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('A`)略してティン・コのようです
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∬ ∬ ∬ ∬
春巻きがお届けするマーケティング・レンタルコミックスを読むときの注意事項
l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
l\ /l<揚げたて!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・マーケティングってなんだっけ
・今後めだかボックスばりの人間離れストーリーが展開されます
・マーケティング・レンタルコミックスのレーティングは全年齢対象です。安心して読めるね!!やったね!!
・ケツが鳴って光る程度で済むと思うな
・ビームとか撃ちます(断言)
・Q「いつまでこの話引っ張るんですか?」 A「僕が飽きるまでです」
・Q「なんで春巻き?」 A「美味しいからです」
クレイジーな過去スレラインナップ
('A`)マーケティング・レンタルコミックスのようです
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1370364641/l50
('A`)マーケティング・レンタルムービーズのようです
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/13029/1377454208/l50
('A`)マーケティング・レンタルコミックスOF THE ENDのようです
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/13029/1386813855/-100
まとめはこちら、グレーゾーンさん
http://boonzone.web.fc2.com/comics.htm
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サキュバスの巣とか厨房の頃クッソ世話になったわ懐かしい
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('A`)「うっし、じゃあまずは最弱系主人公について前回のように調べてみるか」
※ニコニコ大百科 『最弱主人公』
ttp://dic.nicovideo.jp/a/%E6%9C%80%E5%BC%B1%E4%B8%BB%E4%BA%BA%E5%85%AC
(-@∀@)「あれ?意外と少ない……」
( ^ω^)「スペランカーに草を禁じえない」
(* ・∀・)「上条さん!!ほら上条さん!!」
('A`)「わかった、お前と名字一緒のキャラいるのわかったからはしゃぐな気持ち悪い」
( う∀・)「うっ……」
(#-@∀@)「ちょっと男子!!モララー君泣いちゃったじゃない!!」
( ^ω^)「そーよそーよ!!謝んなさいよ!!『僕の顔の方が気持ち悪いですごめんなさいチンコしゃぶらせてください』って!!」
('A`)「あーほんともうイケメン全滅しねーかなー」
( ・∀・)「冗談はさて置き」
('A`)「俺はすげー傷ついたけどね?」
( ・∀・)「またまた〜。今度は落ちこぼれ系について調べようよ」
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【調べた】
\ 丶 i. | .l ヽ ../ /
\ ヽ i. .| .r ‐、 l ヽ ./ /
\ ヽ i | .| ○ |,.r'、__〉 ./ / ※調べたのポーズ
\ ,.rー⌒ト - イ、 /
人、__>´ `ー 、, ヽ' -‐
ー l r', |ヽ l、B l H|
__ l / │ ヽ―'^7' --
二 /,べ 〉==/⌒、 .= 二
 ̄ // / ノ  ̄
-‐ | ( ̄~7 ‐-
ヽ_l /ヽ
/ ソ ./ ヽ
/ ._,.へ_r・' ノ⌒、 ) ヽ \
/ 'ーー-l /ーー'´ .丶 \
/ / / ..し'.| i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
【とっても調べた】
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('A`)「んー……良く考えたら、歴代ジャンプヒーローも総じて落ちこぼれ系だよな」
( ^ω^)「キン肉マンな」
( ・∀・)「そこでパッとキン肉マンが出てくるあたりガチさを感じる」
('A`)「キン肉マンだけじゃなくてよ、悟空とかナルトとかも始まった当初……悟空に関してはサイヤ人襲来編で明らかになったわけだけど」
('A`)「最初は落ちこぼれだったワケだよ」
(-@∀@)「最初から最強だと、ストーリー展開とかしにくいんじゃない?」
('A`)「でも、ジャンプ系は最初はガチで弱いんだよ。キン肉マンとか特に」
( ^ω^)「キン肉マンの何が凄いかって、運命の六人の王子の中で最も過酷であり、最も蔑まれた存在でありながら」
( ^ω^)「決して悪に手を染めず、正義超人を貫いた所だ。覚えとけタコ!!」
(;・∀・)「ああ、はい……」
('A`)「でも、ラノベ系だと大体一芸ありきで割と強くねえ?」
( ・∀・)「上条さんは結構弱い気がするけど」
(-@∀@)「イマジンブレイカー無しでも、肉弾戦闘だけならそこそこの位置にいる気がしないでもないよ?」
('A`)「じゃあちょっと、上条とさすおにのデータ比較をしてみるか……」
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俺達の上条当麻先生
・右手で触れた能力を打ち消す『幻想殺し』の持ち主
・学園都市内での能力者レベルは0。落ちこぼれに該当
・能力だけでなく幸運なども打ち消す為、不幸体質。でもラッキースケベ多いじゃねえかふざけんな殺すぞ
・不幸体質ゆえにトラブルも多いため、喧嘩なれしている
・ワンパンでステイルを一回転させるなど、身体能力は高い
・異常なまでの耐久力。毎回病院送りにされながらも生き残っている
・腕を切り落とされながらも相手を打ち負かす精神力。取れた腕はゲコ太先生が治した
・説教がクソ長い
さすおに
・すごい
ttp://dic.nicovideo.jp/a/%E5%8F%B8%E6%B3%A2%E9%81%94%E4%B9%9F
(;・∀・)そ「差ァーーーーーーーーーーーー!!!!!!めんどくさがらないでよ!!」
('A`)「めんどくせえ」
(;-@∀@)「いやいやいや……流石にさすおにはタイトル詐欺でしょ……なにこのスペック?」
( ^ω^)「破壊神(ザ・デストロイ)は普通に笑うわwwwwww」
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('A`)「上条とか比べ物にならないバケモンだと言う事が、とにかくわかった」
( ^ω^)「つーか弱点が無さ過ぎr……妹のキスで魔法の制限が解除されるって何これ?」
('A`)「もっと別の方法無かったのかよ。次は近親相姦について話し合うか?」
( ^ω^)「今度こそ洒落にならねえから勘弁してくれ」
( ・∀・)「制限だとか、隠された能力だとかが目立つね。最近のラノベはこういうのが売りなのかな?」
('A`)「もっとシンプルな方が俺は好みだがなぁ」
(-@∀@)「例えば?」
('A`)「もう魔法とかスキルとかいらないから、物理攻撃オンリーで戦うやつ」
('A`)「あと、ハーレム物ではなくラッキースケベとかなく、なんかテンプレみてーなツンデレクソ女がいない」
('A`)「そんなラノベ無い?」
(-@∀@)「無い」キッパリ
( ・∀・)「ラノベ向いてないよ」
( ^ω^)「大人しくキングダムで満足してろよ」
('A`)「ちょっとは考えてくれてもいいじゃん……」
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( ^ω^)「まぁ、さすおにもそうだが、落第とか劣等とか、そういうタイトルを前面に出すラノベは増えてるよな」
('A`)「どちらかと言えば負のワードだよなそれって。後これはラノベじゃなくてなろう系小説の話になるんだが」
( ・∀・)「なろう系?」
('A`)「携帯小説」
( ・∀・)「ああ、なる」
('A`)「ニート異世界系がめっちゃ多い。これもマイナスイメージだ」
(-@∀@)「ニートが異世界に行ったら何故かモテモテで、無双するやつでしょ?知ってる」
( ^ω^)「都合が良いな。俺とか異世界行ったら普通に泣くわ」
(;・∀・)「キミらは順応する気がするけどなぁ……」
('A`)「オークにエロ同人みたいなことされるんだろ?泣くな」
( ^ω^)「めっちゃ怖い」
(-@∀@)「オークにも選ぶ権利はあるだろうに」
('A`)「『げっへっへ、よく引き締まったいいケツ穴じゃねえか。チンコをモノ欲しそうに咥えて離さねえぜ』とか?」
( ^ω^)「うわめっちゃ怖い。オークにチンコ無しじゃ生きられない体に作り変えられる」
(;・∀・)「おーい、どこ行くそこの二人ー?」
(;-@∀@)「マッチョ二人より女騎士とか姫とか選ぶでしょ……」
(;'A`)「そ、そのオークがホモだったら!?」
(;-@∀@)「いない存在の話しても埒があかないよ……ぶっ殺せばいいでしょ?」
('A`)「なんだ、それなら楽勝じゃん」
( ^ω^)「腹ぶち抜いて腸引きずり出してちょうちょ結びにして『これがホルモン蝶やー』っつって遊んでやろうぜ」
(;・∀・)「グロっ」
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('A`)「で、何故こうしたマイナスイメージが付いた作品が流行しているのか」
( ^ω^)「はい」
('A`)「はいブーン君」
( ^ω^)「ラノベの読者層って、大体中高生だろ?夢見がちな年頃だ」
( ^ω^)「その膨大な妄想力需要に当てはまってるから、こうした作品が流行したんじゃねえ?」
('A`)「俺も膨大な妄想力持ってるけど、Village Peopleとダンスする需要に当てはまる作品未だ見つからねえぞ?」
( ^ω^)「マジかよラノベ業界クソだな」
( ・∀・)「あのね?そんな極限まで希少な妄想欲を満たしてくれるラノベなんてあると思うの?」
(-@∀@)「現実見なよ。現実を」
('A`)「辛い」
( ^ω^)「苦しい」
( ・∀・)「でもブーンの意見には賛成できるね。多分、一般的に優れている能力では無く、他人とは違う特別な能力を振るうのがウケるんじゃない?」
('A`)「ナンバーワンよりオンリーワンか。俺も一つ持ってるぜ」
( ・∀・)「ウケない」
(;'A`)「ナンデ!?」
( ・∀・)「普通の中高生は、尻を鳴らしたいとは思わない」
('A`)「ブーン、あのクソイケメンが意地悪なこと言う」
( ^ω^)「至極全うな事しか言ってない」
('A`)「最近、相棒が冷たい」
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(-@∀@)「大衆からは認められないけど、ごく狭い枠組みの中で絶賛される能力者になりたいってことなのかな」
( ^ω^)「ユニークスキル使いか、確かにクセがある方が目を引くよな。身近にそういうのいるからよくわかるわ」
(;'A`)「えっ!?スキル使いいるの!?誰!?姉御!?」
( ^ω^)「テメーだよ。さっき一つ持ってるっつってただろ」
(#'A`)「俺を貧弱なクソラノベ系主人公と同じ扱いにするんじゃねえ!!」パァン!!
