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('A`)略してティン・コのようです

1名も無きAAのようです:2014/09/28(日) 02:39:59 ID:KgedJn6w0
 ∬  ∬  ∬  ∬
                  春巻きがお届けするマーケティング・レンタルコミックスを読むときの注意事項
l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l       
l\             /l<揚げたて!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


・マーケティングってなんだっけ
・今後めだかボックスばりの人間離れストーリーが展開されます
・マーケティング・レンタルコミックスのレーティングは全年齢対象です。安心して読めるね!!やったね!!
・ケツが鳴って光る程度で済むと思うな
・ビームとか撃ちます(断言)
・Q「いつまでこの話引っ張るんですか?」 A「僕が飽きるまでです」
・Q「なんで春巻き?」 A「美味しいからです」


クレイジーな過去スレラインナップ

('A`)マーケティング・レンタルコミックスのようです
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1370364641/l50

('A`)マーケティング・レンタルムービーズのようです
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/13029/1377454208/l50

('A`)マーケティング・レンタルコミックスOF THE ENDのようです
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/13029/1386813855/-100


まとめはこちら、グレーゾーンさん
http://boonzone.web.fc2.com/comics.htm

2>>1:2014/09/28(日) 02:42:06 ID:KgedJn6w0
前スレ>>987からの続きです
『いきなり何が始まったんだ!!』って人は

('A`)マーケティング・レンタルコミックスOF THE ENDのようです
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/13029/1386813855/-100

を見ていってね!!

3名も無きAAのようです:2014/09/28(日) 02:42:12 ID:LVqR.kvU0
メンズビーム解禁か…なんちゅースレタイだw

4名も無きAAのようです:2014/09/28(日) 02:45:41 ID:KgedJn6w0
西川と対決したあの日以来、最も大きな変化があったのはブーンだった
その最たるものが、『マッスル・キュアー』の使用制限の解除

鳥岡に負わされた致命傷を、院長の手腕と自身の治癒力により回復し、死の淵から舞い戻った事で『堰が外れた』

マッスル・キュアーの原理は、『前倒し』だ。怪我を瞬時に治す為に、限られた『命』というエネルギーを、自然治癒に比べ多く消費する
『治せば治すほど、寿命は縮まる』という、矛盾を孕む能力だ。故に、使用は負担の少ない『軽傷』に限られた
しかし、今後は違う。『リミット』が無くなってしまったのだから、能力を、命を、際限なく消費出来てしまう


ブーンはこれを、受け入れた


ドクオは、昔から無茶をする人間だ。それは誰よりも長い時間を共にしたブーン自身が一番分かっている
だからこそ、時にはニダーやクールのような『ストッパー』が必要であるし
時には自分のような、共に危機に立ち向かう『相棒』が必要なのだ

西川との戦いで、ドクオの命を救うより前に、ドクオに命を救われていた
首を圧迫され、意識が朦朧とする中、自分より更に深いダメージを追っていたドクオに
そして、ブーンが立ち上がるより先に、ドクオは命を削って西川を倒した

ブーンは今でも思う
あの時、自分が最後まで立っていれば、ドクオはあれほどの無茶をせずに済んだのでは無いかと
共に、最後まで戦えていれば、背後からの凶襲に不覚を取らずに済んだのでは無いかと
鍛えても鍛えても、まだ足りない『何か』を、補う必要があった


自分に足りない『何か』とは何か
その答えは、相棒が持っていた


『限界を超えること』


ハインが公園で暴力を受けていた時、『恐怖』という限界を超えて立ち向かったのはドクオだ
学園祭、『常識』という限界を超えて、尻で鉄バッドを捻じ切ったのもドクオだ
ブーンを救い、怒りの絶頂にあった西川を、『限界を超えて』倒したのはドクオだ

ならば自分も、限界を超えようと考えた
そこで初めて、自分は相棒と対等になれると確信した
ただし、『対等』で終わるつもりは無かった
どうせ目指すなら、更なる高みへ


自身の力を、『筋肉の力』を以ってして


『指輪』など無くとも、『アルファベットを模した武器』が無くとも
『人は自らの力で限界を超える』ことを証明し、相棒の背中を追い越すために

5名も無きAAのようです:2014/09/28(日) 02:46:52 ID:KgedJn6w0








(メ^ω )「『粉骨砕身』」






.

