまま半ギレで30分説教されたよ」
川;д川「うん、予想通りぃ」
( ・∀・)「だからさ―何か教えてよミルナ―。ミルナならオリジナルのレシピいっぱいあるでしょ?」
川д川「あるっちゃあるがぁ、一々暗記して無ぇんだよぉ。気が向いたもんを適当に混ぜ(カク)って飲んでる訳だしぃ」
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(;・∀・)「えぇ―……洋酒の広辞苑と言われたミルナがこれじゃあ、僕は誰を頼ればいいのさ―」
川;д川「んな二つ名で呼ばれたこと無ぇよ糞ったれぇ。つぅかよぉ? 今日ここに来たって事はぁお前暇なのかぁ?」
( ・∀・)「ん、まあね。なんで?」
川д川「いやぁ……今日は久々にダチが来るんだけどよぉ?」
川д川「1人で相手すんのが疲れっからぁ、お前に相手してもらおうかと思ってよぉ」
(;・∀・)「え―怖いなぁ。しぃさんみたいにハッチャけた感じな人?」
川д川「いやぁ、アレみたいなタイプとは違うんだけどよぉ? う―ん……なんつぅかぁ」
川;д川「厨二病とナルシズムを拗れに拗らせたタイプゥ? 悪いやつじゃ無ぇんだがぁ」
( ・∀・)「なんか全然想像がつかないんだけど」ピンポーン
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川д川「おっ、都合よく来やがったなぁ『上がって来いよぉ』っとなぁ」
(;・∀・)「うわっ、僕まだ心の準備が出来て無いんだけど」
川д川「まぁ、あれだぁ。百聞は一見にぃ、て感じでぇ」
ガチャ カランカラン
リハ*゚ー゚リ +「やあミルナ! 遠路遥々このアイシスが!!」
リハ*゚ー゚リ +「神々に愛された美貌を持つこのアイシスが!!」
リハ*゚ー゚リ +「アフロデティの忘れ形見のこの清水アイシスが会いに来てあげたよ!!」ドヤァ
( ・∀・)「」
-
リハ*ーーーリ「さあ、美の化身との再開の感動にうちひしがれながら……」
リハ*゚ー゚リ +「この美しいアイシスの輝かしき美貌を崇めるがいい!!」
( ・∀・)「」
( ・∀・)「」
( ・∀・)(この時、目の前の美少女を眺めながら僕はこう思いました)
( ・∀・)(なんか……なんか……)
(;・∀・)(なんか絶対にめんどくさいの来たあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!)
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【糞ったれBAR NEETのようです】
【OPEN】
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川д゚川「っつぅ訳でぇ。こいつがダチの『清水アイシス』ゥ。アイシスゥ、こいつはバーテンダースクールの同期だった毛利モララー」
(;・∀・)「あ、どうも。アイシスちゃん? よろしく」
リハ*ーー゚リ「よろしく、モララーさんもなかなかの美しさを持ってるね。まぁ残念ながら……」
リハ*゚ー゚リ +「この美しいアイシスの美貌の前では貴方の魅力もかすれてしまうでしょうけどね!!」ドヤァ
( ・∀・)「」
(# ・∀・)(ドヤ顔UZEEEEEEEEEEEEEEE!!)
