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('A`)は異世界で戦うようです
325
:
1
:2014/06/21(土) 16:45:33 ID:YKMrFccY0
◇◇◇◇
王都とは遠く離れた小さな集落で、一人の男が目の前に作られた光を見て満足そうに頷いた。
「これは素晴らしい。やはり貞子が残したあの術式、無駄ではなかったな」
魔力を集め、人のマナですら集めたあの術式は大いに利用価値がある。貞子はあくまで予備電源のような使い方をしていたが、あれでは宝の持ち腐れだ。
マナとは人が生きるために最も効率化された魔力である。そして人はその身にマナを生成する機構までも備えているのだ。
ならば、マナを操ればその機構を作ることも可能であるということ。
人の存在とはかくも神秘的で、不可思議なものだが、彼女はその可能性を見出だしてくれた。
「楽しい、これは楽しいな。もっともっとシステムを効率的に回せば魔剣に頼らずとも大陸くらいなら簡単に治められる」
男はさらに術式を稼働させる。すると近くにいた人間は消滅し、きらびやかな光へと変換された。
「ふむ。まだまだ改良の余地があるな。人が持つマナはこんなものではないはず」
幾人もの人がマナに変わり、その場所に男一人だけになった頃、男は口元を歪ませながら集めたマナを術式に入れる。
「もう少し足りない。あと少しだけだ」
先日作り上げた実験体は失敗だった。出力をあげすぎたせいか言うことを利かず、挙げ句の果てには自壊してしまったのだ。
「まぁ材料はいくらでもある。もう少し見直してみよう」
男は術式を消して、誰もいなくなった集落をあとにする。
【+ 】ゞ゚)「これからが楽しいゲームの始まりだ、魔剣の主よ」
彼は棺桶死オサム。人の死を操る者である。
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