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('A`)は異世界で戦うようです
603
:
1
:2014/08/15(金) 21:20:13 ID:YSQy/0hU0
あれは絶望を、悲壮をもたらすもの。それに取り憑かれたドクオも、もはや同様の存在なのだろう。
( ゚"_ゞ゚)「まだそんなことを言うか。よく目を開いて見るがいい。人であった存在が、体を欲した魔剣が、本当の悪魔となる瞬間を刮目せよ!」
人形から発せられる光が魔法陣を消し飛ばす。静寂が訪れ、徐々に人形の体に変化が生じていく。
体色が黒へと変わり、筋肉が隆起する。頭には黒い髪が生え、周囲に薄い魔力が漏れだしていた。
そして、肩甲骨の辺りから白く大きな羽がばさりと現れ、
( . )Aaaaaaaaa!!
人形は、更なる高みへと上り詰める。
( ゚"_ゞ゚)「ふははははははははは!! これだ、これだよ俺が求めていたものは!! 今、この瞬間、俺の研究は成就した!! 人も、悪魔も、神さえも凌駕した存在を作り出したのだ!! さぁ、殺せ!! 壊せ!! 全てを━━」
( . )
オサムの言葉は最後まで発せられることはなかった。
音もなく近付いた人形の手により、オサムは切り捨てられ、消えた。
自分が生み出した狂気に、殺されたのだ。
( . )Aaaaaaaaa!!
人形は生まれたことを誇るかのように、存在を誇示するかのように、吠える。到底生き物とは呼べぬほどの声で。
( A )「さすがに、これはねぇわ……」
(* ー )「ドクオ、さん……」
状況は絶望的だった。しぃは未だ解けぬ魔法によって視力を奪われたまま。武器もない、他に味方もいない。ただの人間にすら劣るドクオしか、あれを止める人間は見当たらない。
けれども、それでもドクオはやるしかなかった。人形も、いや、ビコーズ神父はどこまでも被害者で、救いを求めている。
人を愛した人間が救われないなんてドクオには認められない。
('A`)「やらなきゃ。俺がやらなきゃ……」
ドクオは立ち上がる。たとえ命を投げ出すことになるとしても、譲れないものがそこにはあるから。
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