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川;д川「つぅかお前よぉ……まぁだその変なキャラのまんまなのかよぉ」
リハ;*゚ー゚リ「変なキャラって何だよ変なキャラって! 女神も平伏する絶対の美貌をもつアイシスに相応しいじゃないか!!」
川д川「うるせぇよこのナルシス変態厨二病ボッチィ」
リハ;*゚Д゚リそ「ボッ!? ボボボボボボボッチじゃないもん!! ボッチなんかじゃないもん!!」
川д゚川「ケッ。学校でもそんなキャラなんだろぉ、どうせぇ。そんなんで同世代のダチが出来るかっつぅのぉ、ボッチィ」
リハ;*゚Д゚リ「ボッチじゃない! アイシスは……美しいアイシスは孤高なんだよ!! クラスメートなんて、この美しいアイシスにふさわしく無い奴等ばっかりだから!! こっちから願い下げだ!!」
川д川「あっそぅ。んじゃぁ、俺もふさわしく無いからダチ辞めるわぁ」
リハ;*゚ー゚リ「いやいやいやいや! この美しいアイシスは心が広いからね!! 特別に、特別に!! ミルナは友人として認めてあげてるんだから!!」
川д川「あっ、別に結構なんでぇ」
リハ;*゚Д゚リ「ちょっとミルナ!? 10年近い付き合いがある美しいアイシスに向かっていくらなんでも酷すぎだよ!?」
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(;・∀・)「えっ!? ミルナとアイシスちゃんってそんなに長い付き合いなの!?」
川д川「正確には8年だけどなぁ。もともとコイツとはネトゲのオフ会で知り合ったんだよぉ」
リハ*゚ー゚リ「美しいアイシスが小学生の時だから、確かに8年前だね」
( ・∀・)「ってことはミルナが高校生の時か。ん? アイシスちゃんって今何歳なの?」
リハ*゚ー゚リ +「若さという名の美しき魅力輝く、このアイシスは18歳さ!」ドヤァ
川д゚川「若さがじゃなくて馬鹿さだろうがぁ、ボッチィ」
リハ#*゚Д゚リ「ボッチって言うなってばぁ!! も―――う!!」
( ・∀・)(何この子、弄られてると可愛らしい)
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川д川「そうだぁ、モララー。お前確か流石兄弟とは飲んだ事あったよなぁ?」
( ・∀・)「テキーラ大好きな双子だよね? それがどしたの?」
川д川「流石兄弟もこのボッチと同じオフ会で出会ったんだよぉ。当初は10人位いたメンバーも今連絡取れるのは5人だけなんだがなぁ」
リハ#*゚Д゚リ「ボッチ言うなっ!!」
( ・∀・)「ほぇ―。流石兄弟との出会いもネトゲだったんだね」
川д゚川「オフ会はリアルじゃ出会えないような奴とも会えるから楽しいぜぇ? まぁ、たまにこんなのと知りあっちまうリスクもあるがぁ」
リハ#*゚ー゚リ「こんなの言うな! ま、まあ美しさは罪だからね! ああ、天使も見惚れるこの美しいアイシスの美幌が憎いよ」
( ・∀・)「……こんなのと、かあ」
川д川「こんなのとぉ、だぁ」
リハ;*゚Д゚リ「その可哀想なものを見るような眼は辞めろっ!」
-
川д゚川「いやぁ、可哀想なものを見る眼じゃなくてボッチを見る眼だぁ」
リハ#*゚Д゚リ「だ か ら ボッチ言うなっ!!」
( ・∀・)「うん、大丈夫だから落ち着きなよボッチちゃん」
リハ;*゚Д゚リ「初対面の人にまで!? この美しいアイシスはボッチなんかじゃない――――!!」
川;д川(取り合えず一人称が『美しいアイシス』っていう時点でボッチ確定だわなぁ。ウザいもん)
( ・∀・)「ボ―ッチボッチ ボッチだボッチだア―イシスちゃん♪」
リハ#*゚Д゚リ「かっぱ寿司のテーマソングでこの美しいアイシスを侮辱するな―――!!」
川д川(珍しくモララーが他人を弄ってる……まあアイシスは弄られて輝くタイプだからなぁ)
(* ・∀・)「1万年と2千年前からハ―ブ―ら―れ―る―♪」