( ^ω^)「ラノベ勢もケツ鳴らすマッチョと同じ扱いにされたくないだろうよ」
( ・∀・)「ラノベ嫌いなのにどうしてこの話題にしたのか」
('A`)「いや、今なんとかかんとかのなんとかかんとかってアニメ観てるから……」
(-@∀@)「無彩限のファントム・ワールド」
('A`)「そうそれ」
( ^ω^)「覚えろよ……つまり、あれか?特別な承認欲求を満たしたい、みたいな……」
(-@∀@)「そうだね。うーん、こう、違いのわかる人にだけ理解してもらいたいという、読者の妄想の具現化、じゃないかな……?」
('A`)「コーヒーかよ。でもよ、それがどうして『最弱・落ちこぼれ系』じゃないとダメなんだ?」
( ・∀・)「アサピーが似たようなこと言ってたけど、やっぱり単純にストーリー作りがしやすいんじゃないかな?最初ッから最強だとパワーインフレが起こりそうだし」
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90年代の富士見ファンタジアが好きです
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('A`)「うーん、確かにそれは理解出来るな。でも、最初から最強系主人公でもクッソ面白い漫画を一つ知ってるぞ」
( ・∀・)「何さ?」
('A`)「ジョジョ三部」
( ・∀・)「ああ……」
( ^ω^)「ジョジョは基本的にスタンド使っての頭脳バトルだから、うまいことパワーインフレの拡散に成功してるよな」
('A`)「最初からそこそこ強い主人公なら、それこそキングダムの信だよ。まぁチンピラ程度なら無双できるって程度だったけどな」
('A`)「だから最弱・落ちこぼれ系じゃ……待てよ?下僕という立場からのスタートは落ちこぼれ系に該当する……?」
(-@∀@)「カースト最下位と言う点に置いては、共通してるね」
(;'A`)「な、なんてこった……キングダムにも落ちこぼれ系の波が……」
( ・∀・)「スタート位置が最後尾の方が、展開も作りやすいし盛り上がるってことがこれで証明されたね」
( ^ω^)「そもそも、王道だろ。落ちこぼれ系ってのは」
(;'A`)「だ、だが、その落ちこぼれワードをキャッチーに扱ってる点は何故なんだ?」
(-@∀@)「うーん……」
( ・∀・)「流行、としか……」
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( ^ω^)「それこそ、読者層の需要じゃねーのかお?」
('A`)「おっ?と言うと?」
( ^ω^)「いや、さっき読者層は中高生っつったよな?その中高生の中でも、やっぱオタクの割合がすげー多いわけじゃん?」
( ^ω^)「でさ、特にこう部活に打ち込むでもなく悪さするワケでもない、普通の連中が欲しいものって、やっぱり『特別』なんだよ」
( ^ω^)「で、そいつらと立ち位置が近い『最弱・落ちこぼれ系』のラノベ主人公に自己投影して、楽しんでるんじゃねーのかと……」
( ・∀・)「……」
(-@∀@)「……」
('A`)「……」
(;^ω^)「な、なんだお?」
(#・∀・)「オタクで悪いか!!」
(#-@∀@)「僕だって特別になりたいさ!!」
(#'A`)「そろそろまとめていいかな!?」
( ^ω^)「いやディスったわけじゃなくて、個人的な憶測だからな?怒るなよ……」
今回のまとめ
『最弱・落ちこぼれは王道でありながら、自己投影による承認欲求を満たすもの』※あくまで憶測
.
-
( ・∀・)「しかし、ブーンがこうした結論出すのは意外だったね」
( ^ω^)「まぁ……中学の頃の自分を思い出しただけだお」
('A`)「……特別に、なりてぇってか」
(-@∀@)「僕も、そんな感じだったなぁ……」
( ^ω^)「……」
('A`)「……」
(-@∀@)「……」
(;・∀・)(暗っ……どんな中学校生活送ってたんだ……)※イケメンリア充
(;・∀・)「あ、あー!!アニメ観ようよ!!ねっ!!頭からっぽにして楽しむのが一番だって!!」
('∀`)「そっ、そうだな!!観よう観よう!!」
('∀`)「なんとかかんとかの、なんとかかんとかってアニメ観ようぜ!!」
( ・∀・)(-@∀@)「「無彩限のファントム・ワールド」」
(;'A`)「とほほ〜!!ラノベはもっと簡単なタイトルにしてくれぇ〜い!!」
( ^ω^)「なんだこのオチ……」
おわり
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何気ない会話のようですっぽい(小並感)
乙
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_人人人人人人_
> ホモ祭り <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄
次回は久々にドクハイをやろうと思ってます
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誰かを好きになるドクハイでホモ祭りか
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ああ、そういや略さずに言うとマーケティンコだったなタイトル
ブーンはオメーのマッスルキュアもユニークスキルじゃねえのかよ!
落ちこぼれ系主人公っていうとアレか、DQ5
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投下乙
今期はゆゆ式再放送だけで生きていける
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落ちこぼれ主人公ならうえきの法則の植木が好きだったな。
最初から強い主人公で個人的に面白かったのはNEEDLESS。神父クソ強い。
クルスきゅんの男の娘バージョンがかわいい。
\かーわーいい!かーわーいい!/
山田が女の子になればいいのに!!!!!!!!!!で最後本当に女の子になっちゃったけど。
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クロビネガ、いいよね……
あとモンスター娘百科ではなくモンスター娘百覧ではないでしょうか
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Zトンが好きです
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エロゲだけどプリンセスXはつぼったわ
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(男の娘に対する意見に反応するのめんどくなったんだな……)
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モンスター娘と人外は最高
でもモンスター娘のいる日常はなんか違う…
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オカヤドは1ページ漫画書いてた頃の方が好きだわ
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号外★貴方だけに・・・
こんな情報をGET
【SMAP】のすべて!
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http://nagoya.aroma-tsushin.com/news/detail.php?id=577
【SMAP】の5人の秘密・・・
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【SMAP】これからの芸能人生は・・・
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こんな情報を入手しました!