6名も無きAAのようです:2014/09/28(日) 02:47:39 ID:KgedJn6w0
(*;゚∀゚)「ッ!?」


ブーンの体の異変に、つーは思わず距離を取り観察した
傷だらけの体から立ち上る『熱気と蒸気』。二月の冷えた空気には、それがはっきりと浮かび上がる


(メ^ω )「……」


(*;゚∀゚)「…一体」


疑問を投げかける前に、ブーンは行動を起こしていた
人工大理石で出来た床が『砕け散る』まで踏み込み、突進する
そのスピードは、今までの比ではなかった


(*;゚∀゚)そ「ちょッ!?」


猛スピードで迫るラリアットを、上半身を反らし躱す
直後に、その右腕が産んだ猛烈な風圧が顔と髪にぶつかった


(*;゚∀゚)(はっや…!!)


行き場を失ったラリアットは、軌道上にあった柱へ激突
轟音と共にコンクリを砕き、中の鉄柱を外気に晒した


(*;゚∀゚)「は……え?」


(メ^ω^)「…」


(メ#^ω^)「痛えじゃねええええええええかああああああああああああああああ!!!!!!」


(*;゚∀゚)そ「し、知らないよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

7名も無きAAのようです:2014/09/28(日) 02:50:09 ID:KgedJn6w0
諸説あるが


人は自らが持つ筋力の、凡そ20%程度しか使用していない
100%の力を発揮すると、筋肉そのものや骨などにダメージが生じる為、脳が肉体にリミッターを掛けているからだ

しかし、このリミッターは特定の状況下で解除されることがある
『火事場のクソ力』という言葉があるように、生命の危機に晒された時、人は『限界を超えた』力を発揮する

もちろん、危機を脱すればダメージが残るであろう
アドレナリンで抑え込んでいた痛みは蘇るだろうし、数日間、ひょっとすればもっと長い間、筋肉痛に犯されるかもしれない


だが、『治る』とすれば


『火事場のクソ力』によって傷ついた肉体を、瞬時に治すことが出来たなら
人は、100%の力を『常に引き出せる』のではないか


これが、ブーンの『限界突破』
傷つくたびに治し、治したそばから傷つき、また治す
文字通り『骨を粉にし、身を砕きながら』戦う能力


(メ# ω )「ああ痛え…めちゃくちゃ痛えお畜生め…」


床が砕けるほど踏み込んだ脚は、縦に薄く割れ
柱を壊した右腕の骨には、皹が入る

だがその傷も、瞬く間に治り
体から熱気と蒸気がまた立ち上った


(*;゚∀゚)「バ…」


つーは、今度は軽口ではなく本気で


(*;゚∀゚)「『バケモノ』め!!」


目の前の『怪物』を恐れた

8名も無きAAのようです:2014/09/28(日) 02:52:10 ID:KgedJn6w0
もちろん、この技はかなりのハイリスクを有する
全身には常に激痛が走り、傷の回復の為にかなりの体力を消耗する、まさに諸刃の剣の能力


(メ# ω )「バケモノ上等、相棒が輪をかけた変態野郎だ。俺も狂わずにはいられねえ…ところで、姉ちゃんよ」


(メ# ω^)「『息が上がっているみてえだな?』」


(*;゚∀゚)「ハッ!?」


指摘されて始めて、つーは自分の呼吸が乱れている事に気付く
苛立ちを乗せた猛攻撃によるスタミナの減少と、ブーンの異変による精神の乱れ
思っていた以上に早く、『疲れ』の色が見え始めた


(*;゚∀゚)「だから何だって言うのさ…」


それでも、つーは自身のスピードに格段の自信があった
『粉骨砕身』で限界を超えたブーンの攻撃は、ほぼ不意打ちと呼んで良いものだろう。それを、寸でとは言え避けた


(*#゚∀゚)「君が幾ら速く強くなろうと、私には絶対に追いつけないよ!!」


(メ ω^)「……かもな」


ブーンは拳を二回叩き合わせた


(メ^ω^)「だが俺は、『絶対〜出来ない』なんて聞いちゃうと、余計に燃えるタチなんでね」


(*#゚∀゚)「ッ…!!」

9名も無きAAのようです:2014/09/28(日) 02:54:11 ID:KgedJn6w0
つーは下唇をかみ締めた
傷だらけで血まみれで、命まで狙われているというのに


