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('A`)は異世界で戦うようです
267
:
1
:2014/06/15(日) 22:59:39 ID:y0WfqNpk0
貞子が魔法を使う度にツンの生気のない声と、渡辺の涙声が聞こえる。早く終わらせなければならないのに、ドクオは近付くことさえできない。
飛んで跳ねて斬り飛ばして、時間だけが過ぎていく。その間にもツンの命は縮まっていくのに、ドクオは何もできない。
('A`;)(俺よりもあの二人のが辛いんだ!! とにかく早く……)
ドクオは魔法の中へと走り出す。様々な魔法がドクオの肌を焼き、切り刻み、衝撃を与えるが、そんなものは気にしていられない。
川゚д゚川「近づいたところで無意味なのよ!!」
貞子へとあと一歩までのところで、暴力的な黒い風がドクオを軽々しく吹き飛ばし、宙を荒れ狂う黒雷がドクオの体を貫いた。
( A )(んだよこれ……こんなのチート過ぎんだろ……)
地を転がり、ドクオはとうとう力尽きる。始めから全力で動かしていた体は限界をとうに越えていた。元々があまり丈夫ではない体なのだ、ここまで動けたことが奇跡に等しい。
( A )(なんだよ、これ。こんなのが現実だっていうのか? 救いはないのかよ)
立ち上がろうとするが、すぐに膝から崩れていく。足に力が入らない。
( A )(俺はなんのためにここまできたんだよ。誰かを、渡辺を守るために来たんじゃないのかよ)
それでもドクオはふらふらになりながらもしっかりと二本の足で地を踏んだ。吹き荒れる黒の嵐を何度もその身に受けても、きちんと立ち上がった。
( A )(ここで俺がやらなきゃ、応えなきゃ、二人は世界に絶望したまま死んでくんだ)
剣を握る。腕をあげる。体はまだ、動く。魂も折れちゃいない。
(゚A゚)「まだ終わりじゃねえぞ!!」
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