極秘情報です。
【SMAP】これからの芸能人生は・・・
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【ベッキー】これからの芸能人生は・・・
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【ゲス川谷】これからの芸能人生は・・・
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ポケモンはモンスター娘でいいんですよね
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落第と言われると某忍者のたまごを思い出す世代
あれも最弱系に入るんだろうか
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最強主人公でクソ面白い作品って言うとHELLSINGが真っ先に浮かぶ
ほぼ全員最強な気もするけど
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ラッキーマンは最弱だよね
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学園king
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最近のだけどオーバーロードも主人公最強系だな
書籍版11巻とアニメ二期まだですか
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>>902
ポケモンはマイリトルポニーとかそっちのカテゴリじゃないのん
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俺はモンスター娘や天使、悪魔とかの人間なんて超越したような女たちに戯れで犯されたり嬲られたり喰われたりするのが好きなんだよ
モンスター娘のいる日常は見た目や習慣は人外でも中身はハーレム物によくある性格であまり好きになれない
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おい愛宕さんディスってんじゃねえよ金玉フェイス
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11巻じゃないわ10巻だわ
別に巨乳キャラも金髪キャラもいいんだけどアタゴンはなんか…
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やっぱ男は高雄だよな
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熊野でしょ
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なんだこのオチ・・・
青葉シコい
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どう考えても陸奥ちゃんだろ
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http://ssks.jp/url/?id=348
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僕は島風くん!
ちゃんじゃない、くんだからな
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http://ssks.jp/url/?id=348
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最初から最強でワンパンマンがなぜ出ない……
過去は落ちこぼれのない内定就活生だったから悟空と同じ枠?
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最初から最強のラノベ主人公といえばやっぱりリナ=インバース
ただ本編の敵がそれ以上にぶっ飛んでるから結構苦戦してる
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まぶらほも最強主人公と言っていいと思う
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>>919サイタマが強くなったのは理由があるだろ、ほかと違って筋トレしてるんだぞ
禿げたけど
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ニートやリーマンが異世界に別の姿で転生する話も多いよな
設定はいいとは思うがそれならニートキャラじゃなくてもいいんじゃね?ってなる。
リアルじゃ嫌だけど2次元なら、男の娘もとい女装した男が上でもアリだな
背徳感とMさがあって良い
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( ・∀・)「練習しなきゃ」
(#'A`)「フンッ、何ッ、のッ!!」ガチャッ、ガチャン!!
土曜の昼下がりのことだ
相棒は母親が参加するプロレスのチャリティーイベントの手伝いの為不在だったので
ちょうど暇してたモララーを誘ってジムに来た。チャリで十分、手ごろに来れる漢の聖地だ
《 ´_‥`》「ようドク坊、今日も気合入ってんな」
(#'A`)「おうよ!!フゥン!!練習って、何のだよ!?筋肉なら、今、トレーニングしてるだろが!!」ガッチャ、ガチャ
筋肉が千切れる感覚が辛抱たまらん。オフッ、これですよこれ
俺は今、むせ返るほどの幸福を味わっている
( ・∀・)「ハインさんとの付き合い方」
(;'A`)そ「はうっ!?」ガチャッ!?
《 ´_‥`》「お?なんだ、ドク坊に春か?」
( ・∀・)「春は目前なんですけどねぇー、本人がヘタレなもんで」
バーベルを置き、ベンチから起き上がりタオルで汗を拭った
運動だけじゃねえ、別の汗も出てる気がする
(;'A`)「練習って何だよ……エロゲでもやれってか?」
《 ´_‥`》「ゴア・スクリーミング・ショウとかどうだ?」
(;'A`)「それが何の参考になるの?俺知ってるよ?女の子の断面が映るエロゲだろそれ」
ただ、あのエロゲのモンスターデザインは最高にクールだ
-
( ・∀・)「キミとハインさんはもう誰から見ても陥落寸前で、早くくっつけよなにやってんだよ状態だけど」
(*'A`)「バッ!!そんなんじゃねーし!!もうっ…・・・バッ!!」
( ・∀・)「その割には進展が無い」
(;'A`)そ「うぐっ……」
《 ´_‥`》「何やってんだよ早くくっつけよ」
(;'A`)「いや……でも、そんなん、向こうの都合だってあるし……」
( ・∀・)「そんなの、お互いの予定を合わせたらいいだけの話でしょ?僕誘って筋トレしてる場合?」
(;'A`)「い、いきなり誘ってキモイとか思われたら……」
( ・∀・)「今の状態が既に気持ち悪いよ」
《 ´_‥`》「顔がか?」
( ・∀・)「それもあるけど」
('A`)「とっつぁんなんて嫌いだ」
《 ´_‥`》「怒んなってwwwwwほれ、こいつぁ奢りだ」
とっつぁんからスポドリを受け取り、口を付ける
-
( ・∀・)「そのウジウジした童貞思考やめて、もっとグイグイいきなよって言いたいんだよ僕は」
( ・∀・)「あれ以降二人だけで遊びに行ってないでしょ?」
図星だ。言い返せずスポドリを喉を鳴らし飲んでいく
大体はブーンも一緒だ。それはそれでとても楽しい。両手に華とはまさにこの事だな
( ・∀・)「あのね、フラグってのは植物みたいなものなの。ほっといたら枯れるの」
( ・∀・)「キミが煮え切らない態度を続けてたら、彼女は疑問を抱くだろうね」
('A`)「プハッ、疑問?」
( ・∀・)「『本当に、あいつは自分のことを好きなのか?』って」
(#'A`)「ああ!?俺はいつだってハインのこと」
(*'A`)「すっ……す、すすす……しゅ、しゅ……」
(*∩A∩)「シュキダシ……」
《 ´_‥`》「その嬢ちゃんは、ほんとにこれにホの字なのか?」
( ・∀・)「僕もちょっと自信無くなってきましたよ」
-
( ・∀・)「とにかく、これから先付き合い始めたとしても」
( ・∀・)「キミがずっとそんな態度だったら、いつか飽きられるかもしれないんだよ?」
('A`)「飽き……られ……」
(;A;) ブワァッ!!
(;・∀・)そ「うわあっ!?」
《;´_‥`》「おいおい……」
三 ======
三 || || ( ;A;) <あぁぁぁん! ※イメージ映像
三 || || ( つ つ ぶーん!ぶーん!
三_||_ || と_)_) _. あぁぁぁん!!
三  ̄(_)) ̄(.)) ̄ (_)) ̄(.))
《;´_‥`》「……謝ったほうがいいんじゃねえ?」
(;・∀・)「いえ、ここは畳み掛けます」
《;´_‥`》「おめえさん鬼か?」
-
( ・∀・)「だから!!練習するんだよドクオくん!!」
泣き崩れる俺の肩を、モララーが掴んだ
汗で濡れている髪の毛がイケメン特有の色気を醸し出す。しかもなんかいい匂いがする
ほんと何なのこいつ。何してもイケメンなの?ウンコ漏らせクソが
( ・∀・)「ハインさんと末永くお付き合いする為に!!ドクオくん、練習は好きでしょ?」
(;A;)「オ、オデ……オデ レンシュウ ズギ……」
《;´_‥`》(ダメそう・・・…)
( ・∀・)「じゃあやれるね!?」
(;A;)「ヤレリュ……」
( ・∀・)「よしじゃあ今から電話して、予定差し押さえだ!!」オー!!
(;A;)「デンワ シュリュ……」
《;´_‥`》「ちょっと時間置いてやれよ……」
( ・∀・)白「いえ、この手のタイプはすぐに行動しないとまたヘタレますから」スマスマ
《;´_‥`》「マネージャー向いてるな……」
-
―――――
―――
―
从 ゚∀从白「もしもし?どうし……」
从;゚∀从白「マジでどうした?泣いてる?」
ノパ⊿゚)「?」
从;゚∀从白「え?うん、なんでもないならいいけど……え、明日?あ、空いてるけど……」
从 ゚∀从白「……うん、いいよ。行こっか。うん、そんじゃ」
ノパ⊿゚)「誰からですか?」
从 ゚∀从「んー?ドクオから、明日遊びに行こうって」
ノパ⊿゚)「珍しいですね!!」
从 =∀从「そーだなー」
ノパ⊿゚)「……」
ノパ⊿゚)「顔緩んでますよ?」
从;゚∀从そ「嘘!?」 バッ!!
