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('A`)は異世界で戦うようです
439
:
1
:2014/07/11(金) 22:51:08 ID:MuFWsT2w0
体勢を立て直しながら、槍が飛んできた方向を見る。そこには岩で作られた巨大な人形が仁王立ちしていた。
体躯はドクオの四倍ほど、無造作に組む合わさった岩は大小様々でなんとか人らしい形を成してはいるものの所々不自然な凹凸があるせいでおよそ芸術性の欠片もない。ただ命を奪うために作られた無作法な木偶人形のようだ。
こいつはどうやらドクオが宿舎に向かうのを邪魔したいらしい。道幅一杯の体は横を通る隙が一切見当たらない。
('A`;)(ゴーレム!?)
ドクオが一歩踏み出すと、ゴーレムもこちらを狙って自らの体に使われている岩を分離させて飛ばしてきた。
軽く避けてドクオはゴーレムの懐へ入ると左足の部分を斬りつける。魔剣によって岩が消失し、バランスを崩す。
と、ドクオは回避の体勢に入ろうとしてその目を疑った。
左足を失ったはずのゴーレムは、舗装された道のレンガをその足に吸収し始めたのだ。すぐに新しい足を取り戻すとゴーレムは腕を振り下ろす。
左へと回避、が、先ほど飛ばしたはすの岩が後方からドクオの体へと命中する。
( A )「ごっ」
軽く数メートルを転がり、立ち上がるがすぐに岩が飛来し、避けてはゴーレム本体から攻撃の繰り返しで、いつの間にかドクオは防戦一方になっていた。
('A`;)(動きは早くないのに、四方八方から攻撃されたらさすがに避けきれん)
しかもゴーレムのどこを破壊しても周囲に岩や土があれば瞬く間に腕や足を一回り大きく再生してしまうため、敵の攻撃範囲は徐々に広がっていってしまうのだった。
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