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('A`)は異世界で戦うようです

449:2014/07/11(金) 22:59:54 ID:MuFWsT2w0

自分の部下も岩の中に埋もれているはずだ。これぐらいで簡単に死んではいないだろうが、長くは持たない。

(´・ω・`)「少しだけ待っていてくれ。すぐに助けに来る」

部屋の向こう、壁を一枚挟んだ辺りから広めにスペースを作っておく。あまり距離は離れていなかったため、これで問題ないと思う。

ようやくショボンは一息つくと、再び魔力探索術式を展開させようとして━━

突如吹き飛んだ壁、そこから光線が伸びてきた。

(;´・ω・`)そ「なっ」

身を伏せてそれを避けると第二撃が向かってくる。今度は跳躍、さらに三、四と光線が雨霰と降り注ぐ。

飛んできた方を見れば、穴の空いた壁に傷一つないモララーが先程と同じ笑みを浮かべてこちらを見ていた。

(  ∀ )

(;´・ω・`)「くっ、もはや逃げられないか」

モララーはすでに獲物を握っている。逃げ道のないこの空間では彼をやり過ごすことはできそうもない。

けれどもモララーは自分の部下だ。彼が入団してから何かと世話を焼いてきた。応用魔法を教えたし、戦闘技術を磨かせた。一緒に酒を飲んで愚痴を言い合って過去の話に涙して励まし合った。

そんなモララーに、自分は剣を向けねばならないのか?

(´ ω `)(僕は何のために騎士になった)

騎士とは弱きを守る盾、悪を挫く剣。

自分に立てた誓いはなんだ。

それは目の前にある全ての理不尽をこの手で救うこと。

自分の正義は何のためにある。

それは悪に虐げられる人達を救うために。

ショボンは剣を勢いよく抜き放つ。

(´・ω・`)「私は王都ヴィップ騎士団副団長、ショボン。いざ参る!」


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