ノパ⊿゚)「はい!!嘘です!!」
从;∩∀从「しまったあああああああああああああああ!!!!!」
ノハ^⊿゚)b「楽しんでください!!!!!存分に!!!!!」
从;∩∀从「うるせええええええええええええええええ!!!!!」
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マーケティング・レンタルコミックス
『もう一歩 のようです』
.
-
('A`)白「……」スマスマ
モララーに上手いこと乗せられた俺は、VIP駅前でハインを待っていた
なんでも、今日は市内でイベントとかなんか色々あるらしく、遊びに行くには持って来いの日なんだそうだ
('A`)白「……」スマリンコ
('A`)白「キングダム43巻王騎将軍フィギュア同梱版予約完了っと……」
待ち合わせ時間の11時より、一時間も早く着いてしまった為
俺はこの手持ち無沙汰な時間を、王騎将軍同梱版キングダム43巻を予約する為に使った
ttp://www.amazon.co.jp/dp/4089082706?tag=figurenews-22
そう、全世界が待ち望んだ、王騎将軍立体化
昔と比べキングダム熱が多少落ち着いたとは言え、これには俺も全力で迎え入れなければならないだろう
そして、キングダムをまだ読んでいない人達も、これを機に全巻購入を検討してはどうだろうか?
お年玉、残ってんだろ?ちょっとジャンプしろオラ。え?一万円くらいしか残っていないから足りない?
なるほど、そんな貴方に一つオススメな商品がありますよ
ttp://www.amazon.co.jp/%E3%83%A0%E3%82%AB%E3%83%87%E4%BA%BA%E9%96%93-%E5%AE%8C%E5%85%A8%E9%80%A3%E7%B5%90-%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%A4BOX-%E5%88%9D%E5%9B%9E%E9%99%90%E5%AE%9A%E7%94%9F%E7%94%A3-Blu-ray/dp/B019H5E3OW/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1453298185&sr=8-1&keywords=%E3%83%A0%E3%82%AB%E3%83%87%E4%BA%BA%E9%96%93
買えオラ
-
('A`)白「……」
いや、しかし……やっぱりこの豪華絢爛ブルーレイBOX……
(*^∀`)白 ニタァ……
と っ て も 愉 し み だ
从;゚∀从「……」
(*^∀`)白 ティロリン♪
('A`)白「お?」
『LINE:ハイン「遠目から見ても気持ち悪いから、俺もう帰るぞ」』
(;'A`)白そ「はうっ!?」
携帯から視線を上げると、ちょっと引いてる表情のハインが遠巻きからこっちを見ていた
どうやら、俺の見せてはいけないちょいワルな部分が表情に出ていたらしい。俺の凶暴なチンコを外に出してるようなもんだ
顔を二、三度ぺちぺちと叩き、手を振って応えた
从 =∀从「うおーっす。待った?」
('A`)「んーん、今来たとこ」
あれ?このシチュって普通男女反対じゃね?まぁええか
-
从 ゚∀从「すげー気持ち悪かったけど、すげー気持ち悪かったけど」
二回言われた
从 ゚∀从「何考えてたんだ?予想はつくけど」
('A`)「いや、ムカデ人間のブルーレイBOX、楽しみだなぁって……」
从;゚∀从「病気かよ……」
('A`)「ブーンにもよく言われる」
携帯をポッケにしまって、『行こうか』と大通りを指差す
こうして二人だけで並んで歩くのは、いつ以来だろうか
从 ゚∀从「どこ行くんだ?」
('A`)「先ずは腹ごしらえしようぜ」
駅前から少し歩くと、イベント会場として頻繁に使用される広場がある
今日はVIP市内の腕自慢の飲食店が集う、グルメイベントが開催されているそうだ
それを目当てに、市外からも多くの観光客が訪れていた
-
(;'A`)「その、誘ってアレなんだが……」
从 ゚∀从「ん、大丈夫さ。一人でここまで来れたし、お前もいるしな」
ハインは『あの日』以来、人ごみが苦手だ
多少は改善されたらしいが、完治とはいかない
しかし、リハビリの必要もあるというモララーの意見から、この場所を選んだ
从 ゚∀从「……無理そうなら、無理って言うからさ」
(;'A`)そ「っ!?」
突然、いや、自然な流れと言うべきか。ハインが腕を組んできた
これまで無かったアクションに俺のマッスル溢れる体が硬直する。カッチカチの筋肉が更に硬くなる
从 ゚∀从「今日は楽しませて、忘れさせてくれよ?」
(;'A`)「あっ、ああ、ああ!!も、もろt勿論だ!!」
近い、今までに無い密着度だ。俺の顔の近くで、ハインの紅毛がなんかいい匂いばら撒きながらふわりと跳ねる
助けて相棒。俺どうすればいい?心の利根がブーンという筑摩を求めて叫んでいる
从*^∀从「フフッ。ほら、早く行こうぜ!!」
あーもう畜生かわいいなぁ今日死ぬのかな俺
必死にマーティン君を思い出しながら平静を装う。頑張れマーティン。おいその程度かマーティン
お前のトラウマメイカー力はその程度か。鼓動が治まらねえぞ
-
今回のデートをするに当たって、モララーは幾つかの条件を出してきた
①映画、漫画の話をしない
野郎曰く、『キミは自分のフィールドに巻き込むのは得意だけど、自分のことばかり話しても相手は飽きてしまう』
『彼女に合わせるのも、仲を保つ秘訣だよ』とのこと。リア充暦長い奴は言う事が違うな
しかし問題は、俺から映画と漫画を抜いたら、マッチョしか残らないことだ
②積極的になる
『自分から手を繋いで、きっかけを作るんだ』って言ってた。しかしアレだ
先にハインから仕掛けてきた。立つ瀬が無いんだが
③チューしろ
ダンベルでぶん殴った
(;'A`)(つってもな……)
野郎とばかりつるんできた俺だ。女の子と何話せばいいのかわからない
姉御は、ほらアレじゃん。喫茶店でジョジョの話して軽く数時間潰した時あるし、割と話しやすい
(;'A`)(何を話せばいいのか…・・・)
こんなことなら、話題を用意しとくんだったぜ
-
从*゚∀从「きょ、今日は寒いな」
(;'A`)「いやめっちゃ暑いよ……」
从* ∀从「そ、そうか?ハハ」
そうだ。昨日ダンベルでぶん殴ったモララーの話をしよう
(;'A`)「そういや、昨日ダンベルでモラr」
从 ゚∀从「あ、着いた」
そうこうしている内に、大分歩いてたらしい
結局、何も気が利いたことを話せなかった。いやいや焦るな、まだ始まったばかりだろ
『VIP市グルメフェスタ』
グルメチケットを買い、屋台でそれを手渡して料理を受け取る
今回は二人で割り勘して2500円分を購入した
从 ゚∀从「わりーな五百円多く払ってもらっちゃって」
('A`)「映画の時のお返しさ。気にすんな」
从*゚∀从「で、何食う?何食う!?」グイグイ
(;'A`)そ「おーい待て待て待て痛い痛い!!腕千切れる!!」
从*゚∀从「くっ付くだろ!!ほら!!」
テンション振り切れてなんか可笑しくなってる。俺は五体満足で家に帰れるのだろうか
-
从*゚∀从「あ、あれ!!俺あれ食いてえ!!」
と、ハインが指差したのは『居酒屋 榊』の屋台だった
(;'A`)「居酒屋ぁ……?」
チケットと一緒に受け取ったパンフレットで確認すると
どうやら、どて煮が名物らしい。一杯250円と格安だ
从*゚∀从「すいませーん!!これ二杯!!」
目をパンフから戻すと、ハインは早速頼んでいた
屋台から漂う味噌の甘い匂いが食欲を誘う。唾出てきた
从*^∀从「へへ、ほら。食おうぜ」
彼女が差し出した小振りのポリ椀を、礼を言いながら受け取る
視界が真っ白に染まりそうなほどの湯気は、寒い日には嬉しい熱さを伝える
割り箸を口で咥えて割り、とろとろに煮込まれたすじ肉を口に入れた
(*'A`)「おっほ」
ほっと口から湯気が出る。舌の上では脂がすうっと溶け、口内に味噌の味と香りが広がった
サイコロのサイズに刻まれたこんにゃくにも味が染みていて、弾力のある歯ごたえがクセになり飽きない
すこし味が濃いが、大人はこれを酒で流し楽しむのだろう。早く大人になりてえ
从*=∀从「んー♪」
ハインは頬に片手を当てて、味を堪能していた
可愛すぎて死ぬかと思った。ていうか一回死んだ。俺死んだ
-
そうか死ね
支援
-
(*'A`)「こらぁ……白メシだな!!」
从*゚∀从「おまっ!!言うなよぉ……」
これはあつあつご飯にぶっ掛けるべき料理だ。日本人は米だよ米!!
