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('A`)は異世界で戦うようです

409:2014/07/03(木) 18:22:13 ID:2V.Din8.0

【+  】ゞ゚)「まだまだ人形はある。君はどこまで耐えられるかな」

モララーが槍を構え直すとそこかしこから魔法陣が現れ、先程と同じ黒い人形が周囲を埋め尽くす。それらは一斉にモララーの方へと頭を向けると、ぎこちない動きでこちらへ攻撃を繰り出してきた。

飛び道具は持たないらしく、全て近接攻撃だけ。ならばとモララーは中空に手をかざし、詠唱。巨大な魔法陣を作り出し、この周辺を吹き飛ばす光の魔法を繰り出した。

光はモララーの目の前一帯を飲み込み、地を剥がし建物を粉砕し、ありとあらゆる物質を破壊していく。人形達は声をあげることなく消滅していったが、棺桶の男には通用していないように見えた。

さらにもう一撃大きな魔法。今度は範囲魔法ではなく、目標を定めた強力な一点突破の魔法だ。棺桶男の周辺の光を圧縮圧縮圧縮。物体の許容量を越えて内包された光の魔力が内部から爆発を起こした。

砂煙が巻き起こり視界を奪う。しかし、モララーは動かない。

ここまでやったが、あの男は生きているという確信がモララーの中にはあった。この視界の中、何かをしているかもしれない。しかし、魔力の変動が感じられない以上、下手に動くよりは様子を見るべきだ。

念のため防御系の魔法を準備しつつ、モララーは周辺を警戒する。

煙が晴れると、男は同じ場所に立ったままだった。魔法陣を発動させた形跡もない。

( ・∀・)「こんな雑魚ばっかいくら呼び出しても意味ないぜ。やるならてめえでかかってきな」

あからさまな挑発だが、敵はそれでも動かない。何を考えているのか、表情はびくりともせず、こちらを見ているだけ。

もう一度周辺を確認し、モララーは自身の身体能力を強化する魔法を発動させ、棺桶男に向かう。

殺しはしない。しかし、痛い目にあってはもらおう。何かしらの情報を持っているかもしれない。

モララーが槍を中段に据え、溜めを作った瞬間だった。


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