リハ#* ;Д ;リ「ハブられてないもん! いい加減にしろよおおおぉぉ!!」
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……………………………………
……………………………
……………………
………………
…………
………
…
-
リハ* ;ー ;リ「モララーなんか嫌いだ……ぐすん」
(;・∀・)「いや、なんかごめんね。愉しくなっちゃって」
川;д川「まぁ気持ちは分かるぅ」
リハ* ;ー ;リ「うぅ……ナルキッソスも見惚れるようなこの美しいアイシスを泣かせるなんて大罪なんだからね!!」
(;・∀・)「あはは……ごめんちゃい」
リハ#*゚ー゚リ「ふんだ」プイ
川д川「まあこいつも落ち着いたところでぇ、オリジナルカクテルの話に戻るかぁ」
リハ*゚ー゚リ「オリジナルカクテル?」
川д川「モララーはバーテンダーでよぉ、色々あってオリジナルカクテルを考えなきゃならない訳だぁ」
(; ー∀ー)「いっそ完璧にオリジナルじゃなくても、どこか参考になるような遊び心のあるカクテルがあれば嬉しいんだけどなぁ」
-
リハ*ーー゚リ「!!……フッフッフッ」
川д゚川「あぁん? どしたぁボッチィ?」
リハ;*゚ー゚リ「ボッチ言うなっ! この太平洋よりも雄大な心を持つ美しいアイシスが、そこのヘッポコバーテンダーの為に珍しいカクテルをご馳走してあげようじゃないか!」
(;・∀・)「ヘッポコ言うなっ!」
川д゚川「おぉ……初見でモララーをヘッポコと見抜くとはやるじゃねえかぁ」
(;・∀・)そ「ちょっ!? ミルナさ―――ん!?」
リハ*゚ー゚リ「ではミルナ、この美しいアイシスが材料を貰うよ。酒や調味料の位置は以前来た時と変わり無いよね?」
川д川「ああ、つぅかお前カクテルなんか作れたのかぁ?」
リハ*゚ー゚リ「混ぜるだけの簡単なやつならね。まあ、この美しいアイシスに任せてよ」スタスタ
-
( ・∀・)「ボッチちゃんって未成年なんでしょ? 大丈夫なの?」
川д川「まあ中3くらいから飲んでたから大丈夫だろぉ。弱いけどぉ」
リハ*゚ー゚リ +「おまたせ! さぁモララー、この美しいアイシスが作った美しいカクテルをどうぞ!」ドヤァ
( ・∀・)「……」
リハ*゚ー゚リ「ん? 何か不満かい? 美しいでしょ?」
(;・∀・)「いや、確かに色合いとかは綺麗なんだけど……明らかに量が少なすぎて何だか嫌な予感が……」
川д川(んん? あのカクテルって確かぁ……)
リハ* ;ー ;リ「……ぐすん」
(;・∀・)そ「うぇっ!? ちょっアイシスちゃん!?」
リハ*ーへーリ「モララー……アイシスの……アイシスの作ったカクテル」
リハ* ; へ ;リ +「飲んで……くれないの……?」←涙目上目づかい
(* ・∀・)「」キュンッ
-
(* ・∀・)「いやぁ――まさかそんな失礼な事をする訳無いじゃないか―ハッハッハッ――頂きま――す!」グイ
リハ* ;∀ ;リ「」ニヤリ
川;д川(あ―あぁ……)
( ・∀・)「」
( ・∀・)「」
(# ;Д;)「ほんぎゃああああああああぁぁぁぁ!!」
-
リハ*ー∀゚リ +「アッハハハハハ! 引っ掛かった引っ掛かった―!! この悪魔さえも魅了する美しいアイシスを泣かせた罰を受けるがいい!!」ドヤァ
川;д川「やっぱりアレェ、『メラゾーマ』かぁ」
(# ;Д;)「痛い辛い痛い辛い痛い辛い痛い辛い痛い辛い痛い辛い痛い辛い痛い辛い痛い辛い痛い辛い痛い辛い痛い辛いほんぎゃらぎゃああああぁぁぁぁぁ!!」
-
【メラゾーマ】
<参考レシピ>
・スピリタス ウォッカ…1ショットor1/2ショット
・デスソース…1dsh
材料をグラスに注ぎ、ステアする。
最強最悪のカクテルの名前はメラゾーマ。
名前の由来はドラクエシリーズの火炎呪文から。
アルコール度数は驚異の95°。
詳しいことは書かないが、言うまでもなく辛いし痛い。
自作するのは自由だが健康を害する場合が想定されるので自己責任で。
.