<よぉ、ご両人!!
('A`)「はぁん?」
立ち食いしていた俺らに、声が掛けられる
顔を向けると、見慣れた顔がテーブルから手を振っていた
( ´_ゝ`)ノシ「うぉーい!!こっちこっち!!」
(´<_`;)「おいおい兄者……」
(=-ω-)「……」ペコリ
サバゲー部の連中だ
从 ゚∀从「お前らも来てたんだ」
( ´_ゝ`)「この近くでフィールドがあってな。今は昼休憩中」
('A`)「『ギア・シティ』か。あそこは雰囲気あるよな」
(=゚ω゚)「どうぞ、先輩」
ぃょぅの奴が、隣の椅子を引いてハインに座るように促す。気遣いの出来る後輩だ
俺もこういう所を見習わないとな
-
从 ゚∀从「悪いな。サンキュー、ぃょぅ」
(=*゚ω゚)「いえ」
(´<_` )「お前も座れよドクオ。どうせ俺らもうすぐ出るし」
('A`)「すまねえな。お前ら、何飲んでんだ?」
三人は真っ白なドリンクを飲んでいる。カルピスかな?
( ´_ゝ`)「榊の隣にある、『バーボンハウス』って店のChikubiシェイクだ」
(;'A`)∴「ごっは!!」
むせる。なんだそのシェイク
(´<_` )「流石だな兄者、一点の恥じらいも無い」
( ´_ゝ`)「だって俺らにもついてるじゃん。快感を貪るだけのドスケベな器官」
(=;゚ω゚)「買って来た俺の立場も弁えてくださいよ。あそこのマスター、大声で注文しないと出してくれないんですから」
( ´_ゝ`)「でも、サービスしてくれたじゃん。お前のChikubiシャウト、燃えたぜ……?」
(;'A`)「パワハラじゃねーか……」
(=;-ω゚)「欝田先輩、この人どうにか出来ないですか?」
(;'A`)「銃床で強めにぶん殴るしかねーんじゃねえ?って……」
いない、ハインがいない
いつの間にか、半分残ったどて煮を置いて席を外している
見渡すと、すぐに見つかった
-
『バーボンハウス』の屋台の前で
从 ゚∀从「Chikubiください!!二つ!!」
元気一杯注文していた
(;'A`)「……」
(´<_`;)「……」
(=*゚ω゚)「……」
( ´_ゝ`)「……流石だわー」
-
从*゚∀从「あー、はずい。ほれ」
Lサイズカップに入ったシェイクを手渡される
つーかこんなクソ寒いのによくシェイク出そうと思ったなあの店
('A`)「ん?ココナッツか」ズゾゾ
(´<_` )「わかるのか?凄いな……俺はてっきりおちんp( ´_ゝ`)「ストップ・ザ・弟者」
('A`)「家族旅行で行ったシンガポールで飲んだことがあるんだよ」
その時のことを姉御に話すと、執拗に『カブトムシを食ったか?』と聞かれる
食うわけねーだろイエローテンパランスじゃあるまいし
从 ゚∀从「うめーけど、どて煮とは合わねーな」
(;´_ゝ`)「そりゃそうだろ……何故このタイミングで買った?」
从 ゚∀从「飲みたかったから……」
('A`)「おいしい……ん?」ズズズ
口の中で何かが引っかかった。運命の頚木かな?
('A`)「ココナッツの筋だ……本格的だな」
(;´_ゝ`)「……」
(´<_`;)「……」
(=;゚ω゚)「……か、カブトムシ」
(;'A`)「いや待て、カブトムシ混入してたら問題だろ?」
从 ゚∀从白「ドクオ、そのまま」カシャ
あっこれ姉御に送られるやつだ。すげーネタにされるやつだ
-
( ´_ゝ`)「そろそろ時間だな。行こうか」
(´<_` )「そうだな。昼からは歯車王暗殺戦だったか」
从;゚∀从「なんだそれ」
(=゚ω゚)「見学に来r( ´_ゝ`)「オラ行くぞぃょぅ。あの触手をなんとかしなきゃなんねーんだから」ああああああ高岡先輩また今度ー!!」
从;゚∀从「お、おー。じゃーな」
兄者は、ぃょぅの襟を引っ掴み、引き摺っていった。銃床叩き込むのは当分無理そうだな
弟者は去り際に、俺の肩を叩き耳元に顔を寄せ
(´<_` )「ごゆっくり」ネットリ……
と、意味深に囁いていった。妙に艶っぽかったのは何なんだゾワゾワするだろ
从 ゚∀从「なー、触手って……」
('A`)「説明し難いんだよあそこは。今度連れて行くから直接見て確かめてくれ」
从 ゚∀从「お、おう」
-
料理を平らげ、半分に減ったシェイクをズズズと啜る
:从 ゚∀从:「次、何食う?」
:('A`):「そうだなぁ」
どて煮の恩恵はすっかり消えうせ、寒空の下で冷たいシェイクを啜るのは若干辛い
チケットの残りは1500円だ。ここらでもう一度、温かいものを食べたい
パンフを広げ、ハインと相談しようとした。その時
(´・ω・`)「よっこらホモセックス」ドカッ
(;'A`)そ「うわぁ!?」
从;゚∀从「うわっ……」
(´・ω・`)「かわいい女の子だと思った?」
(´^ω^`)「残念!!さやかちゃんでしたーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」
ショボンのオッサンが、ドンブリが三つ乗った盆を手に相席してきた
すげえビックリしたよ突然だもん。つーか今日は知り合いに良く会うな
从;-∀从「最ッ悪……店が臨時休業の理由ってこういう事かよ……」
(´^ω^`)「そーだよ。有名店の味を根こそぎ奪ってここいらの客を全部奪い取ってやるのさ!!」
('A`)「料理研究っすか。顔と性格に見合わず勤勉なんすね」
(´・ω・`)「食べ歩きの趣味も兼ねた研究だがね。オメーも顔に見合わずリア充にしてんのな」
-
ハインは見るからに不機嫌な顔になる。なんでこのオッサンの店でバイトしてんだろうか
(´・ω・`)「まぁまぁ、そうふて腐れなさんな。ほれ、こいつぁ奢りだ。食え食え」
盆の上の二つのドンブリを俺たちの目の前に置く
あつあつの豚汁だ。白菜と根菜もたっぷりと入っている
(*'A`)「おお、サンキューオッサン!!」
こいつは嬉しいサプライズだ。どて煮と豚汁で味噌が被ってしまったとか野暮なことは言うまい
野菜の旨みが溶け込んだ汁を啜り、ホクホクの里芋に齧り付く。粘り気のある触感がたまらん
『こいつも入れろ』と、とっつぁんが差し出した一味を振ると、ピリリと刺激のある味わいに仕上がる
从 ゚∀从「……ぃただきます」
(´^ω^`)「ふふ、召し上がれ♪」
ハインはオッサンの脛を蹴り飛ばすと、黙々と食べ始めた
お気に召したようで、『ふぅ』と満足げなため息をつく。とても可愛い
(´・ω・`)「……」
(´^ω^`) ニコッ
キモいからこっちニコヤカに見ながら食うのやめて欲しい
-
(´・ω・`)「よし、だらだらと邪魔しちゃ悪いし俺ァフケるわ」
俺らより早く豚汁を食い終わったオッサンは、テーブルから立ち上がった
('A`)「ごっそさんでした。また店に行きますよ」
(´・ω・`)「おー来い来い。ハイン、楽しめよ」
从 ゚∀从「るせーさっさとどっか行け」
(´^ω^`)「ふふっ、照れちゃってかーわいいんだから♪」
ハインが立ち上がる素振りを見せると、オッサンはスタコラサッサと逃げていった
仲が悪いように見えて、結構上手くやっているのだろう。この二人は
从 ゚∀从「ったく……」
('A`)「ハハ、そう邪険に扱うなって。いい人じゃねーか。ド変態なのを除けば」
从;=∀从「そこが治ればなぁー……」
('A`)「無理だろうな」
テーブルにゴンと額を着く
どうやら、俺が思ってる以上にド変態らしい。あのオッサンは
从;=∀从「バイトも募集してんだけどさぁー……店長がアレだからどいつもこいつも続かなくて……」
そのまま額をゴリゴリと擦りつける。つーかバイト募集するほど客入ってんのかあの店