『どうしてこうも楽しそうにしているのだろう』


(*#゚∀゚)「…」


つーは右腕を二回振る
袖の中でバネが作動し、そこから飛び出してきた『ステッキ』が右手に納まった
それを、一度大きく振ると、先端から銀色の刃が特殊警棒のように伸びた
長さは60センチほど、切れ味と強度はこれまで使っていたクナイの比ではない
この武器の製作者は『アダマンチウム合金製の刃だ』と言っていたが、その金属が一体何なのかはつーは知る由も無い

重要なのは、この刃は確実に、ブーンの肉体を貫けると言う事だ


(*#゚∀゚)「これも、受けてみなよ『プロレスラー』」


(メ^ω^)「…」


(メ^ω^)そ「えっ、やだよ。それ当たったら死んじゃうやつじゃん」


(* ∀ )「…」


熱気を帯びる体の一箇所が、スッと冷えた
その箇所目掛け、刃の切っ先が迫る


(メ;^ω^)(アカン)


体を捻り、更にバックステップで距離を取る

10名も無きAAのようです:2014/09/28(日) 02:55:40 ID:KgedJn6w0
(メ;^ω^)(肝が冷えるとはこの事か!!)


ブーンの『心臓』があった位置で、刃が空気を切り裂き啼いた
次いで、首筋を狙い薙ぐ


(メ;^ω^)「わお!!」


首の皮がほんの僅かに切り裂かれる


(* ∀゚)「…」


(メ;^ω^)(受けたら死ぬ!!死ぬ奴やこれ!!)


クナイとは比べ物にならない切れ味
そして、先ほどとは別人に見えるほどの


(* ∀゚)


(メ;^ω^)(この冷酷さ!!)


少しでも気を抜けば、即『やられる』
急所の『冷え』を指針に、ブーンは紙一重の回避を繰り返した


(* ∀゚)「…」


(メ;^ω^)(『粉骨砕身』がなけりゃ…躱すこともままならないお!!)


大きく距離を離して、体勢を立て直したい所だが
つーは依然として、刃が届く必殺範囲を維持し続ける

11名も無きAAのようです:2014/09/28(日) 02:56:38 ID:KgedJn6w0
(メ;^ω^)(こんな時…)


『相棒』ならどうするか
絶望的な状況と膠着、この二つの打破を


(メ;^ω^)(どうするんだお…ドクオ!!)




『('A`)「どうするもこうするもねえだろ」』




頭の中のドクオは答える




『(#'A`)「マッスルかませ!!」』




『答え』の体を成していない、だが




(メ^ω^)「流石相棒!!」




充分すぎる答えだった

12名も無きAAのようです:2014/09/28(日) 02:59:31 ID:KgedJn6w0
『粉骨砕身』は、全身の筋力の力を100%引き出す
文字通り『全身』だ。腕であろうと足であろうと、骨を支え、体を動かす『肉』であるなら


(メ^ω^)


殴り返す必要は無い、蹴り返す必要も無い
大振りのモーションは要らない


(メ^ω^)「ワッ」


親指と、中指を、力強く合わせる
それを、攻撃を繰り返すつーの耳元へ近づけた


(メ#^ω^)「ッショオィ!!!!!!」


『指パッチン』、ただし通常の比ではない
指の筋力の100%を以って放たれた音は、つーの鼓膜を激しく揺らした


(*;-∀゚)そ「ッ!?」


つまりは、ドクオが尻でいつもやっていることの応用だ
つーの刃の軌道がぶれ、鳩尾ではなく脇腹を貫いた


(メ#^ω^)「ナイスマッチョォォォーーーーーー!!!!!!」


ダメージを無視し、指パッチンをかました手でつーの顔面を鷲掴み、床へ投げつけた


(*; ∀ )そ「うあッ!!」


後頭部と、背中を強かに打ちつけ、悶絶する


(メ;^ω゚ )そ「やべえすっげ痛……ッ!!」


刃は背中まで貫通していた
刺されたのは二度目だが、意識がはっきりしている分、激痛が景気良く伝わる

13名も無きAAのようです:2014/09/28(日) 03:01:44 ID:KgedJn6w0
(メ;^ω゚ )(それだけじゃねえ……こいつは…)


