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('A`)は異世界で戦うようです

791 ◆B8K2xdDAGY:2018/11/04(日) 22:40:32 ID:EmUWWVKM0
その一言が、ツンを現実に引き戻した。

いや、その一言があったからこそ、ツンはこの現実に気づくことができた。

『ツンちゃーん!』

ξ ⊿ )ξ「⋯⋯」

ξ゚⊿゚)ξ「⋯⋯え?」

大切な友人の声が聞こえた気がして、ツンは振り向く。

从'ー'从( ・∀・)(*゚ー゚)(*゚∀゚)

そこには、いつも通り緊張感のない顔をした渡辺と、仲間達がいた。

ξ゚⊿゚)ξ「ショボンさんは、知っていたんですか?」

(´・ω・`) 「⋯⋯」

ツンの問いかけにショボンは何も答えない。それは、否定とも肯定とも取れる。だが、この人のことだ。きっと全てを考慮した上で、最善の選択をしていたに違いない。

だからこそはっきりと諦めるなと語りかけていたのだ。

(´・ω・`) 「ま、まぁ僕くらいになると当然予想の範囲さ。何せ副団長だからね」

ξ゚⊿゚)ξ(脂汗がすごい。というか、さっきのはただの気休めだったのね)

それでも、この状況において援軍が来てくれたのは大きい。勿論、本音を言えば渡辺には逃げて欲しかったのだが、彼女がここに来たということはきっと意味がある。

ξ゚⊿゚)ξ「渡辺、私は」

从'ー'从「ツンちゃん! 猫ちゃんがこの術式を何とか出来るんだって!」

ξ゚⊿゚)ξ「あんたに逃げ⋯⋯え?」

言いかけて、渡辺の言葉を反芻する。

从'ー'从「そうだよね? 猫ちゃん」

(*゚∀゚)「任せてほしいニャ」

思わぬ所から、逆転の目が舞い降りた。


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