-
( ;∀;)「し……死ぬかと思った……」
リハ;*゚ー゚リ(ちょっとやり過ぎちゃったかな?)
川;д川「つ―かよぉ、お前も野郎なんかの色仕掛けにコロッと騙されてんじゃねぇよぉ」
(;・∀・)「へ? 野郎? どゆこと?」
川д川「アイシスは男だぁ、こんな格好だけどなぁ」
リハ*゚ー゚リ +「まあ、この美貌は性別すら超越するからね」ドヤァ
(;・∀・)そ「うっそ―――!? つまり女装!? 女の子にしか見えないよ!? 何でスカート履いてるの!?」
リハ*゚ー゚リ「この美しいアイシスの魅力を最大限に引き出すための装備みたいなものさ。ダイヤモンドは磨かれてこそ輝くからね」
(;・∀・)「はぁ……男の娘ってやつか。初めて見たよ」
-
川д川「んでぇ? 『メラゾーマ』はオリジナルカクテルのヒントになりそうかぁ?」
(# ・∀・)「こんなもん客に出せるかぁ!! 下手したら僕クビになっちゃうよ!!」
川;д川「まあ、そうだろうなぁ……」
リハ*゚ー゚リ +「ふむ。じゃあこの美しいアイシスが1つ提案してあげようじゃないか」ドヤァ
(# ー∀ー)「……もうイタズラは勘弁だからな!!」
リハ*゚ー゚リ「美しいアイシスは空気が読める天使さ。ミルナ、ドラマの相棒って知ってる?」
川д川「ん? あぁ、刑事ドラマだっけぇ? 昔は暇潰しに見てたわなぁ」
リハ*゚ー゚リ「そこに出てくるカクテルとか作れない? 確かシェーカー使ってたんだけど……」
川д川「ん―……ちょっとうろ覚えだが作ってみっかぁ。ちょいと待ってなぁ」
( ・∀・)「?? 何を作るの?」
リハ*ーー゚リ +「フフフ……無知なヘッポコバーテンダーのモララーにこの神々をも惚れさせた美しいアイシスが教えてあげよ川д゚川「『ベストパートナー』っつぅカクテルだぁ」
リハ;*゚Д゚リそ「ちょ、美しいアイシスの台詞!?」
-
【ベストパートナー】
<参考レシピ>
・ドライ ジン(イギリス産の物を指定)…40ミリ
・グリーンぺパーミント リキュール…20ミリ
・梅干…半分、もしくは1個
軽く潰した梅干と材料を氷と共にシェークしてカクテルグラスに注ぐ。
刑事ドラマ、相棒の「殺しのカクテル」というストーリーのキーアイテムとして登場したドラマオリジナルカクテル。
詳しい度数は不明だが、材料から察するに30°前後。
ドラマの知名度とそのクオリティもあり一気に有名になったカクテルで、実際にレシピを再現して販売しているBARもあるほど。
梅干が最大の特徴だがミントリキュールの味わいのおかげか、そこまで強く主張が無いため、存外飲みやすい。
ジンはかならずイギリス産のものを使うように。
理由が気になるようなら、相棒のDVDを借りてこよう。
.