そういや、たまにニダーが臨時でアルバイトしていると聞くが
-
从;=∀从「んー……」
('A`)「?」
ハインは、しばらく俯いたまま唸り、なにを考え込んでいるのかと思えば
パッと顔を上げ、赤くなったデコを此方へ向けて
从 ゚∀从「来ねぇ?アルバイト」
(;'A`)そ「えっ!?」
唐突な提案を突き出してきた
(;'A`)「バイッ……ゴッホ!!ゴホ!!ゴエエエエ!!」
从;゚∀从「だ、大丈夫か?」
(;'A`)「オ、オーケーだ、問題ない。しかし、なんでまた俺……」
从 =∀从「いやぁー?顔見知りだし、何度か手伝ってもらってるしさ。店長も二つ返事だと思うし」
从 ゚∀从「ダメならダメで、いいんだけど」
(;'A`)「い、いや」
正直、願っても無い話だ。あの店でバイトはしてみたかったし、ショボンのオッサンから色々と料理のイロハも教わりたい
俺は将来、料理人になりてぇ。その足がかりとしては、最高の職場となるだろう
(;'A`)「その……オッサンに、前向きに検討してほしいと伝えておいてくれ」
从*゚∀从「えっ!!マジ!?」
-
('A`)「マジっておま……」
从;゚∀从そ「いや!!違う!!そうじゃなくて、ダメ元だったから!!ちょっと驚いただけっていうか……」
从*^∀从「へへ……そっか、あんがと」ニコッ
('A`)「」
('A`)「ちょっと、ちょっと……」ガタッ
从 ゚∀从「ん?どこ行くんだ?」
('A`)「ちょっと……ちょっと……あ、あの、適当になんか買うから、欲しいもんあったら、ラインして」
从;゚∀从「お、おう……」
('A`)「……」ステステ
(∩A`)「……」ステステ
これが、俗に言う『リビドー』か。頑張れ俺の理性、漢を見せろ
-
―――――
―――
―
从 ゚∀从「はー、食った食った」
('A`)「最後の二皿……あれが効いたな……」
VIP市グルメを堪能した俺たちは、ラウンド○ンへと向う
ボウリングなんて久々だ。俺くっそ下手なんだよなぁ
('A`)「さっきめっちゃ姉御からライン着てたんだけど、あの写メ送っただろ」
从 ゚∀从「見せて見せて」
('A`)つ白「ほれ」
从 ゚∀从白「うわっ、すっげぇな。あの人、ジョジョのことになると目の色変わるもんな」
从 ゚∀从白「……アルバム見ていい?」
(;'A`)「返しなさい」
从 ゚∀从つ白「ちぇーっ」
男のスマホ画像フォルダは、立ち入り禁止やねんで……!!
-
『ラウンド○ン』
日本一有名なアミューズメントパークだ
ボウリングだけじゃなく、スポッチャやカラオケ、ゲームセンターなど
学生だけじゃなく、老若男女幅広い層が遊べる施設だ
Ω「シャッセー ナンゲーム アソバレマスカァ」
('A`)「どうする?」
从 ゚∀从「三ゲームにしとこうぜ」
('A`)「じゃあそれで」
Ω「ッザース」
('A`)「やっぱ15ポンドだよな……」
从 ゚∀从「攻めるなー」
('A`)「これでも軽いだろ。筋トレにもなんねえわ」
从 ゚∀从「筋トレ目的でボウリングする奴めったにいねーだろ」
('A`)「いるぜ!!ここに一人!!そして、もう一人な!!」
从 ゚∀从「ストイックだなお前ら」
('A`)「ブーンはこれでお手玉するしな」
从 ゚∀从「あぶねーからやめろっつっとけ」
('A`)「ウス」
-
ボウリングである
(#'A゚)「This is Sparta!!」ゴウッ!!
\ガコン!!/
从 ゚∀从「はいガーター」
(#'A`)「あああああああああああああああ!!!!!なんでだよ!!これで三回連続だぁああああああああああ!!!!」
从 ^∀从「アッハッハッハッハッハ」
回転とか良くわからんから、とりあえず力任せに投げるのが俺のボウリングマッスル投法
ハマればとことんストライクが出るが、ハズせば『アレ』の連続だ
(#'A`)「ちょっと待っててくれ。家から愛銃持ってくるから」
从;゚∀从「ピン撃ったらダメだろ……よし、俺の番っと」
('A`)「ふぅーい……」
从 ゚∀从「そいや!!」ゴロリンコ
\パッカーン!!/
('A`)「すげー、これでターキー……」
ハインの調子は絶好調だ。とてもかっこいい。惚れる
-
从*^∀从「イエー!!」
ハインが片手を上げてハイタッチを求め、俺はそれに応える
('A`) ッパァァァァン!!
どさくさに紛れてケツを鳴らした。特に意味は無い
('A`)「おーっし、俺も続くぞ!!」
从 ゚∀从「頑張れぇーい」
腕まくりをし、15ポンドの玉を抱え
愛する我が腕の筋肉にキスをした。惚れ惚れするな……この上腕二頭筋!!
(#'A`)「唸れ!!拙僧の筋肉!!」
(#'A`)「マッスルアンダースロー!!!!!!」ゴッパァン!!
\ガコン!!!!!!!!!!!/
从 ゚∀从「はいガーター」
(#'A`)「ちょっと走って流石兄弟から銃借りてくるーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
从 =∀从「ダーメだっつーの」
-
結局、ボウリングは良い結果が出せないままゲームが終わった
チクショウ、かっこ悪い所を見せてしまった
(#'A`)「スポッチャだスポッチャ!!行くぞォ!!」
从;^∀从「はいはい」
ここは他のスポーツで挽回するしかない
『バッティング』
(#'A`)「ルオラァ!!」ブオンッ!!
从 ゚∀从「よいしょっと」カキンッ!!
『ロデオ』
(;'A`)「あああああああああああああ!?落ちる!?何これえ!?」ガッコンガッコン
从 ゚∀从白 カシャシャシャシャシャシャ
『スカッシュ』
从 ゚∀从「行くぞー……ほら!!」スパコーン!!
(;'A`)「よ、よし!!」
∴('A゚(○三 「ブルアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!????」パッカァーン!!
从;゚∀从「ド、ドクオーーーーーーーーーー!!!!????」
-
( A ) チーン
从;゚∀从「まぁ、その……見ててすげー面白かったぞ?」
( A )「いいの、慰めはよして」
ダ メ だ っ た
从 ゚∀从「しかし、何でも出来ると思ってたけど……意外と弱点あるんだな」
(;'A`)「力比べ系なら誰にも負けない自信があるんだが……」
何を隠そう俺は、球技系が大の苦手だ。技術が絡むとどうも上手くいかない
水泳やマラソンのような、体一つで競うスポーツなら得意なんだが
从 ゚∀从「あ、あれは?お前得意なんじゃねえ?」
(;'A`)「んあ……?」
と、ハインが指差す先は『ガンシューティング』コーナー
俺の独壇場がそこにはあった
('A`)「行くぞ」キリ
从 =∀从「調子いーんだから」
-
『ガンシューティング』は、紙の的をエアライフルで打ち抜くスポッチャだ
難易度に応じて、的までの距離が伸びる
('A`)「うん……サバゲー部にあるレンジと同じくらいかなぁ」
从 ゚∀从「つーか、なんでウチの学校サバゲー部とかあるんだろ」
('A`)「母さんが作ったんだよ」
从;゚∀从そ「え!?卒業生だったの?」
('A`)「うん……え?言ってなかったっけ?」
从;゚∀从「初耳だし……えー、先輩だったんだ……」
('A`)「毎年開催される高校生の全国サバゲー大会開いたのも母さんだし」
从;゚∀从そ「とんでもないお母さんだな!!」
('A`)「業界じゃ有名人だしな。さぁて……」
上級を選択し、銃を構える
やっぱ家から愛銃持って来るんだった。しっくり来ない
だが、この距離なら……
('A`)「スーッ……」
('A`) パパン!!パパパパパパパパッ!!
