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('A`)は異世界で戦うようです

402:2014/07/03(木) 18:13:24 ID:2V.Din8.0

('A`)「はぁ、まぁいいけどさ。とりあえず、荷物置いたらショボンさん達待ち?」

自分達が泊まる手筈になっている部屋に荷物を置くと、早速煙草に手をかけた。しぃが顔をしかめてこちらを見てきた。部屋では吸うなということか、自分の近くで吸うなということかは判断できなかったが、とりあえず煙草は戻しておく。

(*゚ー゚)「そうですね、私達は特にすることもありません」

駐屯所を出ると、目の前には高くそびえ立つ鉱山が広がっていた。よく見ると細い糸のようなものが鉱山と街を繋いでいる。あれはなんだろうか。

('A`)「なぁ、あれってなんだ?」

しぃはドクオが指を差した方をじっと見つめると、小さく声をあげた。

(*゚ー゚)「ああ、あれは鉱石や人を運ぶための荷車ですよ。魔力で動きます」

ロープウェイのようなものだろうか。異世界と言えど人が生活を便利にしようと考え付く先は似たようなものなのかとドクオは感心してしまう。

折角だからとドクオとしぃはモ・トコを少し歩くことにする。鉱山都市として名高い街は現在閑散としており、人々は家からあまり出ようとしていないようだ。店などはちらほらシャッターが閉まっているし、ドクオも事の重大さを再確認させられる。

もし、何事もない時に訪れれば筋骨粒々の男達が街を練り歩き、取れた鉱石や資源を巡って様々な人が行き交っていたのだろう。それを思うとドクオは早急に問題を解決しなければと奔走するショボンの気持ちが手に取るように分かった。


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