-
( ・∀・)「ん? 色合いは綺麗だけど何か入ってる……何これ?」
川д川「梅干しぃ」
(;・∀・)そ「梅干し!? カクテルに梅干し!? それってどうなの!?」
川д゚川「まぁあくまでドラマのキーアイテムとして登場したオリジナルカクテルだからなぁ。俺も味の想像がつかないわなぁ」
リハ*゚ー゚リ「確か、イギリス人の旦那と日本人の奥さんの夫婦の為に作ったオリジナルカクテルだった筈だよ」
川д川「おぉ、流石テレビっ子ぉ」
(;・∀・)「ん―ちょっと怖いけどせっかくだから頂きま―す」チビチビ
川д川「どうよぉ?」
(* ・∀・)「あっ! 結構いけるよコレ! 思ったより梅干しの主張が強く無くて塩味がちょうどいい塩梅」
(* ・∀・)「ミントリキュールで後味スッキリだし……へ〜こんなカクテルあったんだ―」
川д川「俺も飲むかぁ」チビ
リハ*゚ー゚リ「……」
-
川д川「うん、悪くねぇなぁ。普通に店に出されても違和感は無ぇわなぁ」チビ
( ・∀・)「完璧なオリジナルじゃないけどオーナーに提案してみようかな―」
リハ#*゚ー゚リ「ちょっとミルナ!」
川д゚川「あぁん? どしたぁボッチィ?」
リハ#*゚Д゚リ「ボッチ言うなっ! どうしてこの美しいアイシスの分は作ってないのさ!?」
川д川「いやぁ、だってよぉ。お前、酒メチャクチャ弱ぇじゃん。酔うとめんどくさいし」
リハ;*゚Д゚リ「なっ!? なんて失礼な!!」
川д川「後でお前の好きな『ベイリーズ・ミルク』作ってやっからぁ、お子さまはちょいと待ってなぁ」
-
リハ#*゚ー゚リ「こっ、この美しいアイシスをハブろうとするな!! モララー! それ頂戴!!」ガシッ
(;・∀・)「あっ!? まだ殆ど飲んで無いのに!!」
リハ;*゚Д゚リ「」ゴクゴクゴクゴク カラン
(;・∀・)「あ――……一気に飲んじゃったよ。度数結構あったみたいだけど大丈夫なの?」
川;д川「いやぁ、俺の予想が正しけりゃぁ……」
リハ* ー リ「……ひっく!」
川;д川「大丈夫じゃ無ぇなぁ」
…………………………………………
…………………………………
…………………………
…………………
……………
………
…
-
リハ* ;ー ;リ「だぁかぁらぁ! アイシスだって好きでこんなキャラじゃないんだよ―!!」
リハ* ;ー ;リ「本当はたくさん友達つくってぇ! みんなと一緒にあそびたいの――!!」
(;・∀・)「お……おう」
川;д川「やっぱりこうなるよなぁ」
リハ* ;ー ;リ「でもアイシスは勉強も運動も出来ないし……女っぽいからって直ぐに虐められるし」
リハ* ;Д ;リ「だからアイシスにはルックスしか取り柄が無いんだよ――!! でもアイシスだって友達も彼女も欲しいんだよ―!! ぴえええぇぇぇん!!」
(;・∀・)「ああほら! 落ち着いてアイシスちゃん! ほら友達ならミルナがいるし!! 何だったら僕もアイシスちゃんの友達だから!!」
リハ* ;ー ;リ「ぐすっ……本当?」
-
(;・∀・)「本当だよ! 僕でよかったらアイシスちゃんのお友達になるから!」
リハ* ;ー ;リ「うぐっ……ひっく……」
(;・∀・)(落ち着いたかな?)
リハ* ;ー ;リ「ぐじゅっ……モララー……」
( ・∀・)「ん?」
リハ*^ー^リ「えへへぇ……モララーお兄ちゃん大好きぃ」ギュッ
(* ・∀・)「」キュンキュンッ
-
(* ・∀・)(アカン。男と分かっても可愛いもんは可愛い。まさに天使や)
(* ・∀・)「よしよ〜し。アイシスちゃんは可愛いよ〜」
リハ*^ー^リ「えへへぇ。モララーお兄ちゃん優しいなぁ―」
川;д゚川(あのヘッポコバーテンダー、何を男相手にデレデレしてんだぁ?)
