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('A`)は異世界で戦うようです
490
:
1
:2014/07/20(日) 21:23:10 ID:V03MPEb.0
('A`;)「神……」
魔剣を掴んでいる手が不気味に煌めいている。無機質な肌も、感情を表さない顔も、この存在そのものが意図的に作られた力だというならこいつは━━
('A`)「まさかこいつは、人間なのか?」
( ゚"_ゞ゚)「何を言っているんだ。当たり前だろう。人間でありながらその価値を高めてやったんだ」
( A )「……」
もう言うことは何もない。こいつは冒してはならない領域を越えてしまった。
ドクオには他人の価値観や倫理観を否定する権利なんてない。自分の考えを押し付けることがどれだけ愚かなことなのかも分かっているつもりだ。
だからこそ、ドクオはオサムを許すことが出来ない。いや、許してはいけない。
こいつを認めてしまったら人という存在を否定するのと同じだ。
ドクオは知っている。自分以外の人間が生きているという普遍の事実を。
ドクオは見てきている。自分以外の人間が生活を営んでいることを。
ドクオは痛感している。自分以外の人間が他人のために流す涙がどれだけ温かいものかを。
こいつは、それを、踏み躙った。
( A )「許せねえよ。人の命を、生活を、人生をなんだと思ってやがる」
(゚A゚)「神? 価値を高める? 何様のつもりだ!? 悪戯に与えられた力がどれだけの悲劇を産むか知ってんのかよ!?」
力とは単体では意味などない。それを持つ人間の有り様によって形を変えるものだから。
渡辺のように思いやりが出来るから人を守るための力となり、ショボンのように自らの信念に基づくからこそ大切なものを守るための剣となる。
力があるから戦うのではない。力があるから守るのではない。
目的を達するために望んだもの、必要だったから選んだものが力だったに過ぎないのだ。
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