从 ゚∀从「えっ早……」
-
('A`)「ちょっとズレたか」
終了ボタンを押し、的を引き寄せる
狙いが少しズレてしまったが、まぁ型にはなっているだろう
从 ゚∀从「ズレた?」
('A`)「見ればわかるよ……」
从 ゚∀从「あっ、あー!!」
上部に二つ、穴を開け
下部に八つ、弓なりに連続して撃つ。そうすると
从;゚∀从「わ、笑ってる……」
的の黒い円に、笑顔が描かれるのだ。リーサル・ウエポンでリッグスがやってたのを真似した
口の部分がやや歪んでしまったが、ご愛嬌と言うことでここは一つ
从*゚∀从「すげー……あの一瞬で、これ狙って撃ったのかよ……」
('A`)「まだまださ。母さんならこの四倍のレンジで俺よりも早く仕上げるからな」
从*゚∀从「すげー、すげー……バケモンの家系だな……」
('A`)「褒め言葉としてどうなのそれは」
-
从 ゚∀从「よーし俺も……」
ハインも同じく上級を選択する
たどたどしく銃を構え、狙いを定める
从 ゚∀从「よっ」パン!!
从 ゚∀从「あららー……」
的の中心を狙ったと思われる弾丸は、円の左端に穴を開けた
从 ゚∀从「意外と難しいんだな……」
('A`)「銃の調子が良くないってのもあるが、構えを直せば安定するぞ」
从 ゚∀从「どーすんの?」
('A`)「脇を締めてだな、こう……」
从*゚∀从「ちょ、ちょっ……」
ハインが狼狽えて初めて、俺は自分のしている行為に気がついた
後ろから抱きしめるように、銃の構え方を矯正している
(;'A`)「あっ、ああ!!悪い!!つい、いつもの感じで教えちまった!!」パッ!!
从* ∀从「い、い……嫌じゃ、ない。ちょっと、驚いただけ……」
(;'A`)そ「ヘアッ!?」
びっくりしてウルトラマンみたいな声出た
-
二人とも楽しそうでなによりだ
-
从* ∀从「さ、最後まで教えてくれよ……」
(;'A`)「お、おう……」
正直それ所では無いが、ご要望とあらば仕方が無い
再び、後ろから抱えるように構え方の手ほどきをする
おお、落ち着け俺の凶暴な息子よ。凶暴なそれをそれ以上凶暴にさせるんじゃねえ
(;'A`)「こ、こう銃床を肩に固定してだな、頬をくっ付けてアイアンサイトに……」
从* ∀从「うん、うん」
小さな肩が、俺のマッスルな体の中に納まる
彼女の体温が直接伝わり、絶叫マシンに乗ったかのような浮遊感が、腹から胸へと湧き上がった
赤くて綺麗な髪が、俺の頬と鼻を擽る。興奮によって荒げる息を抑えるのに必死だった
(;'A`)「よ、よし、撃ってみろ」
从* ∀从「ん……」
空気の噴出す軽い音が聞こえ、玉は真ん中の小さな円を撃ち抜いた
从*゚∀从「やった!!見た……」
喜びの声を上げ、ハインはこちらを振り向いた
从*゚∀从「か……」
(;'A゚)「……」
顔の、距離が、とても近い
-
从;゚∀从「あ……」
(;'A゚)「……」
お互い、少しの間硬直した後
从;*゚∀从「わ、わ、あ、あ、りがとうな!!もうちょっと練習してみる」
(;'A`)「おっ、おう!!筋がいいぞ!!プロのスナイパーになれる!!」
我に返り、顔を背けて距離を取った
从;*゚∀从「か、構え方大丈夫?」
(;'A`)「大丈夫だ。問題ない」
安堵が八割、後悔が二割
洋画じゃ、ここでキスのひとつでもぶちかますだろうが、現実じゃそうはいかない
ほんの一握りでも良いから、イケメン俳優の度胸が欲しかった
从;*゚∀从「あ、あれ?あれれ?」パンッ パンッ
ハインの命中率は、何故かガクッと落ちていた
-
―――――
―――
―
从 ゚∀从「はー、遊んだ遊んだ」
('A`)「今何時だ?」
スポッチャの終了時間が訪れたので、次はどうするか受付の前で相談をする
暗くなるまではまだ時間がある。ハインの采配に任せよう
从 ゚∀从「喉渇いたし、カフェでもいかねーか?」
('A`)「いいね、じゃあ出るか」
从 ゚∀从「あ、ちょっとその前にトイレ行って来る」
('A`)「着いていこうか?」
从 ゚∀从「バーカ」
小粋なジョークを飛ばせるほど、気分は落ち着いた
いや今のセクハラじゃね?やっべ、気を抜きすぎだ
('A`)「俺も済ませとくか」
べ、別にトイレで凶暴な息子を静めようだなんて、思ってないんだからね!!
『男子トイレ』
('A`)「……」ジョロロロロロロロ……
('A`)「……」ジョロロロロロロ……
('A`)「……」ジョロッ…ジョロッ…
('A`)「……」
('A`)「……」ジョロロロロロロロロ……
-
用を足していると、男子トイレの扉が開き
割と大勢の利用客が入ってきた
('A`)「……」ジョロロロロロロロ……
「おい」
('A`)「……」ジョロロロロロロロ……
この、声の感じは
『敵意』が、籠っている
「シカトしてんじゃねえよ」
('A`)「ちょっと待て」ジョロッ ジョロ……
せっかちさんだな。小便くらい落ち着いてさせてもらいてえぜ
:('A`):「……」ブルッ
('A`)「……」チンチンフリフリ ジィィィィ
入ってきた全員の、視線が背中に集まる中で
チンコを振るのは、少々恥ずかしい。何この羞恥プレイ?ラウ○ンのサービス?
('A`)「待たせ―――」
振り向き様に一発、顔面を殴られた
倒れこむほどのものではなかったが、壁際まで追いやられてしまう
-
お?不穏か?
