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◆xh7i0CWaMo
:2014/09/28(日) 22:47:36 ID:jDTTQVVk0
私たち三人と、呼びにきた男を合わせた四人でエレベーターの方へ向かうことになった。
これからの作業を思って憂鬱を噛み締めるのかと思いきや、
部屋を出た途端に筋肉質の男が細かい息を吐いて話し始めた。
(,,゚Д゚)「この場合、死に遅れとでも言うんだろうな。ブームはとうに過ぎたってのに」
(´・_ゝ・`)「仕方ありませんよ。彼はまだ、来て間もなかったのですから」
と紳士。
(´・_ゝ・`)「とは言え、ここまで生きてきたからには、最期まで共にしたかったですがね。残念なことです」
婆さんに伝えてくるという呼びにきた男をエレベーターに残して、私たちは六階で降りた。
さして広くない廊下の両側に多くの扉が並んでいる。
昔のことは、やはり思い出せなかった。
こんな具合の一般的なホテルの一般的な個室に宿泊したイメージは取り出せるが、
それが確たる記憶であるという証左はまるでないのだ。
(´・ω・`)「そういえば」
件の外国人が住んでいたという部屋へ向かう途中、私は気になっていたことを訊くことにした。
(´・ω・`)「ここでは、自殺は珍しくないのですか?」
(,,゚Д゚)「ああ、十日ほど前に結構死んだ。あの時は大変だったな。てんてこ舞いだった。
どいつもこいつもメンタルが弱すぎるんだよ、最期の瞬間まで生き続けるって気概が無い」
(´・ω・`)「最期の瞬間?」
(,,゚Д゚)「もうすぐ、みんな死ぬんだから」
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