[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
('A`)は異世界で戦うようです
790
:
◆B8K2xdDAGY
:2018/11/04(日) 22:38:11 ID:EmUWWVKM0
(´・ω・`) 「この言語はマナや魔力の種類、大きさの選別、そちら側に関係しているのだと思う。もちろん解読は出来ないし、する時間もない以上、推測だがね」
ξ゚⊿゚)ξ「でも、これなら!」
(´・ω・`) 「長くは保たない。どうにも、変換されていく言語は私達が扱う術式よりも遥かに多くの意味を持っているようでね。すぐに書き換えられてしまうはずさ」
ショボンはまごうことなき天才なのだろうとツンは感じた。遠く離れた場所から道具を使わずに術式を解析、書き換えを行い、果ては少しの時間でツンよりも多くの戦果を上げている。
なのに、そのショボンですら敵わない。それすなわち、自分達には手の施しようがないということ。
再びツンの胸中を暗雲が覆い始める。限界は近い。
(´・ω・`) 「諦めるのはまだ早い。今、君は一人じゃないんだ。全てを一人で背負い込む必要はないんだよ」
ξ ⊿ )ξ「でも⋯⋯」
ショボンはこちらの考えを悟ったのか、励ましにもならない言葉をかけてくる。
どうしようもないのに、出来ることなど、何もないのに。
(´・ω・`) 「君は自分に出来る精一杯をやったと思っているだろう。けれど、諦めない限り、戦いは終わらない。心が折れない限り、勝負は分からないんだよ」
それに、とショボンは続ける。
(´・ω・`) 「解決するための道筋は、案外すぐ近くにあるものなのさ」
791
:
◆B8K2xdDAGY
:2018/11/04(日) 22:40:32 ID:EmUWWVKM0
その一言が、ツンを現実に引き戻した。
いや、その一言があったからこそ、ツンはこの現実に気づくことができた。
『ツンちゃーん!』
ξ ⊿ )ξ「⋯⋯」
ξ゚⊿゚)ξ「⋯⋯え?」
大切な友人の声が聞こえた気がして、ツンは振り向く。
从'ー'从( ・∀・)(*゚ー゚)(*゚∀゚)
そこには、いつも通り緊張感のない顔をした渡辺と、仲間達がいた。
ξ゚⊿゚)ξ「ショボンさんは、知っていたんですか?」
(´・ω・`) 「⋯⋯」
ツンの問いかけにショボンは何も答えない。それは、否定とも肯定とも取れる。だが、この人のことだ。きっと全てを考慮した上で、最善の選択をしていたに違いない。
だからこそはっきりと諦めるなと語りかけていたのだ。
(´・ω・`) 「ま、まぁ僕くらいになると当然予想の範囲さ。何せ副団長だからね」
ξ゚⊿゚)ξ(脂汗がすごい。というか、さっきのはただの気休めだったのね)
それでも、この状況において援軍が来てくれたのは大きい。勿論、本音を言えば渡辺には逃げて欲しかったのだが、彼女がここに来たということはきっと意味がある。
ξ゚⊿゚)ξ「渡辺、私は」
从'ー'从「ツンちゃん! 猫ちゃんがこの術式を何とか出来るんだって!」
ξ゚⊿゚)ξ「あんたに逃げ⋯⋯え?」
言いかけて、渡辺の言葉を反芻する。
从'ー'从「そうだよね? 猫ちゃん」
(*゚∀゚)「任せてほしいニャ」
思わぬ所から、逆転の目が舞い降りた。
792
:
◆B8K2xdDAGY
:2018/11/04(日) 22:41:51 ID:EmUWWVKM0
十五話半分終わりです
投下したら意外に短いですね
今月中にもう半分投下できたらなと思います
それではまた
793
:
名も無きAAのようです
:2018/11/23(金) 00:06:51 ID:Nf.3zt9Y0
いつのまにか更新されてるね お疲れ様見てるよ
794
:
名も無きAAのようです
:2019/01/03(木) 19:19:43 ID:IX7CFJ.c0
おっおー
795
:
名も無きAAのようです
:2019/02/12(火) 00:31:37 ID:Mg1TkYwo0
そして気付けば2月なんだよなぁ…
796
:
名も無きAAのようです
:2019/02/21(木) 21:45:54 ID:pNZ86c4.0
待ってます
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板