-
('A`)「ってぇー……」
口の端を切ったらしく、血がうっすらと流れる
服に垂れ付かないように、親指で拭った
('A`)「……誰かは知らねえが、ご挨拶じゃねえか」
(=゚д゚)「あー……?」
(’e’)「……」
見覚えの無い五人のチンピラが、俺を取り囲むように迫る
全く、ここは学園都市かよ。こちとらド健全な男子高校生だってのに
('A`)「俺もまだまだ捨てたもんじゃねえな。ホモ野郎共にエロ同人みてーなプレイの標的にされるなんざ」
(=#゚д゚)「気持ち悪ぃ事言ってんじゃねえぞ!!」
正面の男が、前蹴りで壁を蹴り威嚇する
これって俗に言う『壁ドン』じゃね?初めてはブーンって決めてたのに
(;'A`)「何キレてんだよ……?スターウォーズのネタバレでもされたのか?」
(=#゚д゚)「ッ!!」
今度は反対側の頬を殴られる
図星?図星なの?気持ちは良くわかるぜ。俺も親父にされたからな
-
(=#゚д゚)「てめえが覚えてなくとも、俺らはしっかり覚えてるぜ。西川を潰した、てめえのツラはよ」
('A`)「……」
ああ、そういう……
('A`)「あの場にいた連中か。そりゃ、災難だったな」
('A`)「まぁ、石に躓いたとでも考えて、水に流してくれよ。トイレだけに」
上手い、座布団一枚
(=#゚д゚)「ッ…・・・ざけてんじゃねえぞ!!」
('A`)「ふざける?いいや、いたって真面目だ。出来れば穏便に済ませてえよ」
勿論、奴らの出方によるが
俺はさっさとハインの所に戻りてぇんだ。じゃれ合いなんてしてる暇ねえ
(’e’)「ほぉー?意外と大人しいじゃあねーかよ。それとも、ただ単にビビッてるだけか?」
('A`)「悪漢にケツ穴を狙われて堂々としてる奴がいるなら、そいつただのガチホモだぜ?そらビビるわ」
(’e’)「ああそうかよ。所で……あのメガネは元気か?ええ?」
『メガネ』と聞いて、真っ先に思い浮かんだのは勿論あいつだ
そして、あいつがあの時、どんな目に遭ったのかも覚えている。忘れるはずが無い
-
( A )「……」
(’e’)「俺の携帯を盗んだ挙句、勝手に電話までしやがってよぉ……見えるか?この傷跡」
そう言って、男は自分の額を指差す
赤く太い縫い痕が、醜く刻みついていた
(’e’)「西川のクソに付けられちまった傷だ。色男が台無しだとは思わねえか?」
(’e’)「こんな事なら、もっと痛めつけりゃ良かったぜ?聞くか?あん時の話?」
(’e’)「膝ガックガクで喧嘩売って来てよぉ。顔に一発入れただけで立てなくなってやがんのwwwww」
卑下た嗤い声が、上がった
(’e’)「蹴り入れてたら、そいつチビりやがってよぉ!!わざわざ殴られに来て、笑いまで提供してくれたんだぜ?面白い奴だったわ」
( A )「そうか、もういい」
俺の一声で、嗤いが止まる
( A )「納得だぜ。こんなクソマヌケなら、出し抜かれるのも当然だ」
( A )「俺をボコりに来たんなら、手短に済ませろ。女を待たせている」
(=゚д゚)「……ああ、ああ、安心しろよ。半殺しで済ませてやんよ」
(=゚д゚)「『怒髪天』の面倒なら、俺らに任せな。これまでの鬱憤晴らしたら、そこらの便所でヤリ捨t」
-
ここで、俺の我慢の限界が訪れた
.
-
( A )「……」
(=メ)д )「」
カツンと、折れた前歯が床を跳ねる
さっきまでベラベラ喋ってた男は、反対側の壁にもたれ掛かり、動かない
本気でぶん殴ったのがいけなかった。『もっと痛みを与える前に終わらせてしまった』
( A )「どうした、来いよ」
(’e’;)「は……?」
突き出した拳を、ゆっくりと戻す
( A )「もう一度、言うぞ?俺は、女を、待たせている」
残り、四人
『たった五人ぽっち』で、俺に喧嘩を売ったのが間違いだ
( A )「サッサと……」
(# A゚)「か か っ て 来 い よ カ ス 共」
.
-
―――――
―――
―
:( e ;メ):「た、助け……こ、殺される……ッ」
('A`)「……」
洗面所で手を洗い、殴られた顔を確認する
痣になっちまってるじゃねえか。これは誤魔化せねえな
さて、と
('A`)「おい」
:( e ;メ):「ひぃぃ!!」
這いずりながら扉へ向っていた男の胸倉を掴み上げ、顔を寄せる
('A`)「お仲間に、後で伝えとけ。それと、あの晩に関わったザコ共全員にだ」
('A`)「俺に喧嘩売りてえなら、いつでも買ってやる。だが、俺の友達や学校の連中、それと……」
(#'A゚)「ハインに手ェ出しやがったら、ボコるだけじゃあ済まさねえぞってな」
:( e ;メ):「わ、わかりました……わかりました……」
男の股座にじわりと大きな染みが浮かび上がる。情けねえ野郎だ
-
('A`)「後、こいつは……っと!!」
∴( e ;メ)「ぶべらっ!?」
顔面をぶん殴り、昏倒させた
('A`)「俺の勇敢なダチを笑った罰だ」
( e ;メ)「」ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!
今度はこいつ、デカい方を漏らしやがった
店員には悪いことしちゃったかな
('A`)「よっと……」
床で倒れてるゴミを踏んづけて転ばないように、慎重にまたぎながら男子トイレを出た
扉の前では、ご丁寧に『清掃中』の看板が立てられている
('A`)「ったくよぉ……」
一応、時間稼ぎの為にそのままにして、受付の前へと急いだ
-
从 ゚∀从「遅いぞー、何やって……」
从;゚∀从「お、おまっ…その顔っ……」
やっぱり、すぐに気付かれてしまった。恨むぜあの野郎共
('A`)「説明は後だ。すぐに出よう」
手を引いてすぐさま出口へと向う
騒ぎになると面倒だ。俺なんも悪いことしてないのに
早足でラウンド○ンを出て、そのまま大通りを進み
人の往来が少ない裏路地で足を止めた
('A`)「ふぃー……」
('A`)「どこだここ?」
やべえ、迷った
从;゚∀从そ「適当に歩いてたのか!?」
('A`)「俺VIPそんな詳しいわけじゃないし……ゴメンね?」
从;=∀从「いや、そんな事はどうでもいいんだ。今のは俺が悪い」
从 ゚∀从「何があった?」
('A`)「ちょっと野生の武器人間に襲われてな」
从 ∀从「ドクオ」
右手がギュッと握られる
ハインの手は、小刻みに震えていた
-
从 ∀从「正直に、言ってくれ」
('A`)「……」
そんな、泣きそうな声で言われてしまったら、逆らえる筈もない
('A`)「……西川の、残党が襲ってきた」
:从 ∀从:「っ……」
ハインの反応を見て、俺は自分の迂闊さを呪った
彼女にとってそれは、忌まわしい記憶を蘇らせる『禁句』なのだ
('A`)「……ゴメン。忘れさせるつもりだったのに、思い出させてしまった」
:从 ∀从:「……」
ハインは俯いたまま、顔を横に振る
そして、手を放したかと思うと
(;'A`)「おっ、おい……」
从 ∀从「……」
俺に、強く抱きついてきた
-
:从 ∀从:「……今でも、たまに考えてしまうんだよ。に、西川のこと」
(;'A`)「……」
背中に回される腕や、体に押し付けられる胸の感触など、気になど出来なかった
あの野郎が残していった傷跡は、いまだにハインを苦しめ続けている
:从 ∀从:「お、俺が怒髪天なんか名乗らなけりゃ、皆を、ドクオを危険な目に巻き込まないで済んだのに……」
:从 ∀从:「こっ、恐いのは、お前やブーンや皆が……お、俺の所為で……俺の所為でっ……!!」
('A`)「……」
:从 ∀从:「恐い、恐いよぉ……」
胸元に、じんわりと
体温とはまた違う、湿り気を帯びた熱が広がった
('A`)「ハイン」
『惚れた女が泣いている』
抱きしめ返すには、充分過ぎる理由だった
('A`)「大丈夫だ、俺は強い。それ以上に、ブーンや姉御……他の連中も、ずっとずっと強い奴らだ」
:从 ∀从:「グスッ……」
('A`)「それでも、まだお前が『恐い』と感じるなら……」
-
『言え、言え、言え』
心の中の、ある種の『欲望』が、俺を唆す
だが、『今この時は無い』と気持ちを押し留めた
今の不安定な状態で、想いを伝えても
『弱みに付け込んだな』と、俺自身が納得しないだろうから
('A`)「……」
選べ、言葉を。彼女が安心する言葉を
('A`)「……少し、待っててくれないか?」
从 ∀从「……」
('A`)「俺の……いや、俺が、お前の恐さを取り除く、『もう一歩』の強さを手に入れるまで……」
从 ∀从「……」
('A`)「そう遠くないその時まで、待っていてくれ」
しばらくの沈黙の後、ハインは俺の胸元に顔を埋めたまま
从 ∀从「うん……」
と、涙声で返事をしてくれた
体の震えは止まっていたが、彼女が『もういいよ。ありがとう』と言うまで、俺はずっと抱きしめていた
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