『粉骨砕身』の作用に拠るものか、激痛が一向に治まらない
マッスル・キュアーが発動しっぱなしなのだ。傷が付くたびに治してしまう
つまり、異物が刺さっている場合、『治り次第また傷がつく』
これの繰り返しに陥り、新鮮な痛みがいつまでも続くのだ


(メ;^ω゚ )「なんで一生に二回も……刺されなきゃいけねえんだ…おおおおおおおおおおおおお!!!!!!」


回復し続ける強靭な肉体から、無理やり刃を引き抜く
斬れ味が良かったのが唯一の救いであろう。綺麗に肉を斬りながら取り除くことが出来た


(メ;^ω゚ )「まな板の上の…鯉も!!」

(メ;^ω゚ )「てめえでてめえを捌かねえだろうよ…なぁ、ねえちゃんよ…」


刃を床に突き刺し、更に柄の底を踏みつける
引き抜けない位置まで、深く突き刺さった


(*; ∀ )「…ッ」

                                   ミンチ
(メ;^ω゚ )「今の攻撃は…全力じゃねえ…つーか全力でやったら普通に『木っ端微塵』だからな…」

(メ;^ω゚ )「だが立つのもままならねえ筈だお…そのまま寝とけば、これ以上追撃しない…」


(*; ∀ )「……嘗め、るなよ」


立ち上がる。が、先ほどの冷たさは消えた
脚は産まれ立ての小鹿のように震えている

14名も無きAAのようです:2014/09/28(日) 03:03:42 ID:KgedJn6w0
(メ^ω^)「…」


刺された傷は塞がったが、その影響で『粉骨砕身』のリミットが訪れた
体に帯びる熱と蒸気が霧散する


(メ^ω^)「そうかお……」


再び拳を二回叩き合わせる


(*#゚∀゚)「何なんだ…どうして邪魔するんだ!!」


近くにあったクナイを拾い、突進する
しかし、先ほどまでのスピードは無かった


(*#゚∀゚)「『いつも』そうだ!!私の目的には常に邪魔が付きまとう!!『今回』は今までで一番!!可能性があるのに!!」


(メ^ω^)「…」


既に、通常状態のブーンでも攻撃を避けられるほどに


(*#゚∀゚)「鬱陶しい!!鬱陶しい!!鬱陶しい!!私に!!何の恨みがあって!!阻んでくるんだ!!」


(メ^ω )「恨み?」


右腕でクナイを払う
容易くつーの手を離れ、フロアを跳ねた

15名も無きAAのようです:2014/09/28(日) 03:06:30 ID:KgedJn6w0
(*#゚∀゚)「チィッ!!シッ!!」


頭狙いのハイキックを放つ


(メ^ω )「違えんだお……」


それも腕で払いのけ、そして










(メ#^ω^)「惚れたからに決まってんだろォォォオオオオオオ!!!!!」

(*;゚∀゚)「はっ…?」






この場において、かなり場違いな事を口走った

16名も無きAAのようです:2014/09/28(日) 03:09:08 ID:KgedJn6w0
(メ#^ω^)「貰ったアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」

(*;゚∀゚)「ッ!?しまっ…」


呆けた隙を突き、右腕を首に絡ませ背後に回る
そして左上腕を掴み、左手で頭を押し気管を絞める
格闘技において、脱出不可能と称される『サブミッション』


『裸締め』、またの名を『スリーパーホールド』


(*; ∀ )「カッ……」


(メ^ω^)「どうだ?捉えたぞ。『ノロマなプロレス』で」


(*; ∀ )「ッ…」


(*; ∀ )(私としたことが…こんな馬鹿な手で…)


腕を掴むが
病院でブーンの拘束を解けなかったつーが、筋力も体重も遥かに劣る『ニンジャ』が
『プロレスラー』の全力から逃れることは出来なかった


(メ^ω^)「…次に目を醒めて、色々終わった後は」


(メ^ω^)「お茶でもご一緒してくれお」


(*; ∀ )「……」


気を失った事を、伝えるかのように
つーの全身から、力が抜けた

17名も無きAAのようです:2014/09/28(日) 03:10:43 ID:KgedJn6w0
(メ^ω^)「…」


技を解き、つーの体を抱え上げ、近くのベンチへと寝かせる


(メ^ω^)「……」


そしてブーンは暫く考え込み、顔を上げ


(メ^ω^)「あっ」


偶然近くにあったアウトドアショップの扉へと向かった


(メ^ω^)白「亀甲縛り…やり方…」


とんでもなく不純な拘束方法を検索しながら






(メ^ω^)(…『いつも』、『今回』、か)


