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('A`)は異世界で戦うようです

4911:2014/07/20(日) 21:24:05 ID:V03MPEb.0

('A`)「お前はここで倒す」

ドクオはさらに力を込める。人形の腕が徐々に押し込まれていき、ドクオは見計らって腕を弾いた。

('A`)「覚悟しろ。人の痛みを教えてやる。他人にやったこと、全部お前に返してやるよ」

( ゚"_ゞ゚)「できるものならやってみろ。その前に、君のお仲間が死んでいるかもしれないがな」

('A`;)「なに?」

( ゚"_ゞ゚)「騎士団の副隊長だったかな? 彼は仲間である男と生き埋めになっている。いつまで保つだろうな」

('A`;)「ショボンさんと……モララー、か?」

( ゚"_ゞ゚)「さらに騎士団の駐屯所では無限に魔物が湧いている。一体の力は弱いが、数の暴力の前にどれだけ抗えるだろうな」

('A`;)「ぐっ……」

( ゚"_ゞ゚)「俺をやったところで彼らの命は助かるかな? 君のいう命の重さとやら、教えてくれるのだろう?」

醜悪な笑みを浮かべるオサムは人形の背中をポンポンと叩いた。すると人形が目にも止まらぬ速さでどこかへと飛び去っていった。

( ゚"_ゞ゚)「あれには駐屯所を完膚なきまでに叩き潰すよう命令を与えている。君の選択肢は三つ。鉱山に行くか、駐屯所に行くか、ここに留まるか。どれを選んだところで死人は出るだろう」

さあ、どうする?

オサムは笑みを崩さない。他人など知ったことではないとでもいう風に、彼はドクオを煽っている。

('A`;)「く、そっ!」

時間はあまり残されていない。悩んでいる暇も惜しい。

ならば、今は信じるしかない。

ドクオはオサムに背を向けて駐屯所へと走り出す。オサムからの攻撃を警戒していたが、何かをする様子は見られなかった。

('A`;)(間に合ってくれ。誰も死なすわけにはいかないんだ!!)


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