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(‘_L’)は命令が欲しいようです

57名も無きAAのようです:2014/06/26(木) 06:01:02 ID:7IUNAGs60

道具がないため時間をかけることができない。情報を吐かせるのも難しいだろう。


男の口元には通信機があり、悲鳴をあげるだけで仲間に気取られる恐れがあった。


仕方なく、フィレンクトは気配を消して彼の背後に忍びよる。力を込めて男の首を捻った。体重をかけて思い切り骨をねじるとゴキッと鈍い振動が手に伝わる。


何も知らない男はそのまま死んだ。


少しだけ痙攣したが数分で硬直が始まる。フィレンクトは男の顔から暗視ゴーグルを外して自分につける。設置されたスコープは、窓から見えるペニサスを捕らえていた。

('、`*川

談笑している男の姿も見える。

( ^ν^)


暗殺用の口径の小さな銃だが、もう少し大きい
ものだったら一発で二人を殺せる。それほど彼らの距離を近い。


フィレンクトはその位置からレストラン方向を狙える場所を探した。恐らく三方向。


一人が外してもそれを補助する別のスナイパーがいるはずだ。ペニサスは両方が狙われている可能性を教えた。


ならば文字通り蜂の巣にされてもおかしくはない。思った通りばらけた場所にスナイパーが居た。通信器は沈黙している。


一斉射撃で逃げるまもなくしとめる計画だろう。銃にサイレンサーがついていてよかった。近場の敵も、静かに殺せる。


('、`*川「化け物」


髪を夜風に乱されて、帰ってきたフィレンクトに、デザートを食べながらペニサスが言った。目に見える変化はそれだけだった。


返答せずに席につく。背中に視線を感じていたが、振り向くことなく食事に手をつける。


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