(メ^ω^)(一体この姉さんは、何と戦ってるのかね…)

18>>1:2014/09/28(日) 03:16:43 ID:KgedJn6w0
つー戦決着で今日はここまで


まさか思いつきで適当に設定したマッスルキュアーがこんな事になるとは当時の僕は思いもしなかったでしょう
そして軽い気持ちで始めたこの特別編がここまで長く続くことも……

19名も無きAAのようです:2014/09/28(日) 08:05:07 ID:wlL5e28w0
朝から股間と胸が熱くなったぜ


20名も無きAAのようです:2014/09/28(日) 14:07:18 ID:OVhe0.UkO


スレタイ何があったかと思った

21名も無きAAのようです:2014/09/28(日) 16:18:24 ID:QyLvs3KUO
おティンコ!

22名も無きAAのようです:2014/09/29(月) 03:30:18 ID:TnRiMqw.0
おつ

ウルヴァリンか何かか

23名も無きAAのようです:2014/09/29(月) 23:37:05 ID:vMOmBlbA0
スレタイに釣られて来たらお前かよ
見つけられて良かったわ、乙乙

24名も無きAAのようです:2014/10/02(木) 20:28:50 ID:xrgVo1uA0
4日前にこのスレを見つけてやっと過去ログ読み終わった
あれ?マーケティングって何だっけ・・・

25名も無きAAのようです:2014/10/02(木) 23:39:25 ID:7r.Mo7Aw0
うれしい。
ついこの間読み終わった作品の続編に出会えるとは、ssではじめてなきました

26名も無きAAのようです:2014/10/03(金) 00:10:44 ID:2bRFXXk.0
http://cinematoday.jp/page/N0066867

27名も無きAAのようです:2014/10/03(金) 21:06:39 ID:zZxRV1twO
なによりもスレタイに惹かれた

28名も無きAAのようです:2014/10/21(火) 11:09:57 ID:5KXKGlbEO
まだかな

29名も無きAAのようです:2014/10/21(火) 13:21:32 ID:cvPWDMwM0
腹筋して待っとけ

30名も無きAAのようです:2014/10/22(水) 00:06:37 ID:xoyUFadAO
うん

31名も無きAAのようです:2014/10/22(水) 00:36:07 ID:gJMa0T0k0
キングダム発売したから来てるかと思ったんだが、そんなことは無かったな

32名も無きAAのようです:2014/10/23(木) 22:35:22 ID:xsZt0MTg0
初心者にもよく分かるギュポー料理のレシピを教えてください

33名も無きAAのようです:2014/10/27(月) 22:26:20 ID:K1axJ/Cg0
|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵| ┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛


(;'A`)「くっ、なんて禍々しい奴なんだぜ!!!!!!」


|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|「貴様に本当の絶望を教えてやろう…」


(;'A`)「本当の絶望?ハッ、笑えるぜ」


(;'∀`)「とっくに観たよ、家でな!!!!!」


|∴∵∴∵∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵∴∵∴∵|「えっ?」



『タフになろう』



     '⌒ヽ       __     '⌒ヽ       __     '⌒ヽ       __
    l・   ー---‐'    `ヽ l・   ー---‐'    `ヽ l・   ー---‐'    `ヽ
 →  ヽニ二ニ====ニ二ニ==ヽニ二ニ====ニ二ニ==ヽニ二ニ====ニ二ニ==ヽ  →
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       /  /        └───/  / │     └───/  / │     └────┐│
        し'´                 し'´ Lノ              し'´ L.ノ               L.ノ



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34名も無きAAのようです:2014/10/27(月) 22:28:31 ID:99j0aDNs0
おい





おい

35名も無きAAのようです:2014/10/28(火) 22:08:12 ID:zCzcjtmI0
ワロタ

36名も無きAAのようです:2014/11/03(月) 22:44:41 ID:VPIoD8gU0
まだかにゃー

37名も無きAAのようです:2014/11/03(月) 23:55:19 ID:jmaeHhBs0
アウトドアショップから手ごろな細縄を拝借したブーンの耳元で、コール音が鳴った


