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(‘_L’)は命令が欲しいようです

44名も無きAAのようです:2014/06/22(日) 16:15:38 ID:r.1uBdXk0


ジョルジュが帰宅すると、フィレンクトを連れて外に出た。
車に乗り込み、道路を走り出す。

舗装されていない道を抜けて、高速へと乗り継いだ。フィレンクトは警戒した。

襲われるには絶好の場所だ。自分は今、武器を何も持っていない。防弾ベストも着ていない。

盾になることもうまくできないだろう。
だが警戒とはよそに、襲撃はなかった。車はビルの隙間を抜けて、建設途中の丘へとついた。夜景が広がっていて、夜空がかすむほど輝いている。

*鼹鼹鼹* _**
( ゚∀゚)「……向こうがフォックスと手を組んでいた企業の縄張りだ。金だけは腐るほどある。今じゃ行政だって口をだせない」

ジョルジュが示した先は覚えがある。
何度も足を運んだことがある地理だ。
それから対照的に暗い方向をまた指さす。
*鼹* _**
( ゚∀゚)「俺らがいるのがあっち。みろ。わかりやすいだろ。電気だって不足してる」

ぽつぽつと暗闇にわずかな明かりが見える。大部分が闇に消えていた。

中央に集まるように華やかなビルたち、
その周辺地域は暗く沈んでいる。
*鼹* _**
( ゚∀゚)「フォックスが企業にどう取り入ったのかしらんが、奴は俺らの壊滅を約束したらしい。邪魔者がいなくなれば開発が進められる。あいつもていよく使われたもんだ」

*鼹* _**
( ゚∀゚)「企業は俺らに居なくなってほしい。だがもともとこの土地は俺らのもんだ。後から違法に土地を譲れって無理いったのは向こうで、それに抵抗して抗争になった。」

*鼹* _**
( ゚∀゚)「……フォックスは頭を潰せばちりぢりになると思ったんだろう。主要な俺らの仲間を、次々に襲わせた。お前を使って」

ジョルジュは銃を取り出す。オートマチックをスライドさせて薬莢を装填した。

フィレンクトはじっと見ていた。安全装置を外す。引き金を引けば発射する状態で、口径も大きい。

それをフィレンクトの眉間に突きつけた。
暴発すれば頭の半分は吹き飛ぶ。
殺傷能力の十分期待できる。


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