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('A`)は異世界で戦うようです
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1
:2014/07/03(木) 18:06:21 ID:2V.Din8.0
頭をがしがしと掻いて、ドクオはドアノブに手をかけた。すると、しぃがゆっくりと顔をあげて辺りを見回していた。どうやらお目覚めらしい。
(*うー゚)「ん……具合はどうですか?」
目元を擦りながらしぃが尋ねてくる。顔色がよくないのは寝起きだからだろうか。
('A`)「ん、ああ。特に問題はないよ。夜通し治癒魔法をかけてくれたんだって? ありがとうな」
お礼を言うと、しぃは少々恥ずかしそうにそわそわと体を揺らして、
(*゚ー゚)「お荷物を抱えての名誉の負傷ですから、それくらいは当然です」
とだけ答えた。照れているのか頬が紅く染まっている。
('A`)「そういやさ、ずっと疑問だったんだが魔法使いってのは杖とか棒みたいなのがないと戦えないのか?」
ふと気になっていたことを聞いてみる。渡辺やしぃが魔法を使っているのはいつも箒やステッキを持っていた。モララーにしても多節棍を持っている時にしか魔法を使用していなかった。
(*゚ー゚)「いえ、そんなことはありません。ただ、媒体があるほうが素早く魔法を出せるんです」
('A`)「どういうことだ?」
(*゚ー゚)「簡単に言えば、ステッキや箒などに魔法陣を登録し、それを呼び出すことで詠唱を短縮しているんです。本来魔法を使う際は、魔力に適切な命令を下す術式、つまり魔法陣が必要です。ですが戦闘中や怪我人にいちいち魔法陣を描いていたのでは間に合いません」
(*゚ー゚)「魔法陣とはすなわち魔力への命令ですから言葉としても口に出すことができます。ですが当然それを口にして形にするのも時間がかかります。ですから私達は物に魔法陣をある程度登録して詠唱を短くしているということです」
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