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( ^ω^)百物語のようです2014( ω )
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男は、なかなか現れなかった。
ゆっくり、ゆっくり、ぺたぺたと足音が近付いてくるのみだ。
いっそ、一か八か、飛び出していって逃げてしまおうか。そう思えてきた頃、
ようやく男の足が、開け放された入口の前に見えた。
足はゆっくりと通りすぎていく──いや。
通りすぎていこうとした。
俺の視線の先、その足は2歩進んだところで止まったのだ。
(;・∀・)「……っ」
──入ってきた。
重心の偏った妙な歩き方で、室内を進む。
俺は恐怖と驚きで、一瞬、息を深く吸い込んでしまった。
埃も一緒に吸い込む。
喉がちりちりして、咳が出そうになった。
駄目だ。堪えろ。今ここで咳なんかしたら、すぐに見付かってしまう。
息を止める。しかし喉を内側から擽られるような刺激は増すばかりで、限界はすぐ目の前だった。
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