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('A`)は異世界で戦うようです

311:2014/06/21(土) 16:33:02 ID:YKMrFccY0
◇◇◇◇

( ΦωΦ)「先日の件、ご苦労であったなショボンよ」

謁見の間にてヴィップを治める王、ロマネスクより労いの言葉を受け、ショボンは仰々しく頭を下げた。

( ΦωΦ)「ジョルジュからも例の物を手にいれたとの報告も来ているし、吾が輩は有能な部下を持って鼻が高いのである」

(´・ω・`)「もったいなきお言葉」

( ΦωΦ)「だが、あのドクオという異世界人、気に食わぬな。魔剣があるとは言え調子に乗りすぎているのである」

ロマネスクは忌々しそうに肩をいからせながら、不満をぶちまけた。

また、だ。この男は自分の気に入らないことがあるとすぐに感情を剥き出しにする。ましてや臣下の前でそんなことを口にすれば自分の首を絞めると何故分からないのか。

(´・ω・`)「……陛下の心中お察しいたします。しかし、彼が王都のために尽力していることもまた事実。ここは穏便に」

( ΦωΦ)「……そうであるな。すまぬ、取り乱した」

平静を取り戻し、ロマネスクは要らぬ事情をぺらぺらと喋り始めた。我が儘な王妃が高価な調度品を購入しただの、庭園に大きく手を入れただの、ショボンにはどうでもいい話だ。

その金を出しているのが国中の血税だということも理解していない愚図な王の自慢話など聞くに値しない。

愛想笑いと適度な相槌をうちながら、ショボンはこの王の首を取るための方法を考え出していた。

もちろん、そんなこと出来るわけがない。尊敬はなくとも、彼は一国の王。首を跳ねれば国が傾いてしまう。

そして自分は王を守るための盾であり剣。全てを投げ出すにはあまりに多くを背負い込みすぎた。

(´・ω・`)「……陛下、そろそろ本題を」

( ΦωΦ)「おお、前置きが長くなった。今回貴公を呼んだのは少しばかり問題があるのである」


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