滞在者達は嫌われ者の魔王様に挑むようです

39：名も無きAAのようです：2014/10/15(水) 12:30:00 ID:Y4hXmXQoO: 　言って、数瞬。二人は小さく声をあげる。お互いがお互いを称えあう物言いや、とても勇者とは思えない人好きの態度に、店主は綻び、勇者は破顔した。

(#^;;-^)「これはこれで、自信があるからね。そう言ってもらえると嬉しいよ」

（　＾ω＾）「おっ！　こーんな大陸に、こーんな良い店があるなんて良い土産話になるお！」

　当初の殺伐としていた店内の様子は、彼らの談話と少し似ていて、ちょうど時間通りのムードへと移り変わっていく。

　カウンター席の後ろでは、夜の帳が下りて、落ち着いた雰囲気で談笑に花を咲かせるべく老若男女を問わないゲスト達が席に着く。

　給士は控えめな足取りで注文を伺いに。それでも水と愚痴だけは勢いを止めない。

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