川∀川(……あっ、いいこと考えたぁ)
川д川「おぉいモララーこっち向けよぉ」
(・∀・ )「ん?」クルッ
川д川「」カシャッ
(・∀・ )「カシャッ?」
川д川「メールメールっとぉ……」メルメル
-
(;・∀・)「あの、つかぬことをお聞きしますが僕がアイシスちゃんと抱き合ってる写メを誰に送ったのかな?」ピピピピ……
川∀川「さあなぁ? 今鳴っているそのお前の携帯に出ればぁ、きっと宛先が分かるぜぇ?」
(;・∀・)「……」ピピピピ……ピッ
(;・∀・)「……はい、モララーです」
『……モララーはん? 今夜は随分とお楽しみのようどすなあ?』
( ・∀・)「」
-
(;・Д・)「いっ!? いいいいい苺娘さん!? ちっ、違うんです!!これは色々と訳がありまして!!」
『そうどすか……ほな、言い訳の方はベッドの上で身体に直接聴いてみましょか?』
(;・Д・)「だっだから言い訳じゃなくて、そもそも写メに写っていた子は男のリハ*^ー^リ「モララーお兄ちゃん大好き―――!!」ギュッ!
( ・Д・)「」
川∀川「プププゥ……!」
(# ・∀・)(こんの小悪魔ショタがああああああぁぁぁぁ!!)
『うふふ……モララーはん?』
(;・∀・)「あの、本当に違うんですよ苺娘さん! 僕は浮気なんか絶対にしませんって!!」
『せやなぁ。もう2度とこんな事が無いように、しっかりと「調教」が必要みたいどすなあ?』
(;・Д・)「ちょっ……調教!? 苺娘さん! 取り合えず僕の話を『今から可愛い蜘蛛(むすめ)はん達を連れて向かいに行きますさかい、逃げなんでね?』ブチッ
-
( ・Д・)「」ツーツー
( ・Д・)「」
(・Д・ )「」
( ・Д・ )「」
リハ*゚ぺリ「んぅ? モララーお兄ちゃん固まっちゃったよ?」
川∀川「まあ、所詮モララーの扱いなんかこんなもんだわなぁ。ケッケッケッケッ」
( ・Д・ )「」
-
川д゚川「ちなみにモララーとはこの2日後に我が家で再開ぃ」
川д川「ゲッソリとした顔でうわ言のようにぃ『タランチュラが……タランチュラが……!』とブツブツ呟いてましたぁ」
川∀川「苺娘によるベッドの上での調教の内容は秘密にしといた方が幸せそうだわなぁ? ケッケッケッケッ」
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【CLOSE】
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あれ!?再開してる!!?
やったまた読める!乙です!!
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やめるやめる詐欺かな?最高だね
乙!
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乙
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乙ありがとうございます。
次回は……
『流石な美女とブランデー』
『京姉妹と和風リキュール』
『ヒトリノヨルとテネシーウィスキー』
のどれか。
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乙
メラゾーマはいつぞやのリクエスト回で提案したかったやつだから嬉しかったし大いに笑わせてもらったわ
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乙
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乙です!
アイシス男かよ!
モララーに何があったのか気になる……
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金〜土深夜投下。
あとワインの勉強したいんだがひたすら飲むしか無いのかな?
教えてエロい人!
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ワインはぶどうの種類、ブレンド比率である程度味の傾向はわかるやろし、ぶどうの種類勉強すればいいって話聞きました
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楽しみにしてる!漫画だけど、ソムリエールとか読んでみるのはどうだろう。
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なんか知識を増やすのも良いけどまず先入観なしに色々飲んでそのあと勉強しても良いと思うよ。
ワインはよー知らんけどw
オールドグランダッド114うまいです。
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のみすぎんなよ体壊してんだから
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みんなありがとう。
そして投下は明日に延期しますです、ごめんなさい。
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むりすんなー
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みんなビールは何派?
一般的なスーパーやコンビニなどで買える銘柄の範疇で。
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ドゥシャスドブルゴーニュって言おうとしたら釘刺された……
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圧倒的にアサヒスーパードライ
プレモルとか濃いのは無理
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サッポロ
あればよなよなエール買うけどな!
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