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('A`)は異世界で戦うようです
272
:
1
:2014/06/15(日) 23:19:28 ID:y0WfqNpk0
◇◇◇◇
王都とは違う別の街の建物の中で、三人の人間が集まっていた。皆一様に黒いフードを目深に被り、表情は見えない。
一人の男が口を開いた。
『貞子がやられたか』
『仕方がないんじゃないか? あいつは結果をすぐに求めようとしてからな』
『アポカリプスの進行速度は半分ほどか。だが、今回奴は自信をつけただろう。再びあれを除くのは至難の業だな』
『しばらくは様子を見た方がいいかもしれん。こちらも全ての準備を終えているわけではないし』
『それもそうだ。今回計画の要として使用するはずのヴィップの結界も消えてしまったし、貞子の野郎余計なことを』
『何、すぐに計画は再始動する。それまで束の間の平穏を楽しませておけばいい』
『それに今回収穫がなかったわけでもないしな』
『なに?』
『貞子が使っていた結界を利用して魔力を吸収する術式は非常に面白い結果を見せてくれた。これを使えばもっと面白くなる』
『何をするつもりだ?』
『なぁに、ちょっとしたゲームさ。ドクオとかいうあの男、なかなかに見所がある』
『あまり羽目を外しすぎないようにな。あの男は計画の要だ。殺してしまっては魔剣も失われてしまう』
『分かっているさ。それでは準備をするため失礼させてもらう』
男が部屋を出ると、それを見ていた別の人間がぽつりと呟いた。
『神の前でゲームなどと、愚かなことを』
その声に、誰も気付くことはなかった。
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