(;^ω^)そ「うおっ!?ああ、インカム着けてたんだっけ…」


すっかり存在を忘れていた通信機に指を添え、通話状態にする
間を置かず、聞き覚えのある怒鳴り声が耳を劈いた


『このバカ野郎ーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!』


(; ゚ω☆)そ「ほんぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」


『ハインさんマイク近い!!ブーンの鼓膜死んじゃう!!』

『ああ!?殺しちまえばいいんだよ!!どうせ後で生き返る!!』


(;^ω^)「ドラゴンボールでも持ってんのかよお前……」


耳の奥に耳鳴りを残しながら、ブーンはなんとか応答する


『作戦無視して派手に侵入したのはお前らが超弩級のバカ野郎だからもう良いとしても、報告だけはちゃんとしろ!!こっちは無線連絡とGPSでしか状況把握できねえんだから!!』

( ^ω^)「わり、取り込んでたんだお」

『…で?』

( ^ω^)「で?」

『状況だ状況!!今!!どこで!!何してんだ!!』

(;^ω^)「何カッカしてんの…?カルシウム足りてねんじゃね…?」

『〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!』

『ブーン、隣にいる僕の事も考えて。ハインさん阿修羅みたいな顔になってるから』

( ^ω^)「ヒロインの顔じゃねえお…3Fフロアでちょっとバトってた。ドクオは先に上に向かってるが…」

『…が?』

( ^ω^)「……」

38名も無きAAのようです:2014/11/03(月) 23:56:42 ID:EV/knna.0
くそ……こんな時間に。支援

39名も無きAAのようです:2014/11/03(月) 23:57:36 ID:jmaeHhBs0
モール内に、破裂音が薄く響く
『銃声』ではない、聞きなれた音だ


( ^ω^)「どうやら、俺より無茶してるようだお」








(#'A゚)「お」



<ヽ#`∀´>「お」






「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」





二人分の咆哮と共に拳が交差する
間も無く、互いの顔面に衝突し、体の重心を大きくぶらせた

40名も無きAAのようです:2014/11/03(月) 23:59:25 ID:jmaeHhBs0
(# A )「ブッ…」

<ヽ# ∀ >「アガ…」


そのまま、重力に従うかのように上半身が落ちて行くが


(#'A゚)「ルァア!!」

<ヽ#`皿´>「ギッ!!」


気力で踏ん張り、再び拳を構える


(#;'A゚)「ハァー、ハァアー…」

<ヽ#;`∀´>「フッ、フゥウー…」


打ち合った数など覚えていない
ただ、目の前の相手が倒れるまで、殴り続けるだけだ


(#'A`)「ペッ!!」


ズタズタになった口の中に溜まった血を吐き出す


(#'A`)「『ねじ伏せる』には…随分と軽い拳じゃねえか、ニダー」


<ヽ#`∀´>「フゥウー…」


ドロリと流れ出た鼻血を手の甲で拭った


<ヽ#`∀´>「その程度で『押し通る』気か?笑わせる」


ドクオは


(#'∀`)「言うじゃねえか…」


笑った

41名も無きAAのようです:2014/11/04(火) 00:00:59 ID:9Ca0nBuY0
西川との戦いでは感じなかったもの

『高揚感』

邪悪さの無い、真剣な魂のぶつかり合い
否が応でも、感情が昂ぶる


(#'∀ )(クッソ…どうしてだ…)


ドクオの目的は、ニダーを倒すことでは無い
それはドクオ本人が一番良くわかっていることだ
しかし、わかっていても抑えきれない。『勝ちたい』という欲を抑えることが出来ない


(#'∀ )(冷静になれ……勝負を急ぐな……目的を思い出せ!!!)


<ヽ#`∀´>「ふんッ!!」


僅かにニダーから意識を反らした一瞬に、顔面にねじ込むように拳を叩き込まれる
痛みと脳への衝撃が、ドクオの正気を戻した


(# A )「おぶっ……」


<ヽ#`∀´>「おおッ!!」


頭を抱え、腹に膝蹴りを放つ


(# A )∴「ゲボォ!!」


蹲った所に、ボールを蹴る様にドクオの顔面を蹴り飛ばす

42名も無きAAのようです:2014/11/04(火) 00:01:51 ID:9Ca0nBuY0
(# A )「ゲハッ!!ゴホ!!」


フロアを転がり、飾ってあった観葉植物の大きな鉢にぶち当たる
最早、ドクオの顔面から血が流れ出てない穴は無かった


(# A )(全く……骨が折れるぜ……どいつも、こいつも…)


クールとニダー、どちらもここぞと言うときに頼りになる存在だ
それを救う立場となると、なんと手の掛かる事か


(# A )(絶対に敵に回しちゃいけねえ相手と戦うってのは…しんどいもんだぜ…)


<ヽ#`∀´>「フッ!!」


トドメと言わんばかりに、ニダーの足の裏が迫る


(# A )(…)


(#'A゚)「どぅらッ!!!!!!」


踏みつけのタイミングに合わせ、尻を突き上げる


<ヽ;`∀´>「ッ!?」


足は押し戻され、膝間接に激痛が走る
尻餅を突きそうになる所を、数歩後ずさり持ちこたえた

43名も無きAAのようです:2014/11/04(火) 00:03:16 ID:DIyGC6q60
きてたのか、しえしえ

44名も無きAAのようです:2014/11/04(火) 00:03:27 ID:9Ca0nBuY0
(# A )「だけど…だが、それでこそ…!!」

(#'A゚)「乗り越え甲斐が…あるってもんだ!!!!」


♪Black sabbath - War Pigs
https://www.youtube.com/watch?v=OGPD0ZBiMs0


<ヽ;`∀´>「…」


落とせば落とすほど、痛めつければ痛めつけるほど
ドクオの眼に宿る戦意の炎は更に燃え上がる


<ヽ`∀´>(『ダメだ』)


ニダーは考えを改めた
『ねじ伏せる』程度では、この漢は止まらない。止められない
かつて、ドクオとブーンを追い詰めた『敵』は、こんな温い気持ちで対峙したわけが無い


<ヽ`∀´>(『殺す気』で、挑まなければ)


ニダーは息を深く吸い込み


<ヽ#`∀´>「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!」


吼えた


(#'A`)「…出し切ろうぜ」


ドクオはそれに応えるかのように、尻を二回鳴らした


(#'A゚)「ニダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!」

45名も無きAAのようです:2014/11/04(火) 00:04:24 ID:9Ca0nBuY0
ドン、とお互い深く一歩踏み込む
加え、ドクオからは破裂、いや、『爆裂音』が鳴り響く


(#'A゚)「ルオアッ!!!!」


初手、ヒットしたのは『疾風怒濤』を使ったドクオの拳撃
ニダーの拳はドクオの耳を掠め、空を切った


<ヽ;`∀ >「ッ…」


頬骨に嫌な軋みが走り、ニダーは頭を反らした
ドクオは次いで、左拳を胴に叩き込もうと構える


<ヽ#`∀´>「ギッ…!!」


ニダーは空ぶった拳でドクオの後頭部を掴み、反らした頭を


<ヽ#`∀´>「ニダッ!!!!!」


顔面へ叩き込んだ


(;'A゚)「つぁッ…!!」


<ヽ#`∀´>(もう一撃ッ…!!)


もう一度頭を反らし、頭突きの追撃を放つ

46名も無きAAのようです:2014/11/04(火) 00:05:26 ID:9Ca0nBuY0
(#'A゚)「ルオオ!!!!!」


ドクオはその頭突きを頭突きで返す
頭蓋骨同士がぶつかり合う鈍い音と共に、二人は反動で離れた


(#'A゚)「シィッ!!」


ドクオは間髪入れず尻を鳴らしニダーへタックルを仕掛ける


<ヽ#`∀´>「グッ!!」


腰に組み付かれたニダーは、数メートル後ろへと下がったが、倒れこむことなく踏ん張った
組んだ両手をハンマーのようにドクオの背中へ落とす


(;'A゚)「ゴハッ!!」


ニダーの腰に絡む両腕が緩んだ隙に、ドクオの腹を抱え持ち上げパワーボム宜しく地面へと頭から叩きつける


( A゚)(やべっ…)


視界が歪む。何度も経験した『気を失う』感覚


( A゚)「あっ…」


それに伴い、ドクオの体から力が抜けていく
ニダーは勝機だと言わんばかりに、ドクオの体を高く持ち上げた


<ヽ#`∀´>「終